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児童虐待をなくすためには、中高生に生き方を教えよ [*事件や事故]

【2010年03月07日】-先週3日、奈良県桜井市の吉田智樹ちゃん(5歳)が親に虐待されて亡くなったので、今日になっても読売や産経は関連する記事を載せた。

 いつものように「どうして児童相談所や近所の人は虐待に気づいて助け出さなかったか」という視点だけで、「親はどうしてそんなに無責任なのか」という観点はない。丸っきり片手落ちで呆れ果てる。

 確かに行政などがもっと積極的に取り組めば、虐待されている子供を今よりたくさん救い出せるだろう。だが、根本原因は愛情や責任感のない親なのだから、親に対処しなければ問題は決して解決しない。

 メディアも役所も根本原因には目を向けず、対症療法ばかり考える。だから虐待事件は減らずに増え続けている。

・親の受けた教育が不充分か
 子育てをちゃんとしない親が全国で数万人もいるのは、中学生や高校生の時に必要な教育を受けていないからだと思う。以前も書いたが、高校生は男子も女子も服装が乱れているが、親や教師は注意していないようだ。

 服の着方も教えないのなら、生き方や人生観には触れもしないはずだ。子供を虐待するような親は、「悪いことをしてはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」「目下の者を大切にすべきだ」などと、じっくり教わったことはないのだろう。

 一部の若者は「好き勝手に生きていい」と思っているから、子供が生まれても世話をしないのではないか。津波警報が出て避難を勧められてもサーフィンをやり続けるのも、独りよがりだからだ。このような風潮があることをはっきり捉えて、それを否定する教育を学校や家庭でしない限り、児童虐待は減らないと思う。

 一部の若者は責任感がないだけでなく、一日中イライラしているのだろう。そうでないと、子供が死ぬほど危害を加えないと思う。殺してしまって警察沙汰になったら、名が全国に知れ渡ってしまうが、そんなことも考えないのだろう。

 また15年くらい前から、カラオケの店などは高校生も歓迎するようになり、若いうちから遊んでばかりいるから、育児が面倒になる面もあると思う。

 子供が嫌いなそんな親には、カウンセリングなどを受けさせるのも一案だ。殺してしまってから逮捕するのではなく、問題を起こす前に親から悩みを聞けば虐待は減るはずだ。既に親にカウンセリングを施している組織もあるようだ。(東濃子ども相談センターなど。)

 ここまで書いたことは大体マスコミにも送ったのだが、全く取り入れない。児童虐待を嘆いているが、本気で減らす気はないのだろう。

 産経新聞は、他紙の社説に相当する「主張」の3月7日付でこの件を扱ったが、「への」「持たれる」と書いた。虐待する親がこんな異常表現を読んだら、もっとイライラするはずだが、しつこく書いた。

 マス・メディアは児童虐待を嘆いているが、本音かどうか疑わしい。やはり本心では事件を増やしたいのだと思う。

・リンク
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100307/edc1003070251000-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100307-OYT1T00275.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100307-OYT1T00306.htm

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タグ:児童虐待
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