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電気の浪費を反省しよう [東日本大震災とその影響]

【2011年04月09日】-電力不足が明らかになってから、節電する組織や個人は多いが、電気の浪費を反省する声は聞かない。

 日本人は今まで電気を使い過ぎてきたし、頼り過ぎて来た。商店街は夜間、照明をたくさん点けて、昼間と見まがうほど明るくしてきた。歩きやすいが、電気がもったいない。コンビニや薬局は売れ行きがよくなるからと、目がチカチカするほど照明を強くしてきた。

 また暖房にはガスの方が効率がいいはずだが、電気でエアコンを動かす組織や個人が増えた。本屋や電気屋など大型の小売店は、冬場暖房が強すぎる。店員はワイシャツ姿でいる。客は上着の上にオーバーコートを着ているから、店内に5分もいると暑くなってしまう。

 一方、大型店舗や電車は、夏場は冷房が強すぎる。10分以上いると体が冷えてしまう。こんなことをしながら消費不況を嘆いているのだから、愚かしいことこの上ない。

 小売り店などが冷暖房を強くするのは、そうすれば客が喜ぶと思っているからだろう。単細胞だから、頑張れば何でもいいと思っている。やり過ぎたら逆効果なのだ。

 日本は10年以上前から、夏も冬もエアコンを動かしすぎて、電気を浪費してきた。関東地方が節電を迫られているのは、今まで浪費してきた報いだと思う。

 大型店舗などは自然光や自然風を遮断している。窓は殆どなく、陽気のいい時期も外気を取り入れない。そのかわり、蛍光灯で明るくし、エアコンをかけている。通路には窓を作れるはずだが、それもしない。人口的な空間を作って、そこに安住しているのだ。

 発電するのには、人の労力と苦労が必要だ。電力会社の人は夜中も働いているし、原発周辺に住んでいる人は放射能の危険にさらされてきた。電気を浪費することは、そのような人達を馬鹿にすることになる。だが大半の日本人は、迷惑をかけていることに気づいてもいない。電気もガスも水道も届いて当然だと思ってきた。計画停電が示すように、決して当然ではないのだ。

 よく反省して、電力供給が充分になってからも浪費しないよう注意しないと、そのうちもっと辛い目に遭うだろう。

・参考資料
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/236190
 

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タグ:電気 浪費
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