政府のせいで被災者は家を建てられない=菅直人という人災 [政策]
【2011年09月06日】-政府がモタモタしているので、被災地の復興が進まないと聞いていたが、具体的には分からなかった。だが今日テレビ朝日を見ていたらよく分かった。
政府が支援額を示さないので、自治体は都市計画を策定できない。そのため宮城県庁は建築制限を2ヶ月延長するので、気仙沼市などの住民はまだ2ヶ月は家を建てられないというのだ。完全に人災だ。
建築制限は建物が乱立するのを防ぐために、被害の大きかった地域で定めることができる。9月11日で終わるはずだったが、南三陸町役場などは都市計画をまとめていないために、宮城県庁は2ヶ月延長することにしたのだ。福島県のことは分からない。
大事なことだが、他のテレビ局は報じていないようだ。新聞も扱ったのは朝日や河北新報くらいだ。政府の無策こそ追求すべきなのに、肝心なことはやらない。駄目政府と駄目メディアのせいで日本人は大損している。
・参考資料
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210906014.html
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t11011.htm
野田内閣(下)-玄葉に外相が務まるか [政策]
【2011年09月06日】-他の人も言っていることだが、玄葉氏が外相を務められるか心配だ。他の大臣はその省庁の管轄することを数ヶ月勉強すれば何とかこなせるが、外務大臣はそうは行かないからだ。必要なことを学ぶのに数年かかるだろう。付け焼き刃では間に合わない。
外交では相手国によって、言うことを変えなくてはならない。中国や北朝鮮のように日本に敵対的な国には、怒らせないようにしながら、日本の立場を主張する。一方、アメリカや他の先進国とは協調しながら国益を追求する。またアフリカ諸国やアラブ圏には、援助と助言を行う。中国などに関して一言口を滑らせると、国益を大きく損なう。細心の注意が必要だ。
また宗教事情も難しい。世界に日本のような仏教国は少ない。キリスト教やイスラム教の国の方が多い。宗教を理解していないと、的外れなことを言ってしまうことがある。パレスチナの紛争を理解するには、ユダヤ教に加えて歴史も必要だ。
私が『タイム』や『ニューズウィーク』を読みながら国際情勢を勉強して、一通り理解するのに10年くらいかかった。数ヶ月のにわか勉強では決して追い付かない。
だから外相には大抵、経産大臣などを務めて外交交渉にも当たったことのあるベテラン政治家を登用してきた。2度目の入閣で外相というのは珍しい。玄葉は優秀なようだが、務まるだろうか。