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アキバ事件初公判(4)~話し相手は携帯掲示板だけか [*事件や事故]

【2010年01月31日】-検察側の冒頭陳述によると、加藤君は事件の2年くらい前から友達付き合いはしていなかったようだ。何か言いたいことがあると携帯電話の掲示板に書いていたというから、家族ともあまり口を利かなかったのだろう。

 携帯掲示板が「不満の唯一のはけ口」だったのだから、歪んだ生活だ。どうして職場の同僚や上司と話さなかったのか。気が合う人がいなかったのか。

 一方、弁護側は冒頭陳述で、高校を出てからの交友関係を次のように説明した。

 「高校の友達とは、就職して青森を離れた後も付き合っていた。」「高校の友達ともメールでやりとりして、一人暮らしの友人の家に遊びに行ったこともある。」「同僚と居酒屋やカラオケに行き、東京に遊びに来たこともあった。趣味は運転で、同僚を誘ってドライブしたりカート場でレースをしたりした。」

 「数年前から携帯電話の掲示板サイトを利用し始めた。最初は人の書き込みを見ていたが、段々自分でも書くようになった。書き込みは増えて、1日に何度も書くようになった」「掲示板を通して知り合った人と会ったこともある。青森から福岡まで、車に乗って訪ねた。」

 加藤君は短大を出てから2年くらいの間は友達付き合いをしていたが、事件を起こす2年くらい前からは人とあまり話しをしなくなっていたのだろう。話し相手が携帯掲示板だけなのはよくない。精神が不安定になっても仕方がない。

・弁護側の冒頭陳述
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100128/trl1001281340017-n1.htm

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アキバ事件初公判(3)~励ましてもらうだけの付き合いは続かない [*事件や事故]

【2010年01月31日】-今回から数回、検察側の冒頭陳述を読んで感じたことを書く。冒頭陳述は検察側が証拠によって証明しようとするストーリーだ。(刑訴296条など)

 1年半前の報道で聞いたことが殆どだが、初めて詳しく知ったこともある。おととしの報道で「彼女ができないから、自暴自棄になった」と何度も聞いたが、冒頭陳述は女の子に振られた経緯を具体的に述べている。

 平成18年8月頃、携帯電話の出会いサイトで女の子と知り合い、電子メールのやり取りをしていた。だが、顔写真を送ったら急に返事が来なくなり、自分の容姿にコンプレックスを抱くようになった。

 仕事も不安定だったので、仕事や容姿に関する悩みを携帯サイトの掲示板に書くようになった。初めのうちは慰めてくれる人がいたが段々少なくなり、20年5月末からは荒らしや「成り済まし」が増えた。

 このため唯一の居場所がなくなり、「自分が殺された」と感じた。被告人は自分以外の者をすべて敵と思うようになり、「みんな死んでしまえ」と考えるようになった。携帯サイトの痛手に加えて、失業しそうになり、怒りを深めた。その結果、犯行を思い立ったという。

・諦めやすい性格
 まず、すぐ諦めてしまう性格のように思った。転職も繰り返した。どうして女の子に1度振られただけで、自信を全く失ってしまうのか。それまでにも振られたのだろうか。

 25歳くらいで恋人がいなくて絶望するのは早すぎる。世の中には、お見合いをして何十回も断れたら人もいる。

 それに加藤君はそんなに不細工だとは思わない。その子は自分の好みに合わないから、連絡を寄越さなくなっただけかも知れない。

 また容姿に自信がないのなら、よくなるように努力はしたのだろうか。努力はしないで、悩んでばかりいても進歩しない。

・一方通行の付き合い
 また励ましてくれる人が段々減ったというが、それは当たり前だ。直接会ったこともない人間を何年も励まし続ける物好きはいない。数回慰めても立ち直らず、いつまでも悩みを書き続けていたら、見放してしまうのは当然だ。そんなことも分からないのは全くどうかしている。

 また自分だけずっと慰めてもらうのも無理だ。友達が困った時には自分が励まさないと、付き合いは続かない。親など目上の人は恩返しをしなくても励まし続けてくれるが、友達は対等だからお礼をしないと助けてくれなくなる。

 冒頭陳述には、「加藤君が掲示板で誰かを励ました」とは全く書いていない。自分がしてもらうことばかり考えていたのだろうか。それでは励ましてもらえなくなるのは仕方がない。

・今こそ詳しく報すべし
 前も書いたが、マスコミは事件が起きた時には大騒ぎをするが、落ち着いて事件を見られるようになった時には、詳しく報じない。メディアは事件を真剣に考える気がない。番組や紙面を作るための材料と思っている節がある。

 次の公判は明日2月1日に開かれ、目撃者や被害者の証人尋問を行う予定だ。

・参考資料
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100129ddm041040144000c.html

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アキバ事件初公判(2)~加藤被告人の態度は模範的 [*事件や事故]

【2010年01月30日】-前回アキバ事件について書いたが、これから数回にわたって断続的にこの事件を取り上げようと思う。今回は、加藤智大被告人の態度について論評したい。

 加藤君は刑事法廷における被告人としては、模範的な態度を示したと思う。人を殺したのに言い逃れようとしたり責任を回避しようとしたりする被告人もいるが、加藤君にはそのようなところが全くなかった。

 産経新聞の記事によると、入廷した時に傍聴席の遺族や被害者に向かって落ち着いた様子で一礼した。検察官が起訴状を朗読している時には、背筋をまっすぐ伸ばし、殆ど身動きをしなかった。

 裁判長に起訴状について問われると、用意してあった紙を見ながら、次のように述べた。テレビ・ニュースでも何度か流れた言葉だ。

 「まずは、この場を借りてお詫びをさせて下さい。亡くなった方、ケガをされた方には、大変申し訳ございませんでした。起訴事実については、事件当時の記憶がないところもありますが、私が事件を起こしたことに間違いはありません。私の償いは、どうして事件を起こしたのかということを明らかにすることです。」

 罪を直視していることが分かる。死刑を覚悟しているのだろう。検察官が冒頭陳述を朗読している間は、顔をしかめることもあったが、慌てることなく聞いていたそうだ。

・死刑か有期刑か
 7人を殺し10人に怪我を負わせたから、普通なら死刑判決が下るところだが、これだけ反省しているだから死刑にする必要はないとも言える。

 裁判官は極刑の理由として「矯正しようがない」と言うことがある。数回刑務所に入ったのに、また人を殺したような人間にまた懲役刑を下して矯正しようとしても、更生しないだろうという訳だ。確かにそういう人間もいる。だが加藤君は自分のしたことを直視して、これだけ反省しているのだから、もう更生したとも考えられる。

 刑務所に15年くらい入れておいてよく贖罪させ、出所してから遺族や被害者に謝らせる方が、極刑に処すよりいいように思うが、どうだろうか。加藤君は既に遺族や被害者に真摯な手紙を書いて、謝罪している。

 遺族は「あんな人間はこの世から消えて欲しい」と思っているだろうし、一般の人も「あんなことをしたのだから、懲役15年くらいでは甘い。処刑するしかない。」と言うだろう。

 だが自分がどんなことをしたのかよく分かっているのだから、もう過ちは繰り返さないはずだ。結論を出すのは、今後加藤君が法廷でしゃべったことを聞いてからでいい。

 このエントリーを書くために産経新聞の記事を読んだ。長いが法廷の様子を克明に説明していて、面白い。時間がある方は、初めの方だけでもいいから読んで頂きたい。以下のリンクから読める。

・資料
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100128/trl1001281114006-n1.htm

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アキバ事件初公判(1)~根本原因は母親のスパルタ教育 [*事件や事故]

【2010年01月28日】-おととしの6月秋葉原で起きた通り魔事件の初公判が今日開かれた。被告人の加藤智大はよく反省したようで、はっきり謝罪した。テレビは大騒ぎするかと思ったが、意外と落ち着いていた。

 検察側の冒頭陳述をざっと読んだ。報道に出ていなかったことも含んでいるが、加藤被告人の生育環境には触れていない。母親が厳しくて、被告人はとんでもないスパルタ教育を受けた。そのため性格が歪んでしまったのだと思う。『週刊現代』は1年半前被告人の弟にインタビューして、詳しく書いた。

 テレビや新聞は「いわゆる派遣切りが原因である」と盛んに言い立てたが、根っこには家庭教育があるはずだ。

 被告人を責める前に、同じような事件が2度と起きないようにするためには、どうしたらいいか考えるべきだと思う。裁判の報道は再発防止にこそ役立てたい。

・資料
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20100128-590136.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100129k0000m040043000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100128/trl1001281605018-n1.htm

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小沢一郎に4度目の銃弾 [政治家]

【2010年01月28日】-今日のニュースで、首相官邸と小沢事務所に銃弾が届いたと聞いたが、インターネットで調べてみたら、26日にも小沢氏の世田谷の自宅に郵送されていた。

 12月25日にも小沢事務所に銃弾が届き、今月18日には民主党とテレビ朝日に送られて来たから、小沢疑惑で銃弾が届いたのは併せて4回だ。

 今日小沢事務所に郵送されて来たのは、ライフルの銃弾らしい。首相官邸に届いた弾の種類は分からない。

 どちらにも文書が入っていて、首相に対しては「死ね」と暴言を綴り、小沢氏に対しては「小沢を標的」と書いてあった。

 同じ団体が送ったのか。今まで政治家に4度も銃弾が送られることはあっただろうか。国民の怒りは大きい。

 暗殺などはやめてもらいたい。小沢は反省して、せめて幹事長を辞めるすべきだ。(敬称略)

・資料
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2010012800511
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100127ddm041040145000c.html

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報道とリーク(下)~メディアはリークが欲しくて捜査機関を褒める [*マスコミ]

【2010年01月27日】-「捜査機関はリークして、都合のいい情報をメディアに流させることがある」と書いたが、そんなリークは松本サリン事件以降大きく減って、今では殆どないと思う。

 情報をもらうために、メディアは警察や検察をむやみに褒める問題もある。

 朝日新聞を取っていた頃、毎年秋に東京地検特捜部に関する2ページの特集を載せるので、不思議に思った。今回のように特捜部が話題になった直後なら分かるが、いつもそうではないので意外だった。

 意図を探ろうとしながら読むと、特捜部を褒めていることが分かり、更に訝しく思った。段々検察に媚びを売って情報をもらうためだろうと思うようになった。読売や毎日も毎秋特集を載せて、検察に取り入ろうとしているようだ。
 
 産経新聞を取っていた時には、東京版が年に2回も警視庁の巡査を表彰するので驚いた。刑事ではなく巡査を表彰するのは不思議だ。巡査は捜査に当たらないはずだ。

 中高年の巡査が緊張した面持ちで写真に写っていたので、奇妙な紙面になっていた。読者には評判が悪いだろう。科学警察研究所を称えることもあった。産経が記事を装ってこんなことをするのは、記者の数が他紙より少ないので、警察に取り入る必要があるのだと思う。

・時事通信の露骨な褒め方
 1月18日には警視総監が交代したが、メディアは新任の池田克彦氏を早速褒めた。日本テレビは「警備のエキスパート」と字幕に書き続けた。

 時事通信は14日付の記事で褒めちぎった。「博識」「ユーモア」「おおらかな人柄と豊富な知識、部下を思いやる心」「話術で人を引き付け、仕事の意欲も導き出す」と書いた。

 本を7冊も書いているので博識は確かだし、ユーモアがあるのも事実のようだ。だが、他のエリート公務員も話術に長け、部下をそれなりに思いやるはずだ。媚びたい気持ちがありありと出た文章だ。

 読売と毎日も就任の記事を載せて褒めたが、時事ほど露骨でない。時事はどうなっているのか。メディアはいつも官僚をけなしているのに、警視総監が就任する時だけは褒めるから、気分がおかしくなる。

 20年くらい前、検事総長を務めた伊藤栄樹氏が退職した時や亡くなった時、マスコミが盛んに称えたのも、検察から情報をもらうためだったのだろう。余りに賞賛するので不愉快になった。

 取り入りたいのなら紙面や電波を使わずに直接褒めればいい。活字にしないといけないのなら、社内報にでも載せれて渡せばいい。ニュースとして、捜査機関に対する媚びを見せられるのはひどい迷惑だ。

 日教組が子供をそっちのけにしているように、メディアは取材先に対する広報をニュースとして流す。部数や視聴率が落ちて、赤字を出すのは当然だ。

・捜査機関はリークをせずに公式に発表すべし
 以上のような理由でリークはやめるべきだが、事件に関する報道がなくなっていい訳ではない。
日本人は捜査状況を知る必要がある。

 都心で遺体が見つかったら、メディアは大きく取り上げる。どんな状況なのか詳しく伝える。だが容疑者が逮捕されたら、報道が止まってしまうのは不自然だ。どんな人間なのか、警察で何と話したのか聞きたい。のぞき趣味ではなく、日本国内で起きた大きな出来事について知る必要がある。

 だからリークでなくとも捜査状況は報道しなければならない。今非公式に記者に話せる程度のことは、捜査担当者が記者会見で公式に言うといいと思う。今でも刑事や検事が記者会見を開くことがある。それをもっと頻繁にやれば、リークはいらなくなる。大きく減るはずだ。記者も取材が楽になる。

 だがそうすると競争がなくなり、どのメディアも同じ内容を報じることになるから、大手メディアは反対するかも知れない。捜査機関も困るかも知れない。だがリークを減らすには他に方法がないと思う。

・引用文献
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010011400798
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100118-OYT1T00981.htm?from=navlp
http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20100116k0000m070134000c.html

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報道とリーク(中)~リークが冤罪を生む [*マスコミ]

【2010年01月26日】-捜査機関が記者に情報を漏らす場合、内容が正しければいいが、間違っていると問題を生み出す。

 まず冤罪を生み出してしまうことがある。

 10年くらい前、冤罪を扱ったテレビで次のような場面を見た。容疑者がどうしても自白しないので、刑事が新聞記事を見せた。そこには「容疑者が犯人だ」と書いてあった。刑事はそれを見せながら、「新聞にもこう書いてある。お前がやったのだ。」と容疑者に自白を迫った。容疑者は犯人ではないのに、犯行を認めてしまった。

 刑事は容疑者を犯人と思い込んで、記者にそう話した。記者はそれを鵜呑みにして、記事にした。だから、こんなことが起きた訳だ。

 冤罪については批判が多いが、無理な取り調べは大きく減っていると思う。上に書いたことも30年くらい前のことだ。何十年も前の警察と今の警察をごっちゃにしてはいけない。

 また警察は都道府県ごとの組織だから、地域差があるはずだ。年代と地域を考慮しないのも、「ないまぜ報道」だ。

 最近は容疑者に配慮するようになって、千葉大の荻野友花里さんを殺したと自供した竪山辰美被告人の顔と名を、すぐには公表しなかった。

 また東京と鳥取の詐欺女の名と顔も、テレビは出さない。千葉県警と鳥取県警が許可しないのだそうだ。(荻野さんの事件も千葉県警が担当しており、忙しい。)

・警察が誤報の責任を取らない
 リークだと間違えた時に、警察が責任を取らない問題もある。松本サリン事件では当初、河野義行さんが犯人だと疑われ、メディアは「凶悪なことをしたのに、自白せず卑怯だ」といった調子で2週間ほど非難し続けた。

 だが地下鉄サリン事件が起きて、真犯人はオウム真理教だと分かり、河野さんに対する疑いは晴れた。警察は河野さんを被疑者として取り調べたが、公式に発表した訳ではないので、罪を認めなかった。

 テレビ朝日の『スクープ』という番組では、鳥越俊太郎氏が長野県警にまで出向いて、河野さんに嫌疑をかけたことを追及した。同県警はカメラを庁舎内に入れることも拒否し、「マスコミが勝手に言ったこと」と責任をメディアに転嫁した。

 マス・メディアはリークという不正な手段で情報を得ているから、間違えた時には責任を押し付けられてしまう。リークはなるべく減らして公式に発表すれば、こういう問題は少なくなるはずだ。

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報道とリーク(上)~リークはあるのか、ないのか [*マスコミ]

【2010年01月25日】-先週、石川知裕容疑者が検事に話したことが何度もニュースに出たので、検察がメディアにリークをしていると批判が巻き起こった。

 民主党が不利なリーク報道をやめて欲しいのは分かるが、自民党の河野太郎議員も批判した。検察も警察もいつもこのようなリークをして、メディアはそれを報じているのに、今回だけ批判が出た。

 自民党は政権を取っている間、リーク報道の被害を受けたはずだが、公式に抗議したことはないと思う。民主党は保身の気持ちが強いようだ。

・リークはある
 元検事の落合洋司弁護士は1月21日のブログで、検事が世論誘導のためにリークすることを認めた。「東京地検でメディアに対応できるのは副部長以上だが、記者は平検事にも接触を試みる。幹部も平検事も、世論を有利に誘導するため情報を漏らすことがある。一方、特捜部の捜査方針に批判的な高検などの検事が、偽情報をわざと流すこともある。」と書いた。

 一方、東京地検特捜部長だった熊崎勝彦弁護士は、同じく21日フジテレビの『とくダネ!』に出演して、リークをきっぱり否定した。J-CAST によると「検事が自分から喋って情報操作をして、世論を盛り上げるなんてことはあり得ない。捜査は証拠と疑いに基づいて、淡々とやらざるを得ない。それしかない。」と語った。以前の勤め先に代わって、公式見解を代弁したのだろう。

・本当のことを言って首
 リークについては面白いというか馬鹿げたことが起きた。NHK の『手話ニュース』は16日、「小沢の秘書だった石川知裕が、容疑を認めた」と伝えた。これを見た視聴者が NHK に電話して「検察のリークがあるのか」と尋ねたら、NHK の職員は「あり得る」と認めた。そのため上層部はこの職員を業務から外し、上司を処分したというのだ。

 NHK は「担当者がリークの意味を正確に理解しないまま、思い込み回答した」と言い訳をした、嘘をついてきたが、それを認めてしまったので、別の嘘をついて初めの嘘をつき続けようというのだ。本当のことを言って、首になったのだから気の毒だ。組織はこういうものだが、これでいい訳ではない。

 捜査機関は間違いなくリークをしていて、NHK も散々リークによってニュースを流してきたのに、公式には認めず解雇と処分をした。NHK に報道の自由を主張する資格はない。

・資料
リークについて :
http://www.j-cast.com/2010/01/22058559.html
http://www.j-cast.com/tv/2010/01/21058382.html
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20100121

NHK について : http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY201001250353.html
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100126ddm041040057000c.html

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鳩山首相は20年前、室蘭のホステスを愛人にしていた [政治家]

【2010年01月25日】-また鳩山首相について書く。去年の8月30日「民主政権をどうするか」というエントリーを掲載したら、ある方がコメントを寄せて下さり、「鳩山由紀夫代表は、室蘭市のクラブ・ママを愛人にしていた」と教えてくれた。それまで鳩山代表の醜聞については聞いたことがなかった。

 年末『週刊新潮』の12月31日・1月7日号を読んだら、詳しく書いてあった。愛人だったのは、室蘭の「ブルーボン」というクラブのホステスで、当時36歳だった。当時首相は37歳。まだ選挙前で、その地域から出場することが決まったばかりだった。

 その頃ホステスは結婚していて、子供が二人いたが、別居していた。店が終わった後、一緒に鳩山のマンションに向かったそうだ。そのホステスは金遣いが荒いので借金を作り、室蘭から姿を消したという。週刊誌のことだから、尾ひれをつけているだろう。細部は信用しない。

 『週刊新潮』はその元ホステスの現在の居場所を摑んで、接触したが、何も話してくれなかったそうだ。今でも室蘭にはブルーボンというクラブがある。

 幸夫人も人妻だった。アメリカにはまだ前夫が暮らしていて、「あんなのに首相になる資格はない」と怒っているらしい。これも『週刊新潮』に書いてあった。人のものを奪ってばかりいて、どうかしている。女性ニュース・キャスターにも、そんなのがいる。

・参考資料
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/24056901.html

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「雇われママ」の鳩山首相は自分の首も心配か [政治家]

【2010年01月24日】-昨日のエントリーを書いてから、鳩山首相の発言を考えていた。首相は16日、小沢一郎に対して「私も小沢幹事長を信じています。どうぞ戦って下さい。」と言った。

 21日の夕方は、逮捕された石川議員について「起訴されないことを望みたいと思います。」と話した。

 どちらも確かに不適切だが、自分の気持ちを吐露したのではないか。「小沢の力で首相になったから幹事長が逮捕でもされたら、多分自分も辞めることになる。石川議員が起訴されれば、幹事長の責任も生じる。」と思って、こう言ったように思う。

 鳩山首相は毎日不安なのだろう。小沢や石川のことも心配だが、「雇われママ」の自分がいつ辞任に追い込まれるか気が休まらないのだと思う。

 産経新聞政治部の石橋文登次長は、16日の発言について17日付の記事で「検察を牽制したか小沢を突き放したか、どちらかだろう」と書いたが、21日の発言まで併せて考えると、どちらでもないだろう。

 首相の不安な気持ちを察して慰めてやる必要はないが、メディアは非難ばかりせず、心情を探って解説すべきだ。批判はもう聞き飽きた。メディアは本来の役割を果たしていない。

・引用文献
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100117/plc1001171802007-n1.htm

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小沢一郎はシラを切り続けるつもりか [政治家]

【2010年01月23日】-妙に注目を集めた東京地検の小沢聴取が終了した。終わったあと小沢は記者会見に臨み、疑惑を全面的に否定した。

 不正なカネはもらっていない。報告書の記載は秘書に任せていた。相談や報告は受けていない。帳簿を見たこともない。銀行からカネを借りた理由は知らない。

 ないない尽くしだ。全部嘘だと思う。全部秘書のせいにして逃げるつもりだ。誰でも罪は認めたくないが、嘘としても余りにひどい。

 小沢事務所では、秘書が勝手に4億円もの土地を買うのか。小沢は横暴だから、そんなことをしたらすぐ首にするだろう。

 民主党の幹事長だけでなく、国会議員も辞めて欲しい。

・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100116-014762/news/20100123-OYT1T00839.htm http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010012300269&j1
http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY201001230241.html

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首相の「不起訴」希望発言より、景気対策の方が大事だ [*マスコミ]

【2010年01月23日】-鳩山首相は1月21日夕方また軽率なことを言った。「石川議員が起訴されないことを望む」と語った。マス・メディアはまた飛びついた。

 22日午後 NHK と日本テレビのニュースを見たら、これがトップ項目だったので驚いた。午前中国会で、自民党の茂木敏充議員が首相に質した場面を放送したのだ。

 確かに首相の発言は問題だ。起訴しないよう検察に圧力をかけたとも考えられる。だが第1項目にするほど重要だろうか。第2か第3でいいのではないか。

 茂木議員は政府の「成長戦略」についても質問したが、両局は全く取り上げなかった。夜の『情報ステーション』は取り上げた。(「戦略」の使い方もおかしい。)首相の失言より、景気対策や技術力の向上の方が大事だと思う。

・既に指揮権発動か
 首相がそんなことを言ったのは、法務省筋から「石川は起訴されない」と聞いたからかも知れない。

 千葉法相は18日、「一般論として指揮権を発動することはある」と述べた。既に指揮権を発動して、検察幹部に「大久保と池田は起訴してもいいが、小沢と池田は起訴しないように」と指示したのかも知れない。現在分かっていることからすれば、そんな推測も成り立つ。

 こんな内情を考えようともせず、首相の一言を槍玉に上げるメディアは、いつものように無責任で脳天気だと思う。「権力者は監視すべし」と思って首相の一言半句を取り上げるようだが、千葉法相が既に指揮権を発動したのなら、そっちの方が重大だ。

 小泉純一郎の指示により東京地検は罪をでっち上げて、鈴木宗男と佐藤優を逮捕起訴したのだから、保身のために捜査を曲げることもあるだろう。

 読売、産経、朝日の新聞各紙も23日の社説で首相の発言を取り上げたが、指揮権と絡めた論評は一切ない。非難するばかりで詰まらない。

 首相の失言より、景気対策の方が重要だ。デフレは進行しているし、百貨店の売り上げは去年大きく下がった。首相の失言はどうでもいいとは言わないが、不況のため困っている人が多いのだから、メディアは景気対策こそ報じるべきだ。(敬称略)

・資料
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100121-OYT1T01238.htm

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100116-014762/news/20100122-OYT1T00273.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100119-OYT1T00668.htm

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小沢一郎や小泉純一郎は在日朝鮮人という説 [政治家]

【2010年01月22日に掲載、23日訂正】-どこかで「民主党の小沢一郎幹事長のお母さんは在日朝鮮人だ」と読んだ。グーグルで検索すると、「他のキーワード」として「小沢一郎 在日」とも出る。インターネットにはかなり流布している説な訳だ。

 そんなサイトを読んでみると、父親も朝鮮人だったと書いてある。驚いた。差別意識から言うのではない。朝鮮人の血を引いていても構わない。古墳時代などには帰化人が日本に文化をもたらし、日本人と結婚した。

 だが、最近帰化したのなら話は別だ。政治家の出自は大事だ。法律上は日本人でも、血は全く外国人で親戚が外国にいるのなら、その国に特別な気持ちを抱き利害も考えるはずだ。日本の立場だけで発言するとは思えない。日本に対する愛国心も低いはずだ。

 もし小沢が本当に在日朝鮮人の2世なら、広く知らしめる必要があるのではないか。

 小泉純一郎・元首相も、朝鮮人の血を引いているそうだ。父が在日朝鮮人だったらしい。おととい届いた国民新聞には、土井たか子や福島瑞穂も在日朝鮮人と書いてあった。

 小沢が独りよがりで自分の利益ばかり考えるのは、在日2世だからではないか。小泉が冷たいことをしたのは、朝鮮人の血を引いているからではないのか。

 土井や福島が日本のことより朝鮮や中国のことを優先させるのも、元々日本人ではないからだろう。有権者は政治家の出自を知っておく必要がある。(敬称略)

・参考資料
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1422744364
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1322748363

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岩手4区の有権者がその気になれば、小沢一郎などイチコロだ [政治家]

【2010年01月21日】-18日に通常国会が始まって、今日で4日目だ。報道の中心は小沢一郎氏の金銭疑惑だが、いつもほどは過熱していない。

 小沢に怒っている人が多いが、小沢だけが悪いのではない。献金したゼネコンや投票した有権者にも責任がある。

 岩手4区の有権者が小沢を見切れば、落選する。小沢を政界から葬るのは簡単だ。岩手4区の有権者が小沢に投票しなければいいのだ。検察が起訴するより確実に引退させられる。

 だが去年の衆院選でも、岩手4区の有権者は小沢を当選させた。次点との差は9万票もあり、圧勝だ。3月には秘書の大久保隆規が逮捕されて金銭疑惑ははっきり分かったのに、小沢に投票した。同区の有権者は疑惑を気にしなかった訳だ。

 大物議員に疑惑が発覚しても、落選することはあまりない。田中角栄はロッキード事件で逮捕されてからも、当選し続けた。作家の野坂昭如は、角栄の当選を阻止するため新潟3区に立候補したが、落選した。

 角栄の跡を継いだ田中真紀子女史も、外務大臣の時信用を失ったのに、まだ当選している。政策や資質を全く考慮に入れない有権者がいるのだ。

 リクルート事件が起きても竹下登は当選したが、藤波孝生は事件の後、1度落選した。大物が金銭スキャンダルで落選することは珍しい。ロッキードもリクルートも冤罪のようだから、事件に左右されなかった各地の有権者は結果的に賢明だったことになる。

 小沢が大物と言っても、角栄などとは比べ物にならない。早くから出世し、選挙に強いだけだ。政治家の責務は分かっていない。

・有権者の意識
 地方の有権者が大物政治家に抱くイメージは、「東京で活躍している我が県の代表」なのではないか。だから少々疑惑があっても、赦してしまうのだと思う。

 そんな郷土心からだけ大物に投票するのではない。後援会に入っていれば当然支持する。小沢も二世議員だから、父親から後援会を譲り受けたはずだ。(父は弁護士でもあった。小沢も弁護士を目指したが、司法試験には受からなかったようだ。)

 また建設会社などの支持団体のメンバーや家族も投票する。生活がかかっているから、議員の不正を知っても応援投票する。

 支持団体は普段は政治家に献金する。選挙の時は応援するようだ。社員がボランティアとして選挙運動を手伝う。ポスターを貼ったり集会を開いたりするのだろう。

 選挙の時手伝ってくれたから議員はその会社に便宜を図り、会社は選挙の時また議員を助ける。持ちつ持たれつの関係ができてしまう。このような関係は建築業に特に多いようだ。単価が高いから、政治家を助けられるのだと思う。

 建設会社など支持団体が小沢を応援しても、他の有権者が小沢などに投票しなければいいが、投票してしまう。小沢が当選しないと、ゼネコンの人たちは仕事が減って困るが、他の人まで利権政治屋に投票するのは理解できない。ポスターなどで候補者の名を何度も見て、「いい政治家」と思ってしまうのか。

 そんな人たちが考えを変えれば、小沢一郎のような利益誘導型の政治家は落選させることができる。ぜひ考え直して欲しい。(敬称略)

・参考資料
小沢一郎 :
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8%80%E9%83%8E

岩手4区 : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%E7%AC%AC4%E5%8C%BA

田中角栄 : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%A7%92%E6%A0%84#.E8.A7.92.E6.A0.84.E8.AA.9E.E9.8C.B2

藤波孝生 : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E6%B3%A2%E5%AD%9D%E7%94%9F

三バン : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E3%83%90%E3%83%B3

野坂昭如 : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%9D%82%E6%98%AD%E5%A6%82#.E7.BF.BB.E8.A8.B3

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とうとう民主党の1年生議員が小沢一郎を批判 [政治家]

【2010年01月20日に掲載、21日に加筆訂正】-「民主党から小沢一郎に対する批判が殆ど出て来ない」と言われているが、とうとう去年当選したばかりの民主党議員がテレビで小沢を批判した。

 横粂勝仁議員は18日、TBS 系列の『朝ズバッ!』に生出演して、「潔白というなら小沢幹事長は検察の事情聴取に応じるべきだ。秘書が逮捕された以上、一定の責任はある。」などと述べた。

 渡部恒三や前原誠司以外にも、小沢を公の場で批判する民主党議員がやっと現れた。だが田中真紀子も小沢問題には触れない。小沢の権力はよほど強いようだ。

 横粂議員はこんなことを言ったので幹部に目を付けられ、次の選挙の時公認してもらえないかも知れない。反小沢派が党代表なら大丈夫だとしても、小沢派が代表だったら今回テレビで小沢を批判したことを覚えていて、公認しないだろう。

 有権者も覚えていて、「横粂は正論を言うし、勇気がある」と評価して投票すればいいが、有権者の方はきっと忘れている。落選しかねない。

 選挙区は神奈川11区で、小泉進次郎と同じだ。去年は小泉に敗れたが、比例区で復活した。元々民主党の公認をもらっても厳しいから、今回捨て身の作戦に出たのかも知れない。

 政治家が自由に発言できないのは政党が締め付けるからだし、有権者が政治家の勇気ある発言を忘れてしまうからでもある。忘れっぽい有権者が政治家ばかり責めるのは、お門違いだ。

・参考資料
http://www.j-cast.com/tv/2010/01/18058077.html

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テレ朝が銃弾を送られたのは、民主党を擁護しすぎたからだろう(下) [*マスコミ]

【2010年01月19日】-『スーパーモーニング』は12月25日は鳩山首相の偽装献金問題を取り上げ、やはり民主党を擁護した。山口は「政治資金規制法違反としては軽い。そんなことで時間を使ってほしくない。」と述べた。いつも同じことを言う男だ。

 大谷は次のように語った。「首相に対して強制捜査をしなかったのは、見返りとか悪質性とか国民に対する重大な裏切り行為とは言えないから。秘書の一人は罰金30万円でしょ。いま万引きでも最高50万円です。秘書の万引き程度で総理大臣が辞めてたらどうなる、という発想もある。」と擁護した。

 本来は首相も起訴されるべきだったが、それは見逃してもらったのだから、辞めなくていいという理屈にはならない。大谷の言い分は牽強付会だ。

 『サンデープロジェクト』でも東京地検の小沢捜査を批判したようだが、『情報ステーション』を見ていて民主党寄りだと感じたことはない。

・テレ朝の偏向は17年前から
 テレ朝が民主党に好意的なのは、椿問題がまだ続いているということだろう。報道局長だった椿貞良は1993年9月、民放連の会合で「自民党政権の存続を阻止して、非自民政権が成立するような報道をするよう部下に命じた」などと語ったので、放送法に違反する疑義が生じ、国会は椿を証人喚問した。17年前から自民党以外の政党に肩入れしているのだ。

 産経新聞を除く他の大手メディアも自民党が嫌いで、民主党や旧社会党が好きだが、テレ朝や朝日新聞にはその傾向が特に強いのだと思う。(テレ朝は実質的に朝日新聞の子会社だ。)

 先に引用した毎日新聞の記事によると、テレ朝は昨日届いた銃弾について「こうした脅迫にひるむことなく、今後とも公平公正な報道に努めていく」というコメントを出した。散々偏っておいて何を言うか。小沢一郎のように良心が麻痺しているのではないか。

 それでも少しは反省したのか、J-CAST の記事を読む限りでは、『スーパーモーニング』は今日19日、民主党を擁護するようなことは言わなかった。

・その他
 小沢一郎に対しては去年の12月25日にも、銃弾が郵便で届いたそうだ。衆議院議員会館の小沢事務所に、銃弾が1個入った封筒が届いた。

 また今月15日には世田谷区の小沢邸の前で、火炎瓶を持った男が公務執行妨害の容疑で逮捕された。

 騒ぎが起きても開き直っていたのだから、小沢一郎はふてぶてしい。それでも今日の報道によると、検察の事情聴取を受ける気になったから、少し反省した。

・言葉遣い
 昨日民主党などに銃弾が届いたことを伝える各社の記事を読んだが、朝日、産経、東京、共同、時事が「警視庁への取材で分かった」などと書いていた。

 「警視庁に取材して分かった」でも同じ字数なのに、わざわざ「への」と書いた。言葉も直せない連中が「政治の腐敗をなくす」と息巻いても、無理だ。左翼メディアの連中は、せめて身の程をわきまえて欲しい。うぬぼれているから、日本人に共産主義を押し付けるはずだ。

・参考資料
読売 :
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100119-OYT1T00641.htm
毎日 : http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100119k0000e040074000c.html
産経 : http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100119/crm1001191226019-n1.htm
朝日 : http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY201001190210.html
東京 : http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010011902000222.html
共同 : http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011901000296.html
時事 : http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010011900274&j1

スーパーモーニング : http://www.j-cast.com/tv/2010/01/15057957.html
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/25056965.html

椿問題 : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%BF%E4%BA%8B%E4%BB%B6

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テレ朝が銃弾を送られたのは、民主党を擁護しすぎたからだろう(上) [*マスコミ]

【2010年01月19日】-昨日、民主党本部とテレビ朝日に銃弾の入った封筒が届いた。小沢一郎と報道内容を批判する文書も入っていた。消印は岡山県内だそうだから、同県の右翼団体が送ったのだろう。

 マスコミが騒ぎすぎると、時々こんなことが起きる。8年くらい前、日本ハムが不祥事を起こした時には、店に並んでいる同社のハムに針を入れた男がいた。

 右翼団体などが小沢一郎に怒るのは理解できる。4億円もの不明朗な金を動かし、元秘書が3人も逮捕されたのに、「自分は悪くない。検察と戦う。」などと開き直ったからだろう。

・怒りの対象はテレ朝だけかメディア全体か
 だがテレ朝に銃弾を送ったのはなぜなのか。同社の報道姿勢に抗議したかったからか。それとも他社の報道も含めてマス・メディア全体を批判したかったのか。各種の報道を見るとその点が曖昧だ。

 共同と時事は「『マスコミ各位』で始まる手書きの文書が同封してあり、民主党に関する報道を批判する内容が書いてあった」などと伝えたから、メディア全体を対象にしたと受け取れる。

 だが、東京新聞と産経新聞は「民主党を擁護するような報道に対する批判」などと書いたので、テレ朝だけの批判と思わせる。

 また読売新聞は、テレ朝に届いた封筒には「民主党に対する同社の報道姿勢を批判する筆書きの手紙」が同封してあったと書いたので、テレ朝の報道に対する抗議ということになる。

 「マスコミ各位」で始まっていても、テレ朝の報道に抗議したと考えていいと思う。

・『スーパーモーニング』の民主党擁護は甚だしい
 テレ朝に抗議したかったのなら、同社の民主党寄りの偏向報道に怒っているのだろう。

 午前中放送している『スーパーモーニング』は、民主党を擁護することが度々ある。

 1月15日は、自民党の作った「小沢幹事長不正資金追及プロジェクト・チーム」を取り上げたが、露骨に民主党の味方をした。

 週刊朝日編集長の山口一臣は、「これまでの金銭スキャンダル追及はどれも相手にダメージを与えようというだけ。そんなことで時間を使ってもらいたくない。政治と金についての枠組みを作らないと意味ない。」と述べた。

 今まで自民党の不祥事が発覚した時、朝日新聞も週刊朝日も徹底解明を求めてきたはずだから、全く違う。民主党に甘いのだ。

 ジャーナリストの大谷昭宏は、次のように話した。「小沢さんには一体どこが事件なの?という気があると思う。ゼネコンからの金も職務権限に関わらなければ、ただの献金だし記載漏れだ。『天の声』という罪はあるのか。不可解だが、『不可解罪』というのはない。立法府に司法がちょっかいを出すことが繰り返されていいのか。あり方を与野党で考えるべきだ。」

 「検察は捜査をやめよ」と言ったようなものだ。国会議員が不正をしたら、司法が捜査するのは当然だ。

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マスコミは小沢派の人数と抗議デモを伝えよ [政治家]

【2010年01月18日】-今日、通常国会が開会した。地検は国会が開幕する前に小沢を逮捕するかと思っていたが、それはなかった。小沢が「検察と戦う」などと息巻いたのは、検察を牽制するためだったのかも知れない。

 昨日のエントリーに「小沢が幹事長を辞めないのは、派閥が強大だからだろう」と書いた。今日改めて、大手メディアが小沢派の人数に触れていないか調べたが、どうも全くない。「小沢派」をキーワードにしてグーグル・ニュースで検索したら、ヒットした記事は5件だけで、どの記事も小沢派の人数には触れていないようだ。

 信じられないことだ。小沢派の人数は、今の政治状況を理解するのに一番大切なデータではないか。それを伝えないで、「今国会の最大テーマは政治とカネ」などと言うのはどうかしている。日本テレビや毎日新聞はそう書いた。大騒ぎするが、肝心なことはわざと伝えないのだ。

 「政治資金で追及するより、景気対策を考えてくれ」と思っている一般国民が多いはずだ。自民党などが民主党を追及して支持率を上げても、庶民の生活はよくならない。それなのにマスコミは勝手に「政治資金が最大のテーマ」と決めつける。

 「政治とカネ」という不思議な言い方にも疑問を感じる。「政治資金」と言えばいいのだ。カネのことで政治を混乱させたいのだろう。

・日比谷公園で小沢に抗議デモ
 他にも、どうも大手メディアが意図的に隠したらしいことが分かった。1月16日の民主党大会は日比谷公会堂で開いたのだが、日比谷公園には小沢に抗議するデモ隊が幾つもあったというのだ。

 テレビは全く扱わず、新聞でも産経、サンスポ、スポーツ報知の3紙のみが載せた。日刊スポーツは警察の警備は取り上げたが、デモには全く触れなかった。意図的だろう。

 デモは外国人参政権法案に反対する右翼団体が前から企画していたから、小沢に抗議するために集まった訳ではないが、「教科書をつくる会」のメンバーも参加していたし、「小沢辞めろ」とも叫んだのだから、日本人が今小沢をどう思っているか知らせるために報ずべきだったと思う。

・資料
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100116/stt1001162028030-n1.htm 
http://www.sanspo.com/shakai/news/100117/sha1001170519003-n1.htm
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100117-OHT1T00057.htm

http://news.livedoor.com/article/detail/4553072/
http://news.livedoor.com/article/detail/4554069/
http://www.janjannews.jp/archives/2330062.html

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小沢一郎が居座るのは、笑顔作戦と巨大派閥のお陰 [政治家]

【2010年01月17日】-小沢一郎が幹事長に居座ることに批判が強まっている。鳩山首相は辞任を促すどころか、「検察と戦って下さい」と言ったそうだから、驚いた。鳩山は数年前「秘書の罪は議員の罪」と言って自民党を追及したのに、小沢のことでも頬被りをするのか。

 表立って辞任を求めた民主党議員は渡部恒三だけで、それも「辞めた方がいいかどうか、小沢君が判断するだろう」といった遠回しな表現だった。また前原誠司は小沢に説明責任を求めた。公の場で小沢を批判した議員は二人だけのようだ。

 だが他の民主党議員が小沢の続投に賛成している訳ではなく、読売新聞の記事(「力と周到な根回し」)が伝えるように不満や不安が渦巻いている。疑惑のある人物が幹事長を続ける不満と、小沢のままで参院選が戦えるかという不安だ。

 鳩山も本音では幹事長を辞めて欲しいと思っているはずだ。だがそれは言えない。記者の前でも小沢に対しても言えない。菅直人も小沢の進退に触れられない。もし辞任を促したら、両大臣ともすぐ引きずり下ろされるだろう。

 亀井静香は国民新党の代表だから民主党の党内事情には関係ないし、首相を見下すほど強気だが、亀井でさえ小沢の進退に言及するのを避けた。残念ながら、小沢の力はそれほど大きいようだ。

・笑顔に騙されてはいけない
 小沢が民主党を牛耳っているのは、大派閥を率いているからだろう。元々大所帯だが、去年8月の衆院選で当選した小沢チルドレンが入ったから、更に大きくなった。

 衆院選で民主党の新人議員は143人当選し、そのうち60人くらいが小沢派に入った。小沢派は衆参併せて150人前後だ。民主党の国会議員は全部で423人だから、小沢派は巨大だ。小沢が君臨するのはある意味で仕方のないことだ。(この程度の数字をマスコミがあげないのは全くおかしい。騒ぐが、大事なことは伝えたくないのだ。)

 新人議員の半分近くが小沢派に入ったのは、小沢のお陰で当選したからだ。小沢はたしか一昨年から全国行脚を始め、有権者と触れ合ってきた。公園などで各地の住民と歓談する様子を何度かテレビで見た。いつも仏頂面をしている小沢が、子供を抱きながらニコニコしていた。

 各地を回って有権者と触れ合うことは、ベテラン政治家でも中々できないはずで、菅も岡田も小沢に敬意を示さざるを得なくなったと思う。

 小沢の全国行脚が奏功して衆院選で大勝したので、小沢は功労者になった。民主党内における地位は不動のものになったろう。いわゆる小沢チルドレンが小沢に付き従うのは当然だ。小沢の力の源泉は、長い経歴や強気の姿勢だけでなく、地道な努力の賜物でもあると思う。

 だから、笑顔の小沢に接して「いい人」と思ってしまい、民主党に投票した有権者には責任がある。候補者の政策や見識をあまり考えず、代表がニコニコ話してくれたからその党に投票するのでは困る。人情でなく政策や志で選ばないと、民主主義は成り立たない。

 去年の8月の状況を思い出すと、自民党が失望ばかりさせるから、民主党に対する期待が高まっていたが、それにしても民主党を勝たせ過ぎた。自分の気持ちだけでなく、他の人がどの党に投票するか考えながら投票先を決める必要もある。(私は大抵そうしている。)

・小沢とチルドレンを批判しよう
 ヤフーの意識調査では17日午後6時半の時点で、「小沢続投が民主党にマイナスだ」と思う人は85%に達している。これから小沢批判が強まれば、民主党の国会議員が危機感を抱き、辞任を求めるようになると思う。声を上げていこう。

 12月下旬『情報ステーション』は、小沢が「自民党を焼け野原にして、更地にする」と更に豪語したと伝えたが、小沢の方が燃え尽きそうだ。

 なお読売新聞によると、逮捕された石川知裕議員(36歳)は早大在学中から小沢の自宅に書生として住み込み、掃除などをしてきた。読売のその記事は面白いので、ぜひご一読いただきたい。参考資料の最初のリンクがその記事だ。(敬称略)

・参考資料
「石川議員」:http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100116-014762/news/20100117-OYT1T00323.htm

「力と周到な根回し」 : http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100117-OYT1T00430.htm

「亀井静香」 : http://www.j-cast.com/tv/2010/01/15057951.html

ヤフー意識調査 : http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php

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江原啓之さんのお姉さんが、今晩7時テレビに出演 [神道とスピリチュアリズム]

【2010年01月17日】-急で申し訳ありませんが、今晩江原啓之さんがお姉さんと共にテレビに出ます。

 TBSテレビ系列が午後7時から9時過ぎまで放送する『さんまのからくり TV 新春特大号』に、出演するようです。先月この番組に出た時、予告していました。

 お姉さんは江原さんより7歳年上で、以前女性週刊誌に写真が載った時は髪型をソバージュにしていました。

 テレビに出演するのは初めてでしょう。関心のある方は急いでご覧下さい。

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幹事長代行の輿石も、独裁的で疑惑あり [政治家]

【2010年01月16日】-民主党は今日定期党大会を開き、小沢幹事長は「検察と全面的に対決していく」と述べ、辞任を否定した。「戦いに時間を取られるので、幹事長の業務は輿石東・幹事長職務代行に委ねる」などとも言った。

 小沢は一応辞任を否定したが、本当に突っ張るとも限らない。時機を見て辞任するとも考えられる。職務をこれから輿石東(こしいし・あずま)に代行させるのなら、輿石が次の幹事長になるかも知れない。

 輿石という人物はまだ有名でないが、疑惑が多い。元々山梨県の小学教師だが、日教組の組織を使って政治家になった。公務員が政治運動することは、教育公務員特例法などが禁じているのに、教師に選挙運動を手伝わせてきた。

 教師が手伝いを断ると、出世できなかったり僻地に飛ばされたりするので、仕方なく選挙運動を手伝っているそうだ。輿石は小沢に負けないくらい独裁的だ。教職員に政治献金をさせている疑惑もある。

 輿石にはこんな不正があるから、入閣しなかったそうだが、幹事長になったら小沢のように民主党を牛耳るだろう。せっかく小沢が去っても、新幹事長も独裁者だったら本当に困る。

 山梨県の学校では子供のことはそっちのけにして、教員が政治運動を手伝わされているそうだ。県によっては日教組はひどいことをしている。

 輿石の疑惑については産経新聞の阿比留記者がブログによく書いているが、幹事長に就任したら他のメディアも取り上げるだろう。そうやって批判されると、山梨教組も少し反省するだろうから、悪を退治するために輿石が幹事長になるのもいいかも知れない。嘆いてばかりいないで、肯定的に見る必要もあると思う。

 なお共産党も今日、党大会を開いた。国会開幕前だから党大会が多いのか。(敬称略)

・資料
http://www.dpj.or.jp/news/?num=17536
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%BF%E7%9F%B3%E6%9D%B1

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石川知裕の後は小沢一郎が逮捕されるか [政治家]

【2010年01月15日に掲載、16日に訂正】-東京地検は石川知裕議員を逮捕した。地検は国会審議が始まる前に、小沢一郎も捕らえるのではないか。国会開幕直前の逮捕は、民主党にとって最悪の展開だ。

 小沢が議員を辞職すれば野党も追及の手を緩めるだろうが、議席にしがみ付くと猛攻撃をかけるはずだ。

 審議が紛糾して問題法案が成立しないのはいいが、予算案や大事な法案まで成立しないと困る。政権交代しない方がよかったということになる。

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小沢一郎の良し悪しは政策でこそ判断したい [政治家]

【2010年01月15日に掲載、16日に訂正】-小沢一郎は民主党の幹事長を辞めざるを得ないだろう。議員辞職に至るかも知れない。

 小沢が失脚するのはいいことだ。政策には無頓着で、選挙に勝つことばかり考えているからだ。そんな政治家は一人でも減った方がいい。

 だが政策に失敗したからではなく、政治資金の不正処理で辞職しそうなことが気にかかる。今回の強制捜査の容疑は、政治資金収支報告書に土地購入を記入しなかったという形式犯に過ぎない。大きな不正がちょっと顔を出したのだと思うが、大きな不正が問われるかどうか分からない。

 今に始まったことではないが、日本の政治家が政策の失敗を国会やメディアではっきり問われることはあまりない。小泉改革は批判されているが、その責任を取って小泉純一郎は引退した訳ではないと思う。

・政策こそ大事
 政治家は政策によって評価されるべきだ。掲げた政策が正しくて実行できたのなら高い評価を受け、政策が間違っていた場合や実行できなかった時には批判を受けて辞任するのが、本来のあり方だと思う。

 だが日本では不祥事で特に政治資金に関する不祥事で、議員が辞職することばかりだ。多分他の先進国でもそうだから、仕方がない面もあるが、もっと政策で評価するようになるべきだと思う。

 政治家を政策で評価する傾向が弱いから、不正はしないが、政策で勝負しようとする政治家が減ってきたのではないか。

 マス・メディアは政治家が不祥事を起こしたら執拗に攻撃するが、政策の良し悪しや失敗で追及することは少ない。これが大きな要因だ。

 国民の勉強不足も要因だ。勉強しないと、政策の良し悪しを判断することはできない。政治をよくするには国民一人一人が勉強して考えることが必要だ。当たり前のことだが、まだ分かっていない人が多い。

 自分は努力しないでおいて、政治家に「ちゃんとやってくれ」と言っても、ちゃんとやってくれない。国民が主権者なのだから。

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小沢疑惑で外国人参政権法案を阻止せよ [政局]

【2010年01月14日】-東京地検特捜部は今月5日から、小沢一郎から事情を聴取したいと望んできたが、それが叶わないので、昨日家宅捜索に踏み切った。あっぱれだ。

 千葉法相が指揮権発動を匂わせたから、地検は小沢に関する捜査をもう控えるかと思っていたが、その心配は無用だった。千葉景子も行動を抑制しているようだ。

 石川知裕議員の秘書だった金沢敬が「去年の3月西松捜査の時、証拠を隠した」と話したのには驚いた。身内に裏切られては、「小沢一郎、万事休す」だ。

 石川は疑惑について記者に訊かれても、涼しい顔で答えていたので、びっくりした。小沢がずうずうしいから、秘書もずうずうしくなるのか。

 鳩山らは昨春「国策捜査」と非難したが、今では政権を取っているのだからそんなことは言えない。民主党政権下でも捜査が続いているのだから、国策でないことがはっきりした。東京地検はしっかり捜査して欲しい。

・国会は大荒れ
 川端文科相にも資金疑惑も出ている。12日付の読売新聞によると、22年間秘書の自宅などを事務所として届け出ていたが、政治資金収支報告書に事務所経費として6672万円を計上していた。1年に3百万円不正をした訳だ。

 18日から通常国会が始まるが、野党が小沢、鳩山、川端の政治資金について厳しく追及することは確実だ。

 政府は夫婦別姓や外国人参政権の法案を提出するつもりだが、政治資金の質疑のため審議が紛糾して、そのような悪法が成立しないよう強く望む。

 だがこの国会では成立しなくも、民主党が政権に就いている限り問題法案を提出し続けるだろう。いつまでも阻止できるだろうか。(敬称略)

・参考資料
http://www.j-cast.com/tv/2010/01/14057845.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100111-OYT1T01071.htm

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新成人が荒れるのは、大人に見捨てられたから [教育]

【2010年01月14日】-小沢疑惑も気になるが、おとといの続きを書く。成人式でふざけたり暴れたり若者を見ると、誰でも怒りを感じる。私も実に腹立たしい。

 だが、あれはまだマシな方だと思う。もっと病んでいる若者は人前で暴れることなどなく、薬物中毒になったり自殺願望に取り憑かれたりしているはずだ。そんな若者に比べたら、酒に酔って暴れるのはまだ健全だ。暴れるうちに何とかしてやらないと、もっと病んでしまう。

 11日のエントリーに「暴れるのは、教師が充分な愛情を注いでいないからではないか」と書いたが、教師は必要な指導もしていないと思う。勉強は一通り教えたとしても、身だしなみなどは指導していない。

 それは町を歩く高校生を見れば一目瞭然だ。数年前から高校生は服装が乱れ切っている。女子は8割くらいがスカートを上げて、丈を短くしている。男子は半分くらいが、ズボンがずり落ちた格好で歩いている。

 女子はかわいさを勘違いしているから直させるのは大変だが、男子はだらしがないだけのはずだから、指導すればすぐよくなるだろう。だが大半の高校では全く指導していないと思う。指導していれば、あんな服装はしていないはずだ。

 スカートを短くしていると、盗撮や痴漢の被害に遭いやすい。ズボンがずり落ちていると、歩きにくく姿勢を悪くする。害は明らかなのに、教師は指導しない。高校生を見捨てているのだ。

 見捨てられた子供が、ちゃんとした大人にならないのは当然だ。学校にいる間は放置しておいて、大人になったら急に「ちゃんとやれ」と言うのは、ずるくて無責任だ。指導を受けなくてもちゃんと成長する場合もあるが、しない場合もある。

・道徳教育と体罰
 高校の教師は指導したいが、できないのかも知れない。「些細なことで注意すると、子供に嫌われて大変だ」と聞いたことがある。教師は子供のことを思って言うのに、生徒は我が儘で向上心がないから素直に反省しないのだろう。だが子供がそうなってしまったのも、小学校の時から指導がうまくなかったのが大きな原因だと思う。子供自身の責任もある。

 子供の不作法などが話題に上ると、保守派は「日教組のせいで道徳教育ができなくなったからだ」と言うが、理由は日教組だけではない。

 体罰禁止も大きな要因だと思う。体罰は学校教育法が禁止しているから元々違法だったが、罰則がないこともあり、小中学校の教師は悪い生徒を叩いたり殴ったりしてきた。

 だが左翼メディアがケガをさせるようなひどい体罰を大きく取り上げて学校を攻撃したし、裁判所も生徒の訴えを認める判決を下してきたので、小中学校でも体罰を加えることはできなくなったそうだ。これでは強い指導ができないのも無理はない。ただし高校では以前から体罰を加えることは珍しかったと思う。

 高校生には判断力や思考力がかなりあるが、まだ不充分だ。大人が指導しなくてはならない。必要な指導をしないで見捨てておいて、新成人の騒ぎを非難するのは筋違いだし、決して問題を解決しないと思う。

 11日は「知事や市長は苦労する教師を見放している」という趣旨のことも書いたが、見放された教師は生徒を見捨てているのだ。最終責任は政治家にあるが、自覚していない。だからこれからも若者は成人式で荒れるだろう。

 教師の指導不足を中心に論じたが、家庭教育にも不備があるはずだ。

・関連エントリー
「女子高生のミニ・スカートを放置してもいいのか」 :

http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2007-07-27

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まだ「への」と書く人たち [*国語]

【2010年01月13日に掲載、14日に訂正】-昨日の続きを書きたいが、今日は時間もないので言葉遣いを取り上げる。また「への」を何度も見たので、論評する。 

 ピース・ボートという組織がある。古い船を借り切って世界各地を巡り、平和を訴えているようだ。左翼の組織だ。その乗組員を募集するポスターが街のあちこちに貼ってある。最近のポスターにはノンフィクション・ライターの鎌田慧氏の推薦が載っていて、その見出しとして「若者への期待」と書いてあった。こんな馬鹿者ばかりだから日本は駄目なのに、全く分かっていない。「若者に期待」でいいのだ。

 以前はハガキの下に「こちらのハガキをお送りください」と書いていたので、間違いだと何度も指摘したら、やめた。だが、今度は「への」と書いた。一つ直すと別のを間違えるのだから、骨が折れる。

 山の手線に乗ったら、英会話学校の GABA の広告が貼ってあって、「上達へのサービス」と書いてあった。驚き呆れた。「生徒が上達するよう助けるサービス」のつもりだろう。「助ける」まで「への」で縮めるのは無理だし、勝手放題だ。ガバという校名もおかしい。

 5年くらい前テレビ東京が放送していた『えぐら開運堂』という番組には、「幸せへのメッセージ」というコーナーがあった。「幸せになるためのメッセージ」のことだ。動詞まで略すと一々意味を考えなくてはならない。余りに独りよがりだ。元々「への」という語形がおかしいから、おかしな表現がどんどん生まれるのだろう。

・NHK は問題表現を三つもつなげた
 1月12日午後2時 NHKの BS ニュースを見たら、日航の株が値下がりしていると伝え、字幕に「上場廃止への警戒感から売り注文殺到」などと書いた。「感」「から」も駄目だ。本来「上場廃止を警戒して」と言うのだ。こっちの方が2字少ない。

 元々「への」は「~に対して」を短くするために使い始めたはずだから、長くなっては何のために特殊な語形を使うのか分からない。日本人をノイローゼにしようと企んでいるうちに、メディアの連中がノイローゼになってしまったようだ。悪さをしたから当然だ。自業自得だ。

 「透明感」「値ごろ感」のように「感」を付けるのがはやっている。これも奇妙だ。「透明感のある声」は意味もはっきりしない。「透き通った声」と言うべきだ。「値ごろ感が出てきた」ではなく「値ごろになってきた」と言うのだ。

 「信頼感」「不信感」「期待感」「安心感」のように元々感情を表す語に「感」をつけることも多い。「信頼」「不信」「期待」「安心」でいい。「警戒」も感情を表すから、「感」はいらない。感覚がおかしくなっている。

 「警戒感から」でなく「警戒から」と言っても駄目だ。「から」は「不注意から事故を起こす」のように使う。「警戒から」とは言えない。「警戒して」だ。

 左翼メディアの連中は「~との期待から」と言うが、これも奇妙で「~と期待して」と言うのが本来だ。動詞の用法もある名詞の後に、原因を表す「から」を置くのは無理なのではないか。

 なるべく簡潔に表現しようとしているが、このような場合「から」を使うと1字長くなる。マスコミのやることは支離滅裂だ。

 覚醒剤を数回使うと、脳細胞が壊れて一生治らないらしいが、メディアの連中も脳がおかしくなっているのかも知れない。民放には企業がスポンサーとして金を出しているが、視聴率ばかり気にして内容には無頓着だ。

 大企業は自民党にも金を出してきたが、自分たちの利害ばかり追求し、政治の向上は考えなかった。企業は政治もメディアも駄目にするのか。

・関連エントリー
「への」が駄目な訳 :
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-27
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-28

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(改題)大人は新成人の怒りを受け止めよ [教育]

【2010年01月12日】-今日のフジテレビ『とくダネ!』によると、今年の成人式は例年より騒動が少なかったようだ。

 昨日のエントリーを送信してから、荒れる新成人と言っても2種類いることに気がついた。悪ふざけをする者と、ヤケになっている者だ。

 舞台に上がって、走り回ったり国旗を引きずり下ろしたりする連中は、幼稚で悪ふざけをしているだけだ。

 一方、会場前で酒を飲んだり、警備員に体当たりする連中は深刻だ。人格がどうかしてしまっている。誰でもヤケになることはあるが、式典で酔ったり、自らを会場に入れない警備員を攻撃したりするのは頭がおかしい。家庭、学校、職場によほど不満があるのだろう。

 努力不足のために思うように行かない場合もあるはずだが、学校や職場には問題が多いと思う。大学や専門学校の教育レベルは、理想に程遠い。満足している学生はいないだろう。

 また職場には理不尽なことが多い。頑固オヤジが意地を張って、間違いを押し通すこともある。

 文書で企業や役所を批判しているが、言葉遣いも直さない頑固者ばかりで呆れ果てている。赤字を出しても病気になっても抵抗する。客や住民に対してそんなに尊大なら、部下をどれほど抑圧しているか想像に難くない。

・犯罪と鬱病の予備軍
 二十歳そこそこの若者が成人式で、悪酔いするほどヤケになっているのは重大だ。大袈裟に言えば国家の危機、民族の危機だ。だが深刻さに気づいている者は殆どいない。全く聞いたことも会ったこともない。不作法に怒っている者ばかりだ。

 一日中イライラしていると、秩父市の成人のように事件を起こして逮捕され、人生が暗転してしまうことがある。薬物に手を出す者もいるはずだ。

 またイライラしていると、鬱病(うつびょう)にもなるだろう。ストレスも鬱病の原因だ。鬱病の患者は百万人もいると言われている。120人に一人の割合だ。軽症の者も含んで百万人だろうから、重症なのは半分以下だと思うが、それでも多い。

 鬱病が悪化すると自殺することがある。自殺者は年間3万人だ。交通事故で亡くなる人は5千万人を切ったが、自殺者は減らない。

 また騒ぐ新成人は、引きこもったりリスト・カットをしたりするかも知れない。騒ぐ若者は、これから問題を起こす予備軍だと思う。落ち着く者もいるはずだが、大事件を引き起こす者もいるはずだ。

 成人式で悪さをする若者は全国で数百人はいて、騒がないが同じように内面が崩壊している新成人は数万人いるのではないか。そんなに多くの若者が疲れていて、日本は成り立つのだろうか。

 若者は成人式で「我々はこんなに怒っている。呆れている。」とアピールするが、馬鹿な大人は馬鹿なのでそれを受け止めることさえせず怒っている。気持ちを理解してもらえない若者は、既に事件や自殺で大人に復讐している。

 上層部が余りに愚かなので、日本は潰れかかっている。愚かなので、自分の罪にも気がつかない。地獄に堕ちて悶え苦しまないと、反省しないのだろうか。

・参考資料
http://www.j-cast.com/tv/2010/01/12057657.html
http://allabout.co.jp/gm/gc/3119/ 

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タグ:成人式 鬱病
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荒れる新成人を嘆く前に、原因を考えよ [教育]

【2010年01月11日に掲載、12日に訂正】-今年も各地の成人式が荒れた。特に福井市では昨日会場前で二人も逮捕されて、大荒れだ。

 メディアも一般の日本人も、晴れの門出で暴れる新成人を見て、嘆いたり怒ったりしている。だが原因は考えない。会場を小規模にするとか暴れそうな人間を式場に入れないとか対症療法は取るが、根本原因は考えない。だから荒れる成人式はいつまでも続くことになる。余りに低レベルだと思う。

 8年くらい前だったか、テレビで高校の卒業式を見た。変わった高校で、お染めブラザーズの海老一染之助・染太郎を呼んでいた。大勢の高校生が講堂の中を、大声を上げてながら走り回っていた。舞台で「皆さん、卒業おめでとうございまーす」と祝福する海老一兄弟に向かって、「オヤジ、おもしれいぞ」とため口もきく馬鹿者もいた。

 驚き呆れた。程度の低い高校では、生徒が騒いで授業が成り立たないと聞いていたが、式典でも勝手放題とは思わなかった。

・中高の教育が遠因
 高校の卒業式で荒れるのなら、成人式で荒れるのも道理だ。学校にいる時は教師に甘えて騒いだが、成人式も役所が主催するので甘えているのだろう。幾ら開き直っている若者も、職場では騒がないはずだ。

 だから若者が成人式で暴れるのは、中学や高校でちゃんと指導しなかったツケが回ったきたのだと思う。それなのに態度が悪いと怒っていたら、問題はいつまでも解決しない。

 厳しく指導すればいい訳ではない。物を壊したら器物損壊罪で逮捕されることを教える必要もあるが、小学校の時から教師は生徒に充分な愛情を注いでいないのだろう。建前は言うが、本当に生徒を心配している訳ではないのだ。

 だから、佐世保市などで主催者の市長が荒れる成人に説教をしたのは、ちゃんとした教育を施してやらなかった自らの罪を自覚していない表れだ。

 高校は県立だが、中学は市立や区立なので、市長にも責任がある。高校の教師は勝手な生徒に手を焼いて苦労しているはずだが、それを助けてやらない知事や県教育長の罪は大きい。教師の苦労を見て見ぬ振りをしてきたのだ。それなのに自らの責任を感じていないのだから、荒れる新成人と同じくらい愚かだと思う。

 秩父市で窓ガラスを割って逮捕された新成人は「イライラしていた」と話したそうだが、読売のこの記事にも「として」「するなどする」という問題表現がある。日本人はマスコミに毎日嫌がらせをされているのだから、ストレスが溜まるのは当然だ。

・資料
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100110-OYT8T00934.htm
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100111k0000m040070000c.html
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100111ddlk18040134000c.html


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荻野友花里さんの不合格に触れず、同情を誘うメディア [*マスコミ]

【2010年01月10日】-昨日エントリーを書いてから、メモ用紙を眺めていたら「おぎの 6月教育実習」とあったので、ふと考えた。

 マス・メディアは何度も「荻野さんは教師を目指していた」と言った。だが就職についてはそれだけで、教員採用試験に受かったとも落ちたとも言わなかった。

 調べてみたら、兵庫県も教員採用試験の1次試験を7月末に、2次試験を8月末に行う。2次の合格発表は9月下旬だ。

 被害に遭う前に試験は完全に終わっていた。もし荻野さんが1次だけでも合格していたら、メディアはそう言ったはずだ。合否に全く触れないのは落ちたからだろう。

 毎日新聞が10月24日付で載せた「松戸火災:捜査本部を設置 遺体に刺し傷、殺害後放火か」という記事には、母校の校長の話しとして「まじめで元気な子という印象。将来は教員採用試験に合格してほしいと思っていた」とあるから、残念ながら去年は受からなかった訳だ。

 教員を目指している学生も他の学生のように求職活動をして、一般企業から内定をもらうことがある。だがメディアは荻野さんについてそんなことも一切言わなかった。求職活動はしていなかったのだろう。(なぜ「就職活動」と書かなかったのかについては、次のエントリーで扱う予定。)

 試験の合否や求職活動には触れずに「教員を目指していた」と繰り返し述べたのは、「夢を絶たれてしまった」と日本人に思わせて、同情を誘いたかったからだと思う。「教師になりたかったが、試験に落ちた」では、あまりかわいそうと思わない。

 先生を目指していたことは荻野さんについて大事なことだから、言う必要がある。被害者の失敗に言及したくないのなら、不合格に触れなくてもいい。

 だがそうなら「荻野さんは夢を絶たれた」と何度も繰り返してはいけない。一部を強調して、全体像を歪めるからだ。こんなニュースを何度も聞かされたので、日本人は荻野さんに対して同情しすぎることになったはずだ。

 かわいそうで、精神が参ってしまった人もいるかも知れない。しつこく同情させて、必要以上に悲しませるのは悪質ではないか。

 テレビ朝日の『情報ステーション』ほどではないが、他のテレビ局も同情を誘おうと作為を施していた訳だ。
 

・資料
兵庫県教育委員会事務局教職員課 :
http://www.hyogo-c.ed.jp/~kyoshokuin-bo/youkou22.htm

毎日新聞記事のグーグル・キャッシュ :
http://74.125.153.132/search?q=cache:4rxd3zRxXTEJ:124.83.183.242/photo/archive/news/2009/10/24/20091025k0000m040064000c.html+%E6%9D%BE%E5%B3%B6%E6%AD%A3%E5%BF%97%E6%A0%A1%E9%95%B7%EF%BC%88%EF%BC%95%EF%BC%98%EF%BC%89%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%81%BE%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A7%E5%85%83%E6%B0%97%E3%81%AA%E5%AD%90%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%8D%B0%E8%B1%A1%E3%80%82%E5%B0%86%E6%9D%A5%E3%81%AF%E6%95%99%E5%93%A1%E6%8E%A1%E7%94%A8%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%81%AB%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%80%8D%E3%81%A8%E6%82%94%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E3%81%AB%E3%81%98%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%81%9F%E3%80%82&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja

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テレ朝の『情報ステーション』は作為をしないと気が済まないのか [*マスコミ]

【2010年01月09日に掲載、10日に改正】-テレビ朝日の『情報ステーション』はまだ歪曲報道をする。

 11月下旬から毎回のように、荻野友花里さんの新しい写真を入手して、画面に出していた。12月1日には、荻野さんの歌声まで手に入れて放送した。しつこくて奇妙だ。視聴者に荻野さんのことを同情させ、日本人の心を歪めようとしたのだろう。

 またこの日は、東洋大学教授の松原聡が郵政見直しを批判するインタビューも流した。松原氏は日本郵政の社外取締役を解任されたばかりだから、亀井静香のやり方をよく言う訳はない。対立のあるテーマについて、当事者の片方にだけインタビューするのは不公平だ。

 松原はげっそりした顔をしていたので、驚いた。なぜ出演させたのか余計に理解に苦しむ。だが、松原も郵政を食い物にしようとした一味であることが、はっきり分かったのは成果だった。

・役人叩き
 12月9日には、新宿御苑の整備をしている財団法人国民公園協会は、天下りを受け入れていると批判した。元役人が法外な報酬を得ているのならどんどん批判すべきだが、幹部の報酬には触れなかった。きっと報酬は妥当な額なのだ。

 天下りをしても、給料が普通でちゃんと働いているのなら、大きな問題ではない。仕事をしないで金だけもらうのが駄目なのだ。新宿御苑は都心にあって有名だから、無理して取り上げたのだろう。公平な報道をする気はない。

 おととい1月7日は「職業別意見帳」という企画を放送して、巫女さんに意見を訊いた。巫女さんは殆ど学生アルバイトだから職業とは言いにくいし、アルバイト学生は神社のことをよく知らないはずだから、訊く意味はないと思った。

 実際、訊く必要はなかった。「鳩山首相は、もっとしっかりしてほしい」とか「子供を育てる際には、助けて欲しい」とか、誰にでも言える陳腐なことを言った。せっかく神社に行ったのだから、神主に話しを聞けばよかった。

 学生は今子供を育てている訳ではないから、子育てについて訊く必要はない。大学教育の当事者だから、大学について訊くべきだった。

 「職業別意見帳」は元々、日本各地にわざわざ出かけ、様々な職業の人に政治に関する意見を訊く企画だ。以前はふだんマスコミに全く出ない斬新な視点が聞けたが、今回は全く駄目だった。

 学生が「子供を育てる際」という表現を使うのは不自然だ。ディレクターが「こんなことはどうか」と提案して、言ってもらったのだろう。強い言い方をすれば、いわゆるヤラセだ。

 テレ朝も赤字を出していると思うが、まじめにやらない。以前よりよくなったが、まだ歪曲する。騙されないように気をつけたい。(敬称略)

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