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毎日の「即戦力」記事に関する疑惑 [*経済]

【2011年01月27日】-文科省からはまだ返事がないが、おとといのエントリーを送信してから、懇話会に関する文章をまた見つけたのでそれを書いておく。

 毎日新聞が12月6日付で載せた「働くナビ:就職活動の早期化・長期化が問題になっています。」と題する記事に、懇話会のことが出てくる。

「11月22日、文部科学省主催の懇話会で、企業側と大学側の関係者らが非公開の場で、就職採用活動に関して意見を交わした。大学側から『現在の就職活動の在り方では学業に悪影響が及び、優れた人材を社会に送り出せない』といった意見が出されたが、企業側は『理解できるが、かつて就職協定が形骸化した。みんなが守れるルールを作らねば意味はない』と、議論は平行線をたどった。」

 ここにも「即戦力」は出てこない。

(「早期」に「化」を付けるのはおかしいが、「長期化」はとんでもない言い方だ。「長期になる」という意味で使っているのではない。「長引く」という意味で使っている。頭がおかしい。)

・疑惑
 6日付の「即戦力」の記事にはまだ疑惑がある。私はこの記事をまず毎日新聞の携帯サイトで読んだ。それからパソコンで読んだが、初めは
1. http://mainichi.jp/life/today/news/20110106dde001100006000c.html

というアドレスで見た。ところが11日の夜この記事をまた見ようとしたら、なくなっていた。アクセスしたら、「指定されたファイルまたはページが見つかりません」と出てから、トップ・ページに誘導された。

 既に疑いの目で見ていたので、経済同友会などに抗議されてウェブから削除したのかと思って、毎日新聞に削除した理由を尋ねた。そうしたら質問には答えず、次のアドレスを教えてくれた。

2. http://mainichi.jp/life/job/news/20110106dde001100006000c.html

 確かにこのアドレスでは読めるが、記事はハード・ディスクに保存してあったから、アドレスを教えてもらう必要はなかった。

 それにしても不思議だ。記事のリンクを1週間も経たないで変えることは、今まで経験したことがない。毎日新聞はどの記事も1ヶ月はウェブに載せて、そのあと見られなくする。1週間でリンクを変えるのは異例のはずだ。

 グーグル・ニュースに「即戦力 就職」と入力して検索すると、6日付の記事が最上位にヒットして、1. のアドレスを示す。アドレスが変わったというのは、決して私の勘違いではない。問題があるから、変えたのだろうか。

 また 2. のリンクもおかしい。ダウンロードが終わっても、ブラウザーのタブの中にあるアイコンが回り続けている。ページをしっかり作っていないのだろう。

 その後、毎日のサイトを見ていたら、この記事は他の三つのアドレスでもウェブに載っていることが分かった。

3. http://mainichi.jp/select/today/news/20110106k0000e040053000c.html
4. http://mainichi.jp/photo/news/20110106k0000e040053000c.html
5. http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/01/06/20110106k0000e040053000c.html

 この三つには夕刊1面に載っていた「企業が求める卒業学校別の能力」という表が付いている。1. や 2. には付いていなかった。

 また 3. には画面の右上と左上に広告があるが、4. と 5. では右上の広告だけでレイアウトが全く同じだ。3.と4.と5.の記事は、毎日のサイトで検索しても出てこない。

 なお「働くナビ:就職活動の早期化・長期化が問題になっています。」で検索したら、
http://mainichi.jp/life/job/navi/archive/news/2010/20101206ddm013100024000c.html

がヒットしたので、同じ記事を2度載せることは他にもあるのだ。だが同じ記事を4度も載せることが他にもあるのだろうか。どうしても学生の就職活動を歪めたいから、4度も載せているのではないか。

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タグ:就職
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