いつの間にか水棺をやめて、循環注水冷却システムに変更 [東日本大震災とその影響]
【2011年06月09日】-最近テレビは原発の冷却について「東電は循環注水冷却システムを構築するつもりだ」と言っているから、「汚染水が増えないように循環させることにしたのか。いいじゃないか。」と漠然と思っていた。
だが今日、日刊ゲンダイを数週間ぶりに読んだら、「水棺は諦めて、循環注水冷却システムに変えた」と書いてあって、びっくりした。水棺は失敗したということだからだ。
調べてみたら、メディアは5月16日頃、東電の計画変更を報じていたが、グーグル・ニュースでは22件しかヒットしない。大事なことなのに扱いが余りに小さい。
政府が報道規制を言い出すと、「国民の知る権利を侵害するのか」と反発するくせに、国民に必要な情報を伝えない。全く矛盾している。
今でも原発にはホースで水を吹きかけているようだ。メルトダウンを起こしたので格納容器などの底に穴が空き、水をかけると漏れ出し、汚染水が増え続けている。テレビや新聞はこのような基本的なことを分かりやすく説明すべきだ。
原発の状況は少しよくなったが、まだ解決には程遠い。
竪山辰美、荻野友花里さん殺害を謝罪する [*事件や事故]
【2011年06月09日】-昨日辺りから大連立の話しは聞かなくなったので、民主党や自民党の幹部は諦めたのかも知れない。だが、菅は退陣を拒否しており、8月までは居座るつもりのようだ。何とか今月中には辞めて欲しい。菅が首相の座に留まっていると、被災地の復興は進まないのだ。
ところでおととしの11月3日に書いた「千葉大の荻野友花里さんが、キャバクラで働いていたとは」のアクセスが、昨日から増えている。何かあったのだろうと思って調べたら、この事件の裁判が始まっていた。ニュースでは見なくても、ブログのアクセスで分かることがある。
竪山辰美被告人は「殺すつもりはなかった」と言い訳をしたらしいが、きっと嘘だ。強盗や強姦を何度もした粗暴な男だ。きっとわざとやったのだ。強盗する場合は相手が女ばかりだ。女を苦しめたい性格なのだろう。
兇悪なため弁護側は死刑を覚悟していて、父親から虐待を受けていたことも持ち出して、情状酌量を求めた。
被告人は今日の公判で「私の愚かな考えや行動で若い尊い命を奪ってしまった。遺族の方にはお詫びのしようもない。私の命をもって償いたい。」と謝罪したという。
おととしエントリーを書いた時は、荻野さんはキャバクラで働いていることを両親には内緒にしていたと思っていた。だがお父さんが退職して収入が少なくなったので、家族はキャバクラで働くことを了解していたという。
荻野さんの冥福を改めてお祈りする。
・参考資料
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110609/CK2011060902000051.html
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/06/09/kiji/K20110609000985670.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011060900887