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憂国の士を追い詰める国に未来はない [中国と朝鮮]

【2010年11月09日】-先週、尖閣事件のビデオが YouTube に流出した時は驚いた。まさかこんなことで衝突場面を見られるとは予想さえしていなかった。

 菅内閣はこれでビデオを全面公開するだろうと思った。流出させた人間を突き止め捕らえることもできるが、そんなことをしたら内閣支持率はもっと落ちる。一部出てしまったのだから菅でも諦めて全面公開するだろう。そうすればマスコミは大騒ぎするから、国民も流出させた者の責任など忘れるに違いない。そう漠然と思っていた。私は元々ビデオ公開に賛成だったから、願望を込めてそう思ったのだろう。

 だが菅内閣は公開するどころか、流出者を突き止めるべく捜査を始めた。石垣島の海保職員が怪しいので、沖縄県警や福岡高検が捜査に当たっていたが、今日から警視庁と東京地検が捜査を引き継ぐことにした。今日このニュースに接した時、背筋が寒くなった。

 なぜ地元の捜査機関でなく東京の捜査機関が当たるのか。なぜ警察と検察が合同で捜査するのか。刑事事件は普通まず警察が捜査して、検察が起訴の是非を検討する。両者が初めから捜査に当たるのは異例だ。

 菅首相と仙谷官房長官は、流出者を何としても突き止めて処罰するつもりに違いない。そもそもビデオは事件直後に公開すべきではなかったのか。それを隠した菅や仙谷こそ罪を犯したのではないか。刑事責任は生じなくても、倫理的な大罪を犯した。元々首相らが悪いのにそれは認めずに、流出者に責任を転嫁するのは卑怯だ。

 公務員は内閣の指示に反することをしては行けないが、菅内閣の姿勢がどうしても赦せなくて、YouTube に掲載したのではないか。そんな義憤に駆られた人間を捕らえて、日本はよくなるだろうか。

 菅や仙谷がビデオの公開を拒否しているのは、中国の機嫌を損ねたくないからのようだ。左翼は日本より中国や韓国の国益を優先させたがるものだが、菅らは今自分達の首を絞めつつある。社会主義にすると日本は突然よくなるという妄想に耽っている連中は、自分の利害も分からないと見える。

 菅らは哀れだが、日本は深刻な事態に陥っている。(敬称略)

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タグ:尖閣ビデオ
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