民主党は左翼だから、やっぱり自衛隊が嫌いか(下) [政治家]
【2010年11月21日】-3つ目の事件も入間基地で起きた。11月3日航空祭を開いたが、入間航友会の会長が民主政権を批判する挨拶をした。そうしたら北澤防衛相は怒って、政治的発言をしそうな来賓は呼ばないよう決めたのだ。
航友会は自衛隊を支援する民間団体だ。(ここで言う「民間」とは「官立でない」「政府など公的機関ではない」ということ。)
その荻野光男会長(88歳)が語ったことの一部を次に掲げる。
「入間基地航空祭、おめでとうございます。またふだん国防の任に当たられている自衛隊の皆さん、いつも大変ご苦労さまです。祝賀会の主催者として、一言ご挨拶申し上げます。
さて現在の日本は、大変な状況になっていると思います。尖閣諸島などの問題を思う時、私は非常に不安になる訳であります。自衛隊は遭難救難や災害救助が仕事だと思っている世代が、増えてきています。早く日本を何とかしないといけない。民主党には、もっとしっかりしてもらわないといけない。
領土問題がこじれたのは、民主党の責任である。菅政権は冷静だと言われているが、何もしないだけである。柳腰外交、中国になめられている等の現状に対する対応がなされていない。このままでは尖閣諸島と北方領土が危ない。こんな内閣は間違っている。まだ、自民党政権の内閣の方がまともだった。現政権の顔ぶれは左翼ばかりである。みんなで一刻も早く菅政権をぶっつぶして、昔の自民党政権に戻しましょう。民主党政権では国がもたない。
まだ話したいことは沢山ありますが、あまり長くお話ししても、この後ブルーインパルスの飛行がありますので、これで終わります。ありがとうございました。」
・言論統制
この挨拶を伝え聞いた北澤防衛相は激怒したそうだ。「菅政権をぶっ潰して、昔の自民党政権に戻しましょう」と言われたのだから、怒るのは無理もないが、言論統制は駄目だ。
北澤は10日付で事務次官に通達を出させて、来賓に政治的な発言を控えてくれるよう各駐屯地に求めた。
その理由が奇妙で、「来賓が政治の話しをすると、それを聞いた自衛隊員が政治活動をしたことになり、政治的中立性を定めた自衛隊法に違反する」という屁理屈なのだ。
仙谷も国会で「自衛隊施設の中では制限しないと、(自衛隊員が政治に)関与したという誤解を与える恐れがある」と述べた。どうして自衛隊員が政治に関する話しを聞いただけで、政治に関与したことになるのか。
北澤らの本音は「自分達を批判しないでくれ」のはずだが、そうは言えないから自衛隊員の政治的中立性を持ち出して、来賓の発言を制限しようしているのだ。左翼だから、規制が好きなのだろう。
・参考資料
来賓挨拶:http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1895578/
事務次官通達:
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111601000941.html
仙谷答弁:
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101118/stt1011181239010-n1.htm
民主党は左翼だから、やっぱり自衛隊が嫌いか(上) [政治家]
【2010年11月21日】-民主党が自衛隊に攻撃を仕掛けている。
仙谷官房長官が国会審議で「暴力装置である自衛隊」と言ったことは、広く人の知るところとなった。だが民主党が自衛隊を攻撃する出来事が最近他にも2件も起きたことはあまり知れ渡っていない。
・駐車場で言い合い
自衛隊の入間基地(埼玉県狭山市)では7月27日納涼祭を行い、民主党の松崎哲久・衆議院議員(60歳・埼玉10区)も来賓として参加した。
トラブルは帰り際に起きた。片道通行なので駐車場まで歩かなければならないが、松崎議員は誘導係りの隊員に車を呼び寄せるよう求めた。隊員が断ったので、「俺を誰だと思っているのか」「お前では話にならない」などと暴言を吐き、胸を鷲づかみにした。
これは産経新聞が11月18日付で伝えた。以前から自衛隊に敬意を払っていれば、規則に反することを求めたり隊員に暴言を吐いたりしないだろう。
松崎は自分のウェブ・サイトで「民主党議員を悪者に仕立て上げようとする謀略だ」などと反論しているが、矛盾した箇所があるので、大筋では産経の記事が正しいのだろう。
松崎が左翼だから自衛隊が嫌いかというと、そうとは限らない。1982年から数年、自民党の研究員などをした。落選続きで、60歳だが、まだ2期目だ。
1992年には日本新党から出馬したが落選した。その後、党事務局と対立して除名処分になったと言うから、元々気性が荒いのだと思う。
松崎は政治家一族の出で、三木武夫など3人が伯父で、森英介・元法相は従兄弟だ。血筋がいいから、自民党の研究員になれたのだろう。また出た大学は東大とハーバードだ。本を何冊も出していて、『名歌で読む日本の歴史』(文春新書)もあるが、粗暴では和歌の教養があっても何にもならない。
柳田法相も東大を出た。東大卒が問題を起こし続けている。
・参考資料
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101118/crm1011180131004-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101118/plt1011181144000-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101118/plt1011181648008-n1.htm
http://matsuzakit.jp/