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左翼メディアとモンスター・ペアレントが教師を鬱にする [教育]

【2010年12月25日】-文部科学省は昨日、公立学校教職員の休職や処分に関する統計を発表した。毎年この時期に発表するのだろう。

 昨年度は8627人の教職員が病気で休職したが、その63%に当たる5458人が精神疾患のためだ。前年度より58人多く、17年連続で増えた。鬱病が大半を占めるようだ。

 公立の教員は全国で91万7000人いるから、休職したのは0.94%だ。百人に一人の割合だ。

 年齢が高い方が多い。50代以上は38.8%、40代は35.3%、30代は19.2%で、20代は6.7%だ。教員の停年は60歳だから、停年間際の教員が疲れている。また学校種別では小学校44%、中学校30%、高校16%で小学校が多い。

 重大深刻な問題なのだが、いつものように無責任官僚と左翼メディアは真剣に対策を考えない。「精神疾患が増えているのは、生徒指導が難しくなったし、保護者の期待や要求が大きくなり忙しいからだ。」などと書いた。

 つまり、教師は問題児やモンスター・ペアレントに手を焼いて、病気になっているのではないか。そうなら「親の期待が大きくなっている」などというお茶を濁した言い方ではなく、はっきり「勝手な親や生徒のせいで教師は病気になっている」と言うべきだ。そうしないと問題は絶対に解決しない。

 忙しいだけなら、人間は心の病に罹らない。体の病になる。勤務時間が長くても、やり甲斐があることなら心は疲れない。理不尽なことが多くストレスがたまり、鬱病になるはずだ。どうして文科省も新聞もお茶を濁すのか。

 民主党の作った「東京ペディア」によると、休職でなく退職してしまう小学教員が増えている。学校の状況は、文科省の発表する統計より深刻なはずだ。

・原因は体罰禁止と駄目親
 産経新聞は休職に関する記事を2本も載せて他紙よりはマシだが、内容は全く駄目だ。

 「文科省は業務過多が原因と考えているので、6年前から業務軽減策を講じてきたが、教員の忙しさは変わらない」などと書いた。勤務時間が長いだけなら、心でなく体を病むはずだ。理不尽なことが心を蝕んでいるのだ。全く的外れだ。文科省は建前を繕うために教員を見殺しにするつもりなのか。

 そこで菅原慎太郎記者は「カウンセリングも効果を上げていない。教員の資質が問題だろう。」と牽強付会を書いた。モンスター・ペアレントが最大の原因に違いない。他の記事ではモンスター・ペアレントを散々取り上げながら、肝心な時には全く言及しない。頭か性格が悪い。菅原こそ資質に問題がある。

 体罰禁止も原因だろう。生徒が授業中騒いでも、叩いたり廊下に立たせたりできなくなった。左翼マスコミが怪我をさせた教師などを執拗に取り上げて、体罰を加えられない状況を作ったからだ。

 体罰禁止とモンスター・ペアレントが、教員を病気にしているはずだ。文科省とメディアはそれをはっきり認識すべきだ。
 

・参考資料
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122401000541.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101224-OYT1T00904.htm 

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101224/edc1012241814003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101224/edc1012241905004-n1.htm

http://wiki.tokyolife.jp/wiki/%E4%B8%AD%E9%80%94%E9%80%80%E8%81%B7%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%95%99%E5%93%A1

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