SSブログ

文科相は体罰を全面否定するな [教育]

【2013年02月03日】-体罰問題については、まだ盲点がある。教委や文科省も全面否定してしまうことだ。

 報道が体罰の程度を区別せずに全面的に否定すことを批判してきたが、それに釣られて教委や文科省も全面的に否定することも問題だ。全面否定しないと報道機関に吊し上げられるからだが、教委などは学校現場の苦労を考えていない。

 1月30日だと思うが、JOCの竹田会長が文科省を訪ねて女子柔道監督の暴力について謝った時も、下村文科相は「暴力は絶対に駄目だ」などと述べた。「鼓舞するために手を上げるのならまだいいが、心や体を傷つけるほどの暴力は言語道断だ」とでも言って、軽い体罰なら容認すると暗に言うべきだった。

 ケガをさせるほどの暴力は絶対にいけないが、柔道の練習でもこづく程度のことは必要だろう。

 だが今までの文科相も体罰や暴力の問題が発覚した時、このように全面的に否定してきた。そのため中学では、授業中に騒ぐ子供を軽く叩くことさえできなくなったようだ。

 政治家や官僚は保身を優先させ、報道の価値観に染まってしまうから、教師はやりにくくなってしまった。

 軽い体罰を認めるとぶん殴る教師が出るという批判があり、実際にそうだが、ひどい体罰をする教師がいるからといって体罰を全面的に否定するのはおかしいと思う。

ブログランキング・にほんブログ村へ

タグ:体罰 容認
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。