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仙谷官房長官が「専業主婦は病気」とまた暴言 [政治家]

【2011年01月04日】-仙谷は何度も失言騒動を起こしているが、今度は「専業主婦は病気」と発言していたことが分かった。

 去年の4月26日、全国私立保育園連盟の主催した「子供・子育てシンポジウム」で講演し、次のように述べた。

「先進国、途上国を問わず、どこの国でも多くの女性が重要なポストに就いて活躍しています。それに比べて日本は、女性の管理職が非常に少ないのです。

 なぜそうなってしまったのか。そこには専業主婦の存在があります。専業主婦というのは、日本の戦後の一時期、約50年ほどの間に現れた特異な現象です。工業化社会がうまくいって、働く人の多数をサラリーマンが占めるという一時的な社会構造が生み出したものです。

 そのために働く女性が結婚し、働きながら子どもを産み、働きながら家庭を運営し子育てをするという、普通に行われてきた女性の環境が充実されないままになりました。もうそんな時代は終わったのに、それに気づかず専業主婦という病気を引きずっていることが大問題なのです。」

・仙谷こそ病人
 他国に比べて日本は女性の管理職は確かに少ないだろうが、それは専業主婦が多いことが原因ではなく、企業や役所が女を出世させないからだろう。女を差別し、適材適所の人事をしないから、女性の管理職が少なくなるのだと思う。

 また専業主婦は「戦後の一時期現れた特異な現象」などではない。外国にも専業主婦はいる。明治時代にも勤め人の妻は専業主婦だった。江戸時代では武士の妻はいわば専業主婦だった。

 仙谷は頭が悪いので、農家の妻が家で農業をしたことと、現代社会で妻が会社に勤めることを同一視している。今でも農家や商店では妻が手伝っている。

 「そんな時代は終わった」は独善的な言い方だ。専業主婦を「病気」と表現するのだから、仙谷こそ精神が病んでいる。認識が歪んでいる。

 仙谷は左翼だから、専業主婦を敵視しているのだ。
 

・参考資料
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101227/plc1012271319010-n1.htm
http://www.sanspo.com/shakai/news/101228/sha1012280503005-n1.htm
http://www.yochien-joho.com/headline/?date=20100501
http://www.yochien-joho.com/headline/photo/20100501/001.pdf
http://netouyonews.net/archives/3880601.html#

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「一年の計は元旦にあり」の本当の意味 [*国語]

【2011年01月04日】-今日ヤフーのトップ・ページを見たら、「この一年の仕事の計は“仕事始め”にあり」という見出しがあって、その下に「今年、仕事でレベルアップを目指すあなたに役立つ情報が満載。ポイントを押さえて、快調なスタートダッシュを。」と書いてあった。

 この見出しは「一年の計は元旦にあり」という諺(ことわざ)をもじった訳だが、ちょっとおかしい。この諺は「一年の計画は元旦に立てるのがよい」の意だから、それをもじったのなら「仕事始めに仕事の計画を立てましょう」という意味を表すはずだ。

 だが、本文に「計画を立てましょう」という意味の文言はない。「快調に仕事を始めましょう」と呼びかけている。ヤフーの担当者は諺の意味を知らないのだ。「あなた」も、軽薄は言い方で駄目だ。

 「一年の計は元旦にあり」という諺は、中国の『月令広義』という本の中の「一日之計在晨、一年之計在春、一生之計在勤、一家之計在身」という言葉が元になっている。訓読すると「一日の計は朝にあり、一年の計は春にあり。一生の計は勤めにあり。一家の計は身にあり。」となる。

 2番目にある「春」は年頭のことなので、日本では「一年の計は元旦にあり」と言うようになったようだ。

・いい加減に生きている人ばかり
 この諺の本当の意味を知らないのは、ヤフーの人間だけではない。年頭にはよく聞くが、いい加減な意味で使っている人が大多数だ。私も学校などで意味を教わった記憶はない。

 「一年の原点は元旦にある」と思っている人が多いだろう。民主党の永江孝子議員は元日付のブログにマラソン大会に出場したことを取り上げて、次のように綴った。

「普段の運動不足がたたって、途中何度かランニングからウォーキングにギアチェンジしながらも、何とか完走。頂いた『完走証』が嬉しい年の始め。『一年の計は元旦にあり』 今年はチャレンジの一年にしたいと思っています。」

 「今年は挑戦の年にしたい」という決意は示しているが、計画は述べていない。「一年の原点は元旦にある」という意味で使っているように思う。深く考えずに口走っているのだ。

・英語もいい加減
 大阪府の橋下徹知事は今日府議会で演説し、「今年はトライ・アンド・エラー。挑戦して失敗した人を評価し、みんなで拍手する組織にしていきたい。」と語った。

 英語では普通 try でなく trial and error と言う。そのまま書いた産経新聞も無責任だ。

 よく知らないのに英語を使うような人間に、本当の改革はできない。実際に「大阪都構想」は荒唐無稽だ。

 政治家も一般国民も国語や外国語を大切にしないのだから、日本が停滞するのは当然だ。言葉遣いがいい加減だと、気持ちをちゃんと伝えることができない。テレビの討論会でも、表現が不正確なために時々擦れ違いが起きる。

 近代国家をうまく運営するには、まず基礎学力が必要だ。

・リンク
http://ja.wiktionary.org/wiki/%E4%B8%80%E5%B9%B4%E3%81%AE%E8%A8%88%E3%81%AF%E5%85%83%E6%97%A6%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8A

http://www.nagae-takako.jp/blog110102034014.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/110104/lcl1101041300000-n1.htm
http://www.wer-weiss-was.de/theme46/article1833198.html
 

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