電車内の携帯使用でとうとう事件 [町中のマナー]
【2010年03月28日】-携帯電話が普及してから路上や電車内で使う人がいるので、一種の社会問題になっている。電話会社や鉄道会社は使わないよう注意をするが、従わない人がかなりいる。
25日上野駅では、とうとう携帯電話をめぐって事件が起きてしまった。早瀬大介容疑者(33歳)が京浜東北線内で話していたので、42歳の男性会社員が注意したら、言い合いになった。その会社員が上野駅で降りたら、早瀬も降りてプラットフォームから線路に突き落としたのだ。殺人未遂罪で逮捕された。
メディアは突き落としたことを批判する論調だったが、そもそも電車内で電話を使っていたことが問題だ。きっと大声を上げて話していたのだろう。電車内で辺り構わず話してはいけない。
駅員などが見張れば暴力は阻止できても、傍若無人の馬鹿者がいる限り一般乗客の迷惑は続く。根本問題にはあまり触れず、突き落としだけ俎上に上げて非難するのは、的外れで片手落ちだ。
・注意も程々に
二人がどんな言い合いをしたのか、詳しい状況が分からない。それによって、二人の罪は変わってくる。それなのにメディアは容疑者を一方的に悪者にして、落とされた人を単なる被害者のように言った。
容疑者は全く反省しておらず、「もみ合いになったので振り払っただけだ。殺すつもりはなかった。」と言い訳を弄している。とても悪い奴のようだ。
注意などしなければ、落とされることはなかったはずだ。被害者も家族も「誰かが大声を上げていても、放っておけばよかった」と思っているはずだ。報道にそういう視点が全くないのは問題だ。
・JR にやる気なし
鉄道会社は放送で「車内では通話しないで下さい」と呼びかけるが、やめさせる気はないだろう。本当にやめさせたいのなら、車内では携帯電話がつながらないように、電波を遮断する装置を付けたり妨害電波を出したりするはずだ。「うるさい」という苦情が来るから、言い訳ができるように注意しているだけだと思う。
音がうるさいだけならまだいいが、ペース・メーカーを誤動作させて心臓の悪い人が死んでしまったら大変だ。だが、鉄道会社もメディアも真剣に考えていない。(携帯電話の電波がペース・メーカーを狂わせるというのは間違いのようだ。)
人の迷惑を考えられない人間が、電車内や路上で大声を上げている場面によく出くわす。ひどい迷惑だ。いつまた事件が起きても不思議ではないくらい一触即発の状態だ。
自転車に乗る人の一部も勝手な所に停めて、道をふさぐ。日本の街中は問題だらけなのに、政治家も文科省も企業も真剣に考えず、放置放任している。
・資料
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100326/crm1003260813002-n1.htm
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201003260281.html
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/03/27/09.html