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(改題)Zをアメリカで「ズィー」と読む理由 [英語学]

【2012年05月12日】-中学1年生が英語を学び始めると、まずアルファベットの読み方を習う。

 そこで戸惑う文字が二つある。Vを「ブイ」でなく「ヴィー」と読み、Zを「ゼット」でなく「ズィー」と読むと習って、戸惑う。

 Vは発音の違いで「ブイ」と「ヴィー」は似ているからまだいいが、Zを「ズィー」と読むのには大きな抵抗を感じるものだ。だがよく考えるとこれは自然だ。

 まずZはイギリスでは「ゼット」でなく「ゼッド」と言う。語末を濁音(有声音)で発音する。「ズィー」はアメリカの読み方なのだ。

 英語のアルファベットにはB「ビー」、C「スィー」のように後半を「イー」と読む字がある。D, G, P, T, V もそうだ。

 このような文字ではその字が表す音、Bなら「ブ」のあとに「イー」をつけている。Zを「ズィー」と読むのも同じだ。

 特別な読み方をするのは「ゼッド」の方で、「ズィー」はCやD と同じ読み方だ。「ゼッド」は特殊なので、アメリカ人は段々「ズィー」と言うようになったのだろう。

 なお英語にはJ, K, Yのように、表す文字のあとに「エイ」と言う文字がある。また、F, L, N, M, S, X のように表す音の前に「エ」という文字もある。

 子音字は殆どが、この3タイプのどれかに属している。

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