病院の待合室で子供をつねる父親 [他の評論]
【2010年08月05日】-前回、皮膚科医院で男の子を二人連れた父親を見かけたと書いたが、その父親は子供を感情的に叱りつけていたので、ひょっとしたら児童虐待かと思った。
子供は身長が大体同じだから、双子なのだろう。3歳くらいだから、まだ落ち着きがない。一人は割と静かにしているが、もう一人はちょろちょろと動き回る。そうするとお父さんが「静かにしていないのは~だけだぞ」などと言いながら、頬をつねったり腕を叩いたりする。
混む皮膚科だから、大抵1時間半は待つ。大人にもちょっと辛い。小さい子供は飽きて当然だ。だが父親は感情をむき出しにして、叱りつける。それでも子供は一向に反省せず、動き回っている。
やっとその親子の番になって3人が診察室に入ったら、他の患者から「かわいそうね」という声が上がった。それくらい父親はずっとその子供を怒っていたのだ。
診察が終わって3人が待合室に出て来た。父親は相変わらず、落ち着かない子供を注意している。だがその子に心配する言葉もかけた。嫌っているのではなく、落ち着きがないから持て余していることが分かった。家では虐待しているのはないかという心配は杞憂だった。
オバさんにセクハラする人はいない [*事件や事故]
【NMN 2010年08月05日】-ニュース・メディアネット・ワークに寄稿するようになったので、これからそこに書いた文章も載せることにします。初めにNMNと書きます。
アメリカのアル・ゴア元副大統領(62歳)はセクハラをしたと訴えられていたが、オレゴン州の警察は7月30日捜査を打ち切った。嫌疑は晴れた訳だ。
容疑は2006年10月24日、同州ポートランド市のホテル・ルシアでモリー・ハガディーという女性マッサージ師に、抱き付いたりキスをしたりしたというもの。
警察は4年前から3回にわたって捜査を行ってきたが、物証が不十分な上に、マッサージ師から協力を得られなかったため、容疑を固めることができなかった。ゴアは一貫して疑惑を否定してきた。
マッサージ師は54歳だから、常識的に考えてゴアがそんなことをするとは思えない。有名人をはめて慰謝料を取ろうとしたのだろう。アメリカではそのようなことが時々ある。ノーベル平和賞までもらったのに、災難なことだった。
なお、アル・ゴアのアルは不思議な名前だが、アルバートの略だ。アルカイダなどのアルはアラビア語の定冠詞だから、関係ない。