偽保守の産経新聞は「政治不信」を高めたい [*マスコミ]
【2010年06月06日】-産経新聞のサイトで、「【鳩山辞任】政治不信に拍車 各党批判 茨城」(6月3日付)という見出しを見て驚いた。責任を取って辞めたのに、どうして政治不信が高まるのか。
反対だ。不信が減るはずだ。居座った方が不信が大きくなる。デタラメ新聞だから、矛盾することを平然と言う。政治不信を高めて、政治を劣化させたいのだ。
また「政治不信」と言い立てて不信を広めようとするのは、左翼メディアの手法としても古い。他紙はこんなに不信を強調しない。
本文では「野党が民主党を厳しく批判した」と書いたが、野党はいつも与党を攻撃する。また鳩山と小沢が一遍に辞めたから、民主党の支持率は上がるはずで、余計に文句を言いたくなったのだろう。(民主党支持率は実際に上がった。)
そういう観点を抜きにして、野党の非難を中立な意見のように書くのは極めて不当だ。
ここまで書いたら、神奈川県版も2日付で「【鳩山退陣表明】政治不信 渦巻く懸念 同工異曲の『投げ出し』」と題する記事を載せていたことに気づいた。「投げ出し」も悪質だ。
下らないのでもう本文は読まない。「垂れ流し」は読みたくない。これでは新聞不信のため、民主党より早く消えるかも知れない。
産経新聞は保守派を標榜しているが、本当に日本をよくしたいのか疑わしい。愛国心が本当にあるならば、このような罵倒はしないはずだ。
全国紙の中で1番部数が少なく給料も安いから、鬱憤が溜まっているのか。いいところもあるが、信用し切らない方がいい。
・リンク
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/100603/ibr1006030229000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100602/kng1006022349008-n1.htm
菅首相は小沢一郎の策謀をはねのけろ! [政局]
【2010年06月06日】-鳩山と小沢が辞任に至るまでの経緯をまた調べていたら、毎日新聞が6月3日付の「鳩山首相退陣 小沢氏権力に固執 水面下で火花」に、小沢が代表選の日程を決めたと書いていたのを見つけた。やはりそうだった。
小沢が代表選を急いだ理由は、余りに自己中心的だ。「反小沢の動きを封じるため」というのだ。投票までに時間がなければ、立候補する人は少なくなり、小沢に抵抗する力は弱まる。
また、小沢や山岡賢次は4日中に組閣を終える方針を立て、次期首相の選択肢を狭めようとしたそうだ。時間がなければ、新首相が自分の考えで大臣を選ぶことはできない。留任が多くなれば、小沢派の議員が大臣を続けることになる。悪だくみばかりする男だ。
菅首相はまだ組閣を終えていなくて、8日までにするつもりだから、今のところ小沢の影響は排除している訳だ。頑張ってもらいたい。
小沢はまだ民主党を意のままにするつもりだから、西松事件で逮捕して政界から葬った方がいい。刑事被告人になっても、田中角栄のように影響を及ぼすかも知れないが、逮捕起訴すべきだ。(敬称略)
・資料
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100603ddn003010024000c.htm
神田うのが別居 [芸能人]
【2010年06月06日】-今日付の日刊スポーツによると、タレントの神田うのさん(35歳)が別居した。2年8ヶ月前、日拓ホーム社長の西村拓郎氏(40歳)と結婚した。
日拓は知名度は低いが、パチンコや不動産の会社だ。パチンコ屋では大手だと思う。「エスパス日拓」という屋号で、新宿や高田馬場に店を構えている。流行っている。(espace はフランス語で「空間」の意味。英語のspace に当たる。)
うの女史は結婚式を7回もしたと聞いてから、エスパス日拓の前を通るたびに苦々しく思った。「そんな贅沢ができるのは、旦那の会社が儲かっているからだろう。庶民の金を吸い上げて、結婚式を何回もするのか。」と憤った。
パチンコ屋に行く人達は好きでやっているのだから、「吸い上げる」という表現は本来はおかしいが、日拓は建物の外観が派手で、照明が明るすぎるので、そんなふうに感じてしまう。パチンコはしたことがない。ゲームや賭け事には関心がない。あんな騒々しい所にはいられない。
うのが別居したのは、愛情ではなく金で相手を選んだからだろう。そんな結婚が破綻するのは時間の問題だ。離婚すると思う。西村氏も今回の失敗を通じて、学ぶだろうか。
タレントは金があるし我が儘だから、庶民より離婚が多いが、堅実な生き方をして欲しい。
・参考資料
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20100606-638325.html
民主党も談合選挙をして、自民党に似る [政局]
【2010年06月06日】-話は前後するが、民主党の代表選挙にはたった二人しか立候補しなかった。一方は無名議員だから、菅が当選するのは目に見えていた。選挙は形ばかりで、裏取引や話し合いで代表を決めた訳だ。
民主党は、自民党が派閥の駆け引きで総裁を決めることを批判していたが、自分たちも同じことをした。東京新聞も6月4日付の社説で、「民主党は昔の自民党のように談合で代表を選んだ」と非難した。
人間は立場によって、することがある程度決まる。野党の時は与党を批判するが、与党になったら同じことをしてしまう。人間はそういうものだが、それを突破しないと進歩がない。
日本人全体に討論で物事を決める習慣がないから、政党も党首を内部事情で決めてしまうのかも知れない。政治家を批判するばかりでなく、日本人一人一人が改める必要がある。自分たちはさぼっていて政治家にだけ改善を求めても、政治はよくならない。
一方、政治家には国民に範を示す義務があるから、国会議員がまず行うべきとも言える。
・政策討論なし
民主党は話し合いで代表を決めたから、当然政策論争はしなかった。告示からたった二日で投票だから、できる訳がない。日程が間違っている。
時事通信は6月4日付の記事で「民主党の代表選は政策論争をしなかったので、国民不在だ」と批判した。だが、メディアも国民不在だ。政策を抜きにして、派閥の動向を中心に報じた。首相が決まってからは、政策には触れず人事の予測と内定で騒いだ。
メディアが政策を無視するから、議員も釣られて人事や政局にばかりに気を向けるのではないか。
全国紙の社説も代表選に関して政策を論じたが、普通の記事では少ないようだ。国民不在、政策無視はメディアにこそ当てはまる批判だ。特にテレビは猛省すべきだ。
・余談
民主党は菅と鳩山の創った政党だ。二人が結党を発表した記者会見を覚えている。鳩山と菅が続けて代表総理になったと思ったら、感慨深くなった。運命かも知れないと思った。菅が代表になるのは今回で3度目だ。
設立者が幹部でいる間は、まだ組織として独り立ちしていないとも言える。だが左翼政党である民主党は、ちゃんとする前になくなって欲しい。(敬称略)
・リンク
東京新聞の社説: http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2010060402000052.html
時事通信: http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060400050