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なぜ勉強しなくてはならないのか [教育]

【2011年07月03日】-先日、高校教育に携わっている人と話す機会があった。最近の高校生は小学生のようで、中堅以下の高校ではちゃんと勉強しない。教師の話は聞かないし、授業中に立ち歩くこともある。どうしたらいいかと頭を抱えていた。

 高校生がそんな状態なのは、一つには勉強の必要性が分かっていないからだろう。親や教師はどうして勉強しなければならないか、子供にちゃんと説明しているのだろうか。

 抽象的に「勉強していないと大人になってから困る」と言っても、効果はないと思う。自分の経験を交えながら、「中学や高校で勉強をしておかないと、このように困る」と具体例を挙げて諄々と説明すべきだ。そうでないと、高校生は勉強の必要性を理解しないだろう。

・困ったこと
 外国に行った時英語ができなくて困ったこと。漢字を知らなくて恥をかいた時の気持ち。外国人に日本のことを訊かれて日本史の大切さを痛感した時のこと。文語文が理解できなくて恥をかいた時のこと。数学ができなくて困ったこと。学歴が低くて損をしたこと。

 数十年か生きていれば、誰でも勉強不足のために困ったことは何回もあるはずだ。それを親や教師が何回も話せば、子供はある程度理解すると思う。

 また学校で習うことはそれ自体が大事なばかりでなく、頭を鍛えることにも繋がる。中卒と高卒、高卒と大卒が違うと言われるのは、高校や大学では前の学校より抽象的で高度なことを勉強して、頭を鍛えるからだろう。

 幾ら説明しても分からない子供もいるはずだが、分かる子供もいると思う。怒鳴ったり諭したり、その場しのぎの対応では駄目だ。根本から分からせるべきだと思う。

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タグ:勉強 必要性
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