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11年前、検事総長は調書捏造を知ったが、改革せず [*事件や事故]

【2010年12月16日】-メディアを批判ばかりしているが、必要な報道をしていない訳ではない。報道らしいことも言う。いい記事も載せる。

 毎日新聞は15日付で「検察:『一部調書、検事の作文』元幹部、総長に私信--98年脱税事件」と題する記事を載せた。いわゆる郵便不正事件では検事が調書に被疑者の供述と異なることを書いたが、検事だった増井清彦氏(77)は1999年検事総長宛に調書捏造の疑惑を直訴したのに、改革できなかったという内容だ。

 水戸地検は1998年脱税事件を摘発したが、取り調べ検事が違うのに参考人や被告人の供述調書に全く同じ文言があるので、増井氏は「複製の疑いがある」と思って直訴したという。

 この記事は大事な出来事を掘り起こして、評価に値すると思う。他のメディアはこの直訴を取り上げていないようだ。

 毎日はそれだけ他紙よりマシだが、「宗男事件などが冤罪」とは書かないから不充分だ。

・リンク
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101215ddm001040004000c.html

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選択肢がないと言う新聞が、選択肢を消した [*マスコミ]

【2010年12月16日】-前回のエントリーで引用した毎日新聞の記事で、水戸市局長の末次省三は茨城議会選を論評したが、「二大政党のどちらも積極支持ができない『選択肢なき時代』」と書いた。

 民主党は駄目だし、自民党も消極的な支持によって勝っただけだと言うのだ。

 だが選択肢を消したのは誰なのだろうか。毎日新聞などの左翼メディアではないか。

 左翼だから元々自民党が嫌いで、散々叩いてきた。大臣が「南京虐殺はなかった」などと本当のことを言ったら、「失言だ」「日本の罪を認めないのか」などと糾弾して辞任させたことが何度もある。

 そのため自民党は評判を悪くしたし、率直な議論ができなくなった。自民党を衰退させておいて「選択肢がない」と言うのだから、とんでもない矛盾だ。

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