消費税のために与党分裂 [政局]
【2012年04月01日】-野田内閣は3月30日、とうとう消費税法案を閣議決定した。初めは23日頃に決定する予定だったはずだが、民主党の議員が総会で抵抗したために1週間ほど遅れた。
総会で反対したのは小沢派の議員が中心だったようで、特に川内博史議員は発言が多かった。小沢一郎の代理として反対意見を述べたのだろう。
小沢派は閣議決定に怒っていて、副大臣や幹事長代理になっていた20人ほどが辞表を出した。離党を考えている者もいるようだ。小沢一郎は野田政権を倒そうと、工作を繰り広げているに違いない。輿石幹事長も法案に反対しているから、執行部もまとまっていない。
国民新党も混乱している。亀井静香と亀井亜紀子は増税に反対なので連立政権から離脱したが、他の議員は連立に残る。野田佳彦が閣議決定を強行したので、民主党も国民新党も分裂することになった。
亀井静香と石原慎太郎が新党を結成するという話しもあり、石原が都知事を辞めて国政に戻るとしたら、知事選挙もすることになる。波乱が近づいているような気がする。
なお亀井静香と亀井亜紀子は同姓だが、親戚ではないようだ。