左翼マスコミよ、茨城県議選に争点はなかったのか [*マスコミ]
【2010年12月14日】-おととい12月12日には茨城県で県議会選挙が行われた。元々自民党が45議席も持っている「保守王国」だが、民主党は24人も擁立して現有の6議席しか取れなかった。
自民党候補と一騎打ちになった4選挙区すべてで、民主党は大差をつけられて負けたこともあり、メディアは「惨敗」と民主党をこき下ろした。
「惨敗」という強い表現でなく「大敗」でいい。「権力者を監視するのがメディアの役目」と自惚れているから、常に酷評する。民主党は今でも評判が悪いから、悪く言い過ぎればもっと支持率が落ちる。
(一方いいことをしても褒めない。金持ち増税や武器輸出3原則の見直しは評価すべきことなのに、産経新聞も後者を褒めていないようだ。)
茨城県議選に話を戻すと、昨日は NHK の『ニュース・ウオッチ9』とテレ朝系の『情報ステーション』で選挙結果を見たのだが、いつものように作為があった。
大敗の原因として上げたことは、中央政界で起きた閣僚の失言や小沢問題だけだった。じっと見ていたのではないから「だけ」と断言できないが、国政で民主党の支持が落ちていることを主因と捉えたことは間違いない。
確かに菅政権の不手際は、茨城県議選に暗い影を落としただろう。だが茨城県政に問題はないのか。候補者は演説や選挙公報で政策を訴えなかったのか。有権者は投票する際、候補者一人一人の熱意や見識を考慮に入れなかったのか。
・日本潰しの陰謀
両局の報道には、そのようなことがすっぽり抜け落ちていた。新聞も政策軽視は変わらない。
産経新聞では2本の記事を読んだが、政策には全く言及していない。毎日では4本読んだが、「ローカルマニフェストを掲げ一丸で戦った結果」「公務員の人件費2割カットなど県政に新風を送る」だけだ。
一体どういう報道ごっこなのか。ふだんは「政策を競え」と言っているのに、いざ選挙になると政策を取り上げない。
開票前後は記者も忙しいから忘れてしまうのではなく、わざと政策や資質を見ないようにしているはずだ。
今でも地方選挙は政策に重点を置かないので、政党の人気投票になっている。候補者一人一人の政策や実行力を見て投票先を決めるのではなく、政党のイメージで投票する有権者が多い。報道も政策を無視したら、この悪い傾向がもっと強まってしまう。
また県議も政策を考えなくなる。実際に昨日の放送でも政策に言及する県議や候補者はいなかった。そんな発言はテレビが削除したのかも知れないが。
左翼メディアは日本を潰すために、政治の劣化を狙っていると思う。左翼メディアというより殺人メディアと言った方がいい。間接的に日本人を殺したいから。実際に殺してきたから。
・資料
http://mainichi.jp/photo/news/20101213k0000m010043000c.html
http://mainichi.jp/photo/news/20101213k0000e010033000c.html
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101214ddlk08010257000c.html
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101214ddlk08010249000c.html