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橋下徹の「私の認識と見解」を読んで感じたこと [*橋下徹と維新の会]

【2013年05月30日】-大阪市議会は、橋下徹に対する問責決議案を採決したが、公明党が反対に回ったので否決した。

 橋下市長は27日記者会見の前に「私の認識と見解」と題する文書を公表し、慰安婦や米軍問題について釈明や謝罪をした。

 それを読んだ。誠実に問題を考えようとしていて、爽やかな印象を受けたが、問題もある。

 まず「女性の尊厳」と繰り返しているが、本音でこの表現を使っているのだろうか。抽象的で意味がはっきりしない。

 また慰安婦については話しがスッキリしない。軍が売春を許していたことを謝っている。次のようにある。

「戦場において、世界各国の兵士が女性を性の対象として利用してきたことは厳然たる歴史的事実です。女性の人権を尊重する視点では公娼、私娼、軍の関与の有無は関係ありません。性の対象として女性を利用する行為そのものが女性の尊厳を蹂躙する行為です。」

 公人が売春を公然と認める訳には行かないが、誘拐されたのではなく商売としてやっていたのなら謝る必要はない。橋下の言う通り、昔も今も兵士は売春婦を相手にしてきたはずだから。

 橋下は強制連行については次のように否定している。

「もし、日本だけが非難される理由が、戦時中、国家の意思として女性を拉致した、国家の意思として女性を売買したということにあるのであれば、それは事実と異なります。」

 誘拐は否定しながら、兵士の売春について謝ったのだ。だから話が分かりにくい。

 慰安婦については次の3点に分けて考えるべきだ。
1. 売春そのものの是非。
2. 軍が売春業者の同行の許していたことの是非。
3. 強制売春の是非。

 3の強制売春を公然と容認する人はいない。(本音では容認する人もいる。日本にも外国にも誘拐して売春させる悪者がいるので。)

 だが1と2については意見が分かれる。日本各地の繁華街では今でも売春をしている女はいるし、「兵士にも必要だ」と言う人もいるはずだ。

 3をしたのなら日本政府は謝らなければならないが、2をしたとしても謝る必要はない。体を売った女は自分の意志で行ったのだから。給料はよかったらしい。

 謝る必要のないことに謝ったので、何が言いたいのか分からない文章になってしまった。

・参考資料
http://getnews.jp/archives/347773

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