(改題)全日空の副操縦士は首にすべし [*事件や事故]
【2011年09月29日】-全日空は昨日、「6日に急降下した旅客機は、実は背面飛行に近かった」と発表した。本当に驚いた。もう少し対処が遅くなっていたら、墜落しただろう。
スイッチを押し間違えた副操縦士は、疲れていたか寝ぼけていたのだと思う。何が原因であっても、この人にもう操縦させてはならない。また間違えるに違いない。向かない人間は、幾ら訓練をしても駄目だ。
全日空は背面飛行を認めるのが遅れたことについて、「不正確なことは言いたくなかったから」などと言ったが、嘘だろう。隠そうとしたのだ。
ところで「ラダー・トリム・スイッチ」は英語ではLadder Trim Switch と書くのだと思う。Ladder は「ハシゴ」のことで、Trimは「犬のトリミング」などと言う時のトリムだ。
trimには名詞と動詞の用法があるが、trimmingでは-ingがついていて動名詞になっているから、当然動詞だ。
「トリム・スイッチ」という名のスイッチがあるようだ。ラダー・トリム・スイッチは、尾翼についている方向舵(だ)を動かして機首の向きを変えるスイッチだそうだ。
・参考資料
http://www.j-cast.com/2011/09/29108580.html?p=all
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110929ddm041040141000c.html?toprank=onehour
東京電力の幹部は逮捕すべし [東日本大震災とその影響]
三橋貴明氏も、とんでもない有名エコノミスト [他の評論]
三橋貴明氏も、とんでもないが有名なエコノミスト
【2011年09月27日】-25日のエントリーで三橋貴明氏の名を出した。「2ちゃんねる」で有名になり、本を何冊も出しているエコノミストだ。「新世紀のビッグブラザーへ」というブログも書いている。だがこの人の主張も、とんでもないのだ。
1番強く言っていることは財政出動なのだ。「日本の財政赤字は確かに多いが、国債は日本人(個人や銀行)が買っているから、外国とは違って財政破綻は起きない。政府は公共事業などを行って、景気をよくすべきだ。」と主張しているのだ。
今の日本は、国家予算の半分くらいを国債で賄っている。歳入の半分が国債ということだ。こんな不自然な状況なのに、「もっと国債を発行しても大丈夫だ」と言うのだから無責任だ。
元々中小企業診断士だから、財政赤字が増えても景気がよくなり、顧問をしている会社の業績が向上すれば、自分も儲かるので、あとのことは関係ないと思っているのだろう。
全く無責任な話しだ。だがこんなことを力強く何度も言われると、同調してしまう人がかなりいる。深刻な状況だ。
・参考資料
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%A9%8B%E8%B2%B4%E6%98%8E#.E7.B5.8C.E6.B8.88
食中毒の大和屋は営業停止 [食品]
【2011年09月25日】-食中毒事件を起こしたフーズ・フォーラスは廃業したが、同社に肉を卸していた大和屋も廃業の危機にある。
近くに住んでいるので時々前を通るが、トラック数台が停まったままだ。人は時々出入りするが、営業はしていないようだ。何とか再開しようと模索しているのだろうが、できないのだろう。
小飼弾ブログもとんでもない [他の評論]
【2011年09月25日】-さっきのエントリーで小飼弾氏に触れた。この人はブロガーとして有名だ。以前何度かブログを覗いたが、論理が飛躍していて読んでいられなかった。
今日久しぶりに覗いたら前よりはマシになっていたが、次のように奇妙なことを書いていた。『クッキング・フォー・ジーク』という本を出版社からもらったそうで、料理について述べている。
「むしろ不思議なのは、料理ほど我々が身近に行う科学もない一方で、料理ほど保守的な生活習慣もないということ。」
「料理」は食材を過熱して調味料を加えるから「科学」と言ったのだろうが、異様な言い方だ。また「保守的な生活習慣」と表現するのも奇妙だ。「人間が古代から行ってきたこと」のつもりだろうが、異様な表現の仕方だ。
こんなのを読むと気分がおかしくなってくる。このブログを読みたがる人の気が知れない。感覚のおかしい人がかなりいるようだ。
・引用文献
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51731626.html
とんでもない本が売れる国は、発展しない [他の評論]
【2011年09月25日】-前回は『デフレの正体』の著者が名誉棄損で敗訴したことを取り上げたが、それ自体は些細なことだ。本当の問題は、とんでもない本が売れることだ。売れただけでなく、有名な言論人が推薦しているのだから深刻だ。
池上彰や小飼弾は経済学者でないから経済を理解していなくてもまだ救われるが、三橋貴明や山田真哉は専門家だから学問的に問題のある本を推薦するということは、経済学が分かっていないということだ。これでは景気はいつまでもよくならないだろう。エコノミストが適切な対策を示せないのだから。
以前からベストセラーには駄目本が多い。『文明の生態史観』や『甘えの構造』など数十年前に売れた本を読んでみると、すり替えや論理の飛躍が多い。特に『甘えの構造』を読んでいた時には、「こんな支離滅裂な本がどうして売れたのか」と心底驚いた。
日本人は知性が低いのだ。著者も編集者も読者も、考える力がないのだ。これでは国が衰退するのは仕方がない。議論がいい加減では、適切な政策は行えず学校教育はよくならない。
学者や言論人がしっかりした議論をするまで、日本の衰退は続くだろう。(敬称略)
『デフレの正体』の著者、暴言を書いて敗訴 [*経済]
【2011年09月23日に掲載、25日に訂正】-角川書店の出した『デフレの正体』という本は、経済書にしては異例の売れ行きを記録している。書いたのは日本政策投資銀行の藻谷浩介氏(もたに・こうすけ)で、同書によって急に有名になった。
帯では池上彰氏や小飼弾氏が推薦している。私は数ヶ月前、ある章だけ立ち読みしたが、露骨なすり替えをしていたのでびっくりした。
初めに「女性はもっと働くべきだ」と聞き飽きた文句を並べていたが、途中から急に「日本の女性は昔から働いている。家事をしている。」と書いて、「働く」の意味を急に変えた。
初めは「働く」ことを、「勤めて賃金をもらう」の意味で使っていたのに、途中から「家事」の意味にしたのだ。とんでもないすり替えだ。
そして章の最後には「家事は女性がやらなくてもいい。退職した男がいるから。」とメチャクチャなことを書いた。家事がちゃんとできるオジさんは少ない。現実を無視した暴論だ。きっと何か企んでいる。働く女を増やしたいのだろう。
「ですます調」で書いてあって、とても分かりやすい文章だから、すり替えに気づかずに納得してしまう人もいるだろうと思った。池上氏などもそのため気に入ったのかも知れない。ごく一部を読んだだけだから、そう言い切れないが。
・裁判
昨日、藻谷氏のニュースが流れた。ブログのコメント欄に暴言を書いたので民事訴訟を起こされ、10万円の支払いを言い渡されたというのだ。
原告は北海道の高校教諭であり、『高校生からのマクロ・ミクロ経済学入門』などを書いた菅原晃氏(46歳)だ。菅原氏が去年の7月15日ブログで『デフレの正体』を批判したら、藻谷氏に翌日次のようなことを書かれたので、民事訴訟を起こした。
「わかってますよ。問題は内需が減少する一方のために、対外債権が幾ら積みあがろうと国内投資も増えないということですよね。その原因は、コンベンショナルなマクロ経済学で解けるのですか?
三面等価なんて資産が腐る世界では意味がない。「自分は経済学を知っている、こいつは勉強していない」という矮小なプライドでモノをいうなってんですよ。対外資産が積みあがるだけで何の役にも立たない、なんて老人の繰言を言うな!自分の実践を少しでも語ってみろ。対外資産の増加を国内に少しでも還元する努力をしてみろ。そうでなければ外国に引っ越せ。あるいは早く死んで子供に財産でも残せ。
言い直します。それだけ理解力があるのであれば、実践力もあるはずだ。早く正道に戻ってください。」(抜粋)
原告の文章はしつこい批判の仕方だが、「ですます調」で書いていて、怒り狂うほどの内容ではない。それなのにこのように逆上した。痛いところを突かれたのだろう。元々企みがあるから歪んだことを書くし、それがバレて逆上したのだと思う。
・参考資料
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/320160.html
http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-401.html
「無職」の東国原前知事が報道番組にレギュラー出演 [政治家]
【NMN 2011年09月22日】-宮崎県知事だった東国原英夫氏が、大阪朝日放送の新報道番組『キャスト』にレギュラー出演することが分かった。ローカル放送で、10月3日にスタートする。放映時間は午後4時50分から6時45分まで。
東国原氏は都知事選に敗退してから約1ヶ月後の5月、「社会的立場としては無職」と自嘲していたが、やっと「定職」に就くことになった。
新番組の『キャスト』は「かゆいところへ手が届く、頼れるニュース番組」を合い言葉にして、ニュースを分かりやすく伝えることを目標にしている。
・コメンテーターが多彩
メイン・キャスターは、同局のスポーツ・アナウンサーを長く務めてきた伊藤史隆(しりゅう)が担当する。「見てくださっている方の立場で番組を作っていきたい」と意気込みを語っている。
またサブ・キャスターは、『おはようコールABC』に出演してきた高橋大作アナと、入社2年目の塚本麻里衣アナが務める。高橋アナは現場からリポートもする。
コメンテーター陣は実に多彩だ。東国原氏のほかに、学界からは東京大学の月尾嘉男名誉教授(工学)、獨協大学の森永卓郎教授(経済学)、同志社大学大学院の浜矩子教授、名城大学の郷原信郎教授(法学)、関西学院大学の鈴木謙介准教授(社会学)、北海道大学の中島岳志准教授(歴史学)が出演する。
またメディア界からはジャーナリストの大谷昭宏氏、同じくジャーナリストの二木啓孝氏、ノンフィクション・ライターの藤井誠二氏、朝日新聞の曽我豪編集委員、芸能ジャーナリストの井上公造氏、コミュニティ・デザイナーの山崎亮氏、プロ野球解説者の矢野燿大氏(元阪神タイガース)が出演する。
・参考資料
http://career.oricon.co.jp/news/2001847/full/?from_todaysnews
http://webnews.asahi.co.jp/cast/
民主党の国対幹部が輿石の秘密主義に怒って、辞表 [政局]
【2011年09月21日】-今晩ずっと荒れるのかと思っていたが、台風は現在水戸市付近にあるようで、東京都板橋区は8時半頃から静かになった。午後6時頃、1番荒れたと思う。
ところで、いつものように阿比留さんのブログを読んでいたら、「輿石氏の秘密主義に早速、国対幹部3人が辞表を出す騒ぎになりましたね。」と書いてあったので驚いた。そんなことは全く知らなかったからだ。
調べて見たら、国会は月末まで延長することになったが、それについて輿石幹事長は事前に知らせていなかったので、国対委員長代理の松本剛明や加藤公一が怒ったようだ。辞表を出したのは16日だろう。大事なことなのに、メディアの扱いは小さかった。辞表は出しただけで、誰も辞任していないと思う。
なお輿石は小沢一郎のように、陳情を幹事長室が受けることにした。野田首相は謙虚で深々と頭を下げるが、輿石幹事長ははやり強権的なようだ。
・参考資料
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2448915/
http://mainichi.jp/select/today/news/20110917k0000m010122000c.html
土砂ダムはまだ決壊していないが、老人流される [*事件や事故]
【2011年09月21日】-台風15号が襲来しているので、関東地方も大荒れの天気だ。紀伊半島の土砂ダムを心配しているが、水位が下がっているから決壊したかも知れないという報道はあるが、今のところ決壊したという確実な情報はない。
散々騒いでおいて決壊しなかったから、国交省近畿地方整備局は馬鹿みたいだ。決壊したダムに関しては避難を呼びかけなかったのに、決壊しなかったダムの下流に住む人には警戒したことになるからだ。
・またお爺さんが
老人が川を見に行って行方不明になる事故が、また起きた。岐阜県白川町で84歳のお爺さんは自宅近くの農小屋に電源を切りに行ったが、小屋脇の赤川が増水していたので流されたようだ。
電源を切る必要があるのなら、誰かが付いて行くか代わりに若い人が行くべきだった。
「台風の時に出歩くのはやめましょう」と呼びかけても、きっと無駄だ。振り込め詐欺に気をつけるよう散々警告しているが、騙される老人がまだいる。
年を取ると視野が狭くなってしまい、身の危険をあまり考えないのだろう。
明日になると晴れるそうだから、今夜一晩の辛抱だ。
・参考資料
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110921-OYO1T00707.htm?from=top
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011092090210847.html
「役所番付」を作って、役人を監視しよう [政策]
【2011年09月19日】-昨日「役人は駄目だ」と書いたが、それは無理もない。民間企業と違うからだ。
民間企業なら、社員が一生懸命働かないと会社は潰れてしまい、社員は失業する。ところが役所の収入は税金だから、一生懸命働いても手を抜いても、収入も職員の給料も変わらない。
だから「一般企業と同じようにやれ」と言っても無理だ。一般企業でもまじめにやらずに、倒産してしまう会社もあるくらいだ。民間企業を持ち出して、役所に一生懸命やらせることには限界がある。
役所に点数をつけるのはどうだろう。番付のサイトを作って、一般国民が「この役所は今週~点」「こっちは今週~点」と点数をつけて、順位を出すのだ。そうすれば役所は今よりもしっかり仕事をすると思う。
電力会社の「やらせメール」のように役人自身が点数をつけたり、同じ人が何回も投票したりしないように、工夫する必要があるが、「役所番付」は一定の効果をもたらすと思う。
土砂ダムの排水工事が遅すぎる [政策]
【2011年09月18日】-紀伊半島にできている土砂ダムは心配だ。また大雨が降って水位が上がったら、決壊するかも知れないという。どうしてこの地域にだけ大雨が降るのか。
16日テレビ・ニュースを見ていて、「何とかして水を動かせないのか」と思った。そうしたら国交省が「排水路を作る工事を始めた」と言ったので一瞬安心したが、次に「完成には数ヶ月かかる」と聞いたので呆れた。
工事ができるのなら、どうしてもっと早く始めなかったのか。8日頃から「土砂ダムが危ない」と言っている。排水路が完成するまでの間は水位が上がったら、ポンプでくみ上げるというが、それももっと早くからやっておくべきだった。人の命と生活がかかっているのに、役所は暢気すぎる。
無駄な公益法人も、日本人の生存を間接的に脅かしている。役所のあり方を根本から考え直すべきだ。企業や一般人にも問題が多い。
・参考資料
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110916-OYO1T00659.htm?from=top
とうとう震災不況がやってきた [*経済]
【2011年09月18日】-3月11日に起きた東日本大震災は岩手や福島に甚大な被害をもたらしたので、景気を悪化させるのではないかと心配する人がかなりいた。それが7月末から、とうとう現実になってきたようだ。
私は楽天市場の「爽快ドラッグ」と「ケンコーコム」からメール・マガジンを受け取っているが、両店は7月からポイント10倍セールを以前に増して頻繁に行っている。月ごとの回数を爽快ドラッグを先に、ケンコーコムを後に書くと、次のようになる。
6月 5回 5回
7月 5回 3回
8月 7回 3回
9月 4回 5回
9月は12日まででこんなに多いから、ケンコーコムも6回を越えるだろう。両店とも売り上げが落ちてきたから、ポイント10倍セールを増やしているのだと思う。
また、ある占いの店では8月中旬からお客が減っているようだ。
・街では値引きばかり
昨日街を歩いたら、そこにも不況の影を見た。あちこちの店が値引きをしていたのだ。レストランの「やよい軒」は店頭に幟を立てて、赤い字でデカデカと「定食200円引き」と書いていた。
牛丼屋の「すき家」はポスターに赤いゴシック体で「牛丼250円」と書いて、ショー・ウィンドーに貼っていた。
サーティワン・アイスクリームは看板に、「ダブルコーン・ダブルカップ31%off」と大書していた。リサイクル・ショップは横断幕に「爆弾セール」と書いていた。
どの店も売り上げが落ちているのではないか。「やよい軒」も他の牛丼店もよく値引きをするが、値段を赤い字で書くことはなかったと思う。「すき家」の低落傾向は明らかで、8月の売り上げ高は前年同月と同額だった。松屋は0.6%のプラスだったから、水を空けられた。
サーティワンのウェブ・サイトを見たところ、割引はこれが今年初めてのようだ。去年までも秋には割り引いたのかも知れないが。
そのリサイクル・ショップは以前から大袈裟だが、「爆弾セール」ほど強烈なのは初めてだと思う。
・景気をよくすると決意する
だが、不況だと身を縮こまらせてはいけない。今こそ物を買って、景気をよくしようと決意すべきだ。日本人は景気が悪化するたびに財布の紐を締めてきたから、こんなに悪くなってしまったのだ。今こそ物を買って働いて、景気を上向かせるべきだ。
余裕のない人がそうする必要はない。お金のない人、既に精一杯働いている人は今のままで充分だ。だが余裕のある人は努力して欲しい。それが景気をこれ以上悪化させないための方法であり、よくするための方策だ。
とうとう震災不況がやって来てしまったが、被災地でビルや住宅の建築が始まれば、震災特需が起きる。その時に景気が確実によくなるように、今から頑張っておくべきだ。
・資料
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0906&f=column_0906_012.shtml
鉢呂・前大臣に暴言を吐いたのは時事通信の記者なのか [*マスコミ]
【2011年09月16日】-鉢呂・前経産相は9月10日夜、辞任を表明する記者会見を開いた。その時なぜ辞任するのかはっきり説明しなかったので、ある記者が「(辞任の理由を)説明しろって言ってんだよ!」などと暴言を吐いた。一部のメディアはこれについてまだ報道を続けている。
そこでどの社の記者なのかと思って今日グーグルで検索してみたら、「時事通信だろう」と書いたブログなどが幾つも見つかった。J-CASTはこの件に関して記事を2本も載せたが、社名には触れていない。
講談社の運営する「現代ビジネス」によると、その記者と上司の部長は数日後、鉢呂氏の事務所を訪ねて謝罪したそうだ。
更に調べたら、「阿修羅」などが「記者の名は鈴木隆義だろう」と書いていた。時事の経済部に、この記者がいることは確実だ。時事通信は記者会見を開いて、はっきりさせるべきだ。
次の初めのリンクには動画が載っていて、その記者の顔もはっきり見られる。
・リンク
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-818.html
http://www.j-cast.com/2011/09/12107013.html?p=all
http://www.j-cast.com/2011/09/14107299.html?p=all
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/19475
http://www.asyura2.com/11/senkyo119/msg/472.html
http://tanakaryusaku.jp/2011/09/0002912
スニーカーで通勤する女性が4人に1人 [他の評論]
【NMN 2011年09月15日】-東日本大震災が起きてから、防災意識が高まっている。「会社にスニーカーを置いている」と言う女性もいる。
そこでオリコン株式会社は会員女性を対象にして、「スニーカー通勤に関する調査」を行った。「通勤時に履いている靴」を訊いたところ、26.4%もの人が「スニーカー」を挙げた。仕事とスニーカーはイメージに合わないが、意外な結果が出た。
「スニーカーを履く」と答えた人に理由を尋ねたところ、「歩くことが多いため」が1番多く、39.1%もいた。2位はファッション面から選んでいる人で、23.3%だった。39歳の女性は「ジーンズで通勤することが多く、合わせやすい」と答えた。
3位は健康管理を理由に挙げた人で、12.1%だ。具体的には「通勤はウォーキングを兼ねているから」(35歳)や「運動不足解消・体力作りのためにエスカレーターは使わずに階段を上り下りしているから」(37歳)と説明している。
「いつまた大きな地震が来るとも限らないので」(45歳)と防災を重視する人は、5位で7.6%だけだった。
「時間がないから」と言う人もかなりいて、「歩きやすいし、走りやすい」(26歳)「保育園の送り迎えが忙しいので走れるように」(35歳)などと回答を寄せた。
1位はReebokOLや主婦に「通勤・外出時に履きたいスニーカー」を尋ねたところ、以下のようになった
1位 ReebokのEASYTONE
2位 asicsのシェイプウォーカー
3位 newbalanceのtruebalance
4位 PUMAのボディトレイン
5位 スケッチャーズのshape-ups
これから通勤時スニーカーを履く女性は増えそうだ。
【調査概要】
調査期間:2011年8月19日(金)~8月23日(火)
調査対象:20~40代の女性会社員 1910サンプル、
20~40代の通勤時スニーカーユーザー(会社員) 527サンプル、
20~40代の外出時スニーカーユーザー(専業主婦) 426サンプル
調査方法:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】によるインターネット調査
・参考資料
http://career.oricon.co.jp/news/2001455/full/
http://reebokjapan.com/
臨時国会、予算委が怖くて4日だけ [政局]
【2011年09月15日】-民主党は臨時国会を4日間しか開かないので、野党は反発している。被災者や一般国民も怒っているだろう。私も不審をぬぐえない。
民主党は表向き「第3次補正予算を編成するのに時間が必要だ」と言うが、本当とは思えない。もしかしたら審議から逃げているのではないかと思っていたら、時事通信の記事にそう書いてあった。
輿石幹事長は自民党の幹部に「予算委員会を開いたら(政権が)持たない」と語ったという。鉢呂や一川防衛相が問題発言をしたから、野党は手ぐすねを引いているのだ。だがこう報じたのは調べた限りでは、時事だけだ。
臨時国会は4日間しか開かないが、国会閉会中に予算委で審議するという。閉会中に審議するのも不思議が、閉会中だと厳しい批判を受けずに済むのだろうか。また通常国会ではどうするのだろうか。野党の追及から逃げられないはずだ。
メディアは通り一遍の報道をするばかりで、一般国民の疑問に答えてくれない。
・参考資料
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091300792
加護亜依=継父は借金作る [芸能人]
【2011年09月15日】-おとといのエントリーで参考資料に挙げたが、加護亜依さんは3年前に女性セブンのインタビューに応じた。本人が語ったことだから信憑性が高い。
加護さんが両親の離婚を知ったのは17歳の時だったそうだ。実父が逮捕されたのもその頃かも知れない。
継父の方はどうかというと、運送業をしていたが、うまく行かなくなって借金を作り、生活が困窮したそうだ。そのような重圧があったので、タバコを吸ってしまったと告白している。
これだけ不幸な人はそんなにいない。加護さんが問題を起こしてしまうのは家族にも問題があるようだ。本人の責任が大きいが。
家族のことを言うとかわいそうだが、それを知らないと一連の行動が理解できないので仕方なく書いた。
加護亜依の父親、覚醒剤で逮捕 [芸能人]
【2011年09月13日】-先週から加護亜依さんが自殺未遂を起こしたので、芸能マスコミは騒いでいる。事務所の社長も直接連絡が取れないのは奇妙だし、友達も家族も話しに全く出て来ない。不思議だ。
両親はどうしているのかと思ってウィキペディアを見てみたが、家族には一切触れていない。
グーグルで検索してみたら、「1歳の時にお母さんはお父さんと別れ、お父さんは覚醒剤で逮捕された。お母さんは再婚して、弟と妹が一人ずついる。」と書いてあった。家族の中でも孤立していたのかも知れない。
・参考資料
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/2843/kazoku.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q132752488
http://www.les2.net/1216.html
でじたる書房に寄稿 [連絡]
【2011年09月13日】-でじたる書房という電子出版のサイトがあります。長い文章はブログに載せにくいので、「朝日新聞に出した手紙」シリーズなどは、でじたる書房に載せるつもりです。
手始めとして既に「毎日新聞は『即戦力』と喧伝して、不安を煽るな」と「米軍が殺したのは本当にビン・ラディンか」を載せました。後者は無料です。
・リンク
でじたる書房トップ・ページ
http://www.digbook.jp/
JR北海道は余りにだらしがない [*事件や事故]
【2011年09月13日】-JR北海道の社長が行方不明になっている。死亡事故を起こしたので、それが辛くて自殺したと見られている。二重に駄目な会社だ。
しっかり検査をしておけば事故は起きなかったろうが、検査を怠ったので事故を起こした。事故の説明や補償をしなければならないのに、それが辛くて社長が自殺した。ここ数年これほど駄目な会社は他にない。
・身内に敬語を使って恥晒し
社長だけが駄目なのではないようだ。昨日記者会見を行った常務は社長について「ご苦労ご心労が重なっていたと思う」などと述べた。外部に向かって身内に敬語を使ったのだ。若い社員ならまだしも、重役の言語能力がこの程度とは驚いた。
社長だけが無責任なのではなく、会社全体がたるんでいるのだろう。
バストを小さく見せたい女性が6割も [他の評論]
【NMN 2011年09月12日】-バストの大きな女性は小さな女性に羨ましがられるものだが、大きな女性にも悩みがある。アイ・シェアはこのほど、そのような女性がどのような悩みを抱えているか調査した。インターネットを使って、20代から30代の女性に尋ねた。
ブラジャーがDカップ以上の女性が、最も困っていることは「太って見えること」で、回答者の71.8%がそう答えた。2位は「シャツを着ると胸元のボタンの間が空いてしまうこと(66.5%)」で、3位は「かわいいブラが少ないこと(60.1%)」だった。
他に「バストが重くて疲れる」「バストばかり注目される」といった悩みもあった。
バストの大きい女性の6割(58.9%)が、「小さく見せたいと思うことがある」と答えた。
そのような要望に応えるべく、株式会社ワコールは「小さく見せるブラ」を去年4月にネット限定で発売した。8千枚が瞬く間に完売したので、今年9月7日から再びネットのみで販売している。デザインは3種類ある。
大きくて困っている女性は、購入を検討してみたらどうだろうか。
同時テロから10年後、震災から半年後 [神道とスピリチュアリズム]
【2011年09月11日】-今日はアメリカを襲った同時多発テロが起きてからちょうど10年目だし、東日本大震災からは半年後だ。
節目の日が重なるのはなぜなのか。CIAなどがテロを起こす日としてなぜ9月11日を選んだのか分からないが、3月11日に大地震が起きたのは神が日本人に警告しようとしたからかも知れない。東北地方で大地震がそろそろ起きそうなので、日本の神々は3月11日に起こすように調整したと考えられなくもない。
このようなことを書くと、「神様は人間を守ってくれないのか」と言う人がいるが、助けてもらうことばかり考えるのは甘えだ。親が子供を突き放すことがあるように、神も反省させるべきだと思ったら人間を突き放すことがある。
神や指導霊が人間に警告を発することは、よくあるようだ。敏感で素直な人はそれを感じ取って改めるから大事に至らないが、鈍感で開き直っている人は反省せずに突き進んでしまって苦しむ。
誰にでも失敗してから振り返って、「あそこであの人の言葉に従っておけばよかった」と思うことがあるだろう。それがきっと神や霊の警告だ。霊界の発するシグナルを、しっかり受け止めたいものだ。
駄目な人間に欠けているのは、想像力でなく思いやりだ [他の評論]
【2011年09月11日】-鉢呂氏は夕べ9時過ぎに辞任した。大臣の職にあったのはたった9日間だった。
なおフリージャーナリストの田中龍作氏などは、毎日新聞の記者に防護服をなすり付ける仕草をしながら「放射能つけちゃうぞ」と言ったという話しは記者の捏造ではないかと、述べている。左翼記者でもそこまではしないと思うが、何とも言えない。鉢呂氏は普段から際どい冗談を言う人物なのか。
・思いやりが足りない
今日の本題は「想像力」という言葉の使い方だ。昨日言及したエントリーで阿比留さんがは、電車の中の暴論について「想像力の欠如は罪だと思います。」と書いた。他にも、心のない行動を批評する時に「想像力」と言う記者がいる。
だが、福島を見下した人は、被災者の気持ちを想像する力がないのではないと思う。苦しみは分かっていても、自分さえよければいいと思っているのだから、思いやりが足りないのだ。
せっかく批評しても、的外れでは効果が薄くなる。日本のたるんだ状況をを正すことにつながらない。
なお鉢呂氏は北大農学部を出て農協で働いていたから、農業には詳しいようだ。旧社会党にいたし、日教組とのつながりが深い。
・参考資料
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110910k0000m010154000c.html
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110910ddm002010153000c.html
http://news.livedoor.com/article/detail/5852621/
http://iwakamiyasumi.com/archives/12421
「自分さえよければいい」と思っていると、不幸になる [東日本大震災とその影響]
【2011年09月10日】-産経新聞の阿比留記者も10日付のエントリーで鉢呂大臣の失言を取り上げているが、その中で福島市在住の読者からもらった手紙を紹介している。
その読者は東京の電車内で次のような会話を耳にして、「怒ることもできないほど打ちのめされた」そうだ。
「福島を東京のごみ置き場にしてしまえばいいのにね」「(そうしたら)年金も削られないかもね」
びっくりする発言だが、こういう人間がいることは想像できる。「東京さえよければ他の地域はどうなってもいい」という気持ちは、東京に長く住んでいて自己中心的な人間にはあるだろう。恵まれているから、他者を思いやる気持ちをを失っているのだ。
もっとも誰にでも(地方の人にも)、自分を最優先させたい気持ちはある。だがそんな気持ちは弱いからめったに口に出さないし、困っている人を踏みつけていいとは思わない。
・学ばない駄目人間
福島の人達が今放射能で困っているのは、東京電力の幹部が「自分達さえよければいい」と思って津波対策を怠ったからだ。その結果、同社は潰れかかっている。それなのにこの二人は東電の失敗から学ばずに、まだ自己中心的なことを考えているのだ。冗談半分でも電車の中で暴論を交わしたのだ。きっと悶え苦しまないと反省できない連中だ。
他の電力会社もこの程度だ。東電が大失敗をしたのに、九州電力はシンポでヤラセ・メールを指示した。余りに愚かで信じられない。
日本は毎日馬鹿者が増殖している。商店街の至る所に「自転車駐輪禁止」という看板が立っているのに、その前に自転車を止める輩が後を絶たない。歩きタバコ、歩き電話も減らない。無神経で勝手な人間があまりに多い。
財務官僚も自惚れていて、「自分達のために日本はある」と勘違いしているらしい。税金の徴収と予算の配分をしているだけで、そんなに偉い訳はない。
被災地は復興しても、日本全体が繁栄するのは無理だろう。
・引用資料
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2436750/
野田内閣はもう大揺れ=鉢呂経産相の問題発言 [政治家]
【2011年09月10日】-野田首相は8日から3日続けて、福島原発、紀伊半島、宮城・岩手を視察している。菅と違って行動が素早い。ずっとこのように活躍してくれるといいが、いつまで続くだろうか。
一方、鉢呂経産相は失言と問題行動で物議を醸している。
まず原発周辺地域を「死の街」と言ったことだ。これだけ聞くととんでもないと思うが、前後を引用すると「市街地は人っ子一人いない。まさに死の街という形だった」と言った。
発言全体を聞くと、それほど不穏当とは思わない。失言には違いないが、暴言ではない。「死の街」でなく「ゴースト・タウン」と言えば、同じことを穏当な表現で言い表せた。問題発言だが、認識として間違っている訳ではない。(なおこの男のように「まるで」の意味で「まさに」と言う者が多いが、間違いだ。)
だが問題行動の方はひどい。原発を視察したあと、記者に防護服をなすり付ける仕草をしながら、「放射能つけちゃうぞ」と言ったという。言語道断だ。
ふざけて言ったのだろうが、子供の間ならまだしも、大人同士でこのようなことが通用する訳はない。子供っぽいのだろうが、立場や状況を弁えられない性格と見える。
鉢呂大臣は去年国会対策委員長をしていたが、野党と調整ができず1月には解任された。失策をしないか心配していたが、失言で味噌をつけた。来週中には辞任するのだろう。
・参考資料
http://www.asahi.com/politics/update/0910/TKY201109090709.html
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110909-OYT1T00995.htm
台風で増水した川を見に行った老人 [*事件や事故]
【2011年09月08日】-台風12号の被害も大きい。紀伊半島を中心に55人が亡くなり、行方不明の人も55人いる。高齢者が多いようだから、余計に痛ましい。
だが北海道の78歳のお爺さんのように、「川を見に行く」などと言って雨の中を出かけた人が数人いた。台風が来ている時に川に行ったら、危ないに決まっている。川の様子が気になって行ったのだろうが、迂闊(うかつ)ではないか。
平和ボケという言葉は陳腐でこのような風潮を表さないが、おかしな日本人が増えたように思う。
・台風ばかり
テレビのニュースとワイド・ショーは2日から台風の予測と被害ばかりで、また他のニュースを割愛した。詳しく伝えるのならまだいいが、NHKのように数分おきに被害者の人数を言うのは時間の無駄であり、不安を煽る悪事だ。
言葉遣いも問題で、「行方不明」を「不明」と略した。「不明」は「分からない」という意味だから、「10人不明」では通じない。無理して縮める一方で、受け身などを乱用して長くする。矛盾している。
・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110908-OYT1T00469.htm
東北の子供は元気になれ!「ユニセフ祈りのツリー」プロジェクト [東日本大震災とその影響]
【NMN 2011年09月07日】-東日本大震災が起きてからそろそろ半年だ。被災者を励ますために、様々な人達がイベントを催してきた。デザイナーもプロジェクトを行ってきた。
だが「別々にやっていては大きな力にならない」と考えたアート・ディレクターの福島治さんは、デザイナーを2000人集めて被災地の子供にプレゼントしようと思い付いた。
12月になると世間は被災者を忘れかかっているだろうと推測して、クリスマスに照準を合わせた。主催は日本ユニセフ協会が引き受けた。
福島さん達は、クリスマス・ツリーなどを紙で作ったオーナメントを5種類用意した。このプロジェクトに参加したいデザイナーはそこから1種を選び、自由に装飾して同じ形のオーナメントを三つ作る。一つは被災地の子供に届け、もう一つは都内で展示し、もう一つはチャリティーで販売する。
参加を希望するデザイナーや美大生は専用サイトから登録し、10月までにオーナメントを仕上げる。キレイなオーナメントを見て、被災した子供が少しでも元気を取り戻してくれるといい。
・参考資料
http://www.advertimes.com/20110810/article26086/
政府のせいで被災者は家を建てられない=菅直人という人災 [政策]
【2011年09月06日】-政府がモタモタしているので、被災地の復興が進まないと聞いていたが、具体的には分からなかった。だが今日テレビ朝日を見ていたらよく分かった。
政府が支援額を示さないので、自治体は都市計画を策定できない。そのため宮城県庁は建築制限を2ヶ月延長するので、気仙沼市などの住民はまだ2ヶ月は家を建てられないというのだ。完全に人災だ。
建築制限は建物が乱立するのを防ぐために、被害の大きかった地域で定めることができる。9月11日で終わるはずだったが、南三陸町役場などは都市計画をまとめていないために、宮城県庁は2ヶ月延長することにしたのだ。福島県のことは分からない。
大事なことだが、他のテレビ局は報じていないようだ。新聞も扱ったのは朝日や河北新報くらいだ。政府の無策こそ追求すべきなのに、肝心なことはやらない。駄目政府と駄目メディアのせいで日本人は大損している。
・参考資料
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210906014.html
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t11011.htm
野田内閣(下)-玄葉に外相が務まるか [政策]
【2011年09月06日】-他の人も言っていることだが、玄葉氏が外相を務められるか心配だ。他の大臣はその省庁の管轄することを数ヶ月勉強すれば何とかこなせるが、外務大臣はそうは行かないからだ。必要なことを学ぶのに数年かかるだろう。付け焼き刃では間に合わない。
外交では相手国によって、言うことを変えなくてはならない。中国や北朝鮮のように日本に敵対的な国には、怒らせないようにしながら、日本の立場を主張する。一方、アメリカや他の先進国とは協調しながら国益を追求する。またアフリカ諸国やアラブ圏には、援助と助言を行う。中国などに関して一言口を滑らせると、国益を大きく損なう。細心の注意が必要だ。
また宗教事情も難しい。世界に日本のような仏教国は少ない。キリスト教やイスラム教の国の方が多い。宗教を理解していないと、的外れなことを言ってしまうことがある。パレスチナの紛争を理解するには、ユダヤ教に加えて歴史も必要だ。
私が『タイム』や『ニューズウィーク』を読みながら国際情勢を勉強して、一通り理解するのに10年くらいかかった。数ヶ月のにわか勉強では決して追い付かない。
だから外相には大抵、経産大臣などを務めて外交交渉にも当たったことのあるベテラン政治家を登用してきた。2度目の入閣で外相というのは珍しい。玄葉は優秀なようだが、務まるだろうか。
野田内閣(上)-左翼閣僚を監視しよう [政策]
【2011年09月04日】-2日、野田内閣が発足した。私の感想を一言で記すと、左翼と素人の内閣だ。
小宮山厚労相は極左といっても言いし、山岡国家公安委員長は言動が粗暴だ。また安住財務相や玄葉外相は財政や外交に疎いので、素人だ。
山岡は拉致担当相になったが、左翼がかっているから拉致解決には取り組まないだろう。失言暴言を吐いて批判をされたことが何度もあるので、またやらかすに違いない。
平岡法相は「リベラルの会」の世話人というから左翼だ。死刑執行に反対なのも頷ける。弁護士資格を持っているが、大蔵官僚でもあった。秀才が共産主義に染まっているのだから、悲しい国だ。
・小宮山
左翼閣僚の中では、小宮山洋子が特に手強い。この人はNHKのアナウンサーだったが、ニコニコしながら極左の主張を口にするのだ。強烈なことでも笑顔で言われると、受け入れそうになってしまう。職場における男女平等などを強硬に押し進めるかも知れない。腹が据わっているので小沢一郎を公然と批判したこともあるが、その度胸で左翼思想も吹聴するから問題だ。
・内戦に終止符
「保守派はがっかり」「左翼は歓迎」という布陣で、阿比留さんも呆れているが、共同通信の政治部長だった後藤謙次氏は2日テレ朝で「山岡や輿石という小沢側近を要職に就けたのは、民主党内の内戦を終わらせようとしたからだろう。」と話していた。確かにそういう面もあるに違いない。阿比留さんや産経の他の記者にこのような視点はない。党内の事情は考えない。
また後藤氏は「前田国交相とその秘書官は建設官僚だったので、国交省が中心になって東北地方の復興をやり遂げるつもりだろう。安住など東北出身者が多い。」とも述べていた。
小沢派が巨大で左翼議員が多いのだから、このような内閣ができるのは、嬉しくはないが仕方がない。左翼が大臣になってしまっても、左翼政策を実行させなければいいのだ。しっかり監視していく必要がある。
野田内閣は復興と原発収束には熱心に取り組むだろうが、他のことには期待できない。安住は財務官僚の言いなりになって、消費税を上げようとしている。
細野原発相は原発問題をしっかりやってきたので、再任は当然だ。野田首相は低姿勢だから、野党は攻めにくいそうだ。この内閣の下で日本はどうなるだろうか。
・参考資料
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011090200555
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110903/plc11090301170002-n1.htm
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2024066.article.html