中国漁民の殺人と韓国の慰安婦像 [中国と朝鮮]
【2011年12月14日】-数日前、中国の漁民が韓国の海洋警察官を刺し殺した。中国は、韓国にも横暴に振る舞っている訳だ。数年前にも殺されたそうだから、日本より受けた被害が大きい。
韓国に同情していたが、今日ソウルの日本大使館前に従軍慰安婦を記念する銅像が建ったというニュースを見て、同情する気持ちは吹き飛んだ。韓国は無法国家だから、中国という野蛮国家に何かされても仕方がないと思い始めた。
野蛮国家と無法国家を相手にする日本は、大変だ。
「韓国とは断交せよ」は暴論 [中国と朝鮮]
【2011年10月23日】-さっきのエントリーを書き終わってから、YouTube の「【竹島問題】韓国入国拒否、新藤・稲田・佐藤議員帰国会見[桜H23/8/2]」を見たら、「評価の高いコメント」として次のコメントが載っていたので驚いた。
「大統領自らが脅しを掛けてくるなんて、法治国家とはいえない『人治国家』である。民主主義国家とはとてもいえない、明らかな敵国だというのが明確になった。
朝鮮半島から日本人だけでなく日本の法人を撤退させて国交を断絶すべきだ。何か困った事があっても絶対に助けてはならないと思いますね。」
助けたくないのなら助けなくてもいいが、韓国と国交を断絶することはできない。世界中の非難を浴びる。貿易ができなくなって、景気は悪化する。韓国製品の修理もできなくなる。
このような極端な意見が、「評価の高いコメント」として1番上にあるのだから危険だ。元々韓国が悪いが、同じレベルでカッカと怒って、非現実的なことを言っていてはならない。対立が深まってしまう。
産経新聞も怒りを煽るから、このような風潮を生み出しているのかも知れない。
・引用文献
http://www.youtube.com/watch?v=zWkSkzACusI
入国拒否事件が韓国を変えた [中国と朝鮮]
【2011年10月23日】-8月1日、自民党の新藤義孝議員や稲田朋美議員が鬱陵島を訪問するために訪韓したところ、入国を拒否される「事件」があった。実に腹立たしかったが、この事件が韓国に変化をもたらしたそうだ。
韓国の閣僚や議員は8月1日以降、竹島に渡っていないというのだ。3月から事件までの間は5人もの閣僚が竹島に上陸して、式典などを行っていたから、大きな変化だ。
いつものように産経の阿比留記者のブログを読んでいたら、新藤議員に行ったインタビューを載せていて、そう書いてあった。日本人が竹島の領有権を行動で示したので、韓国人も譲歩せざるを得なくなったのだろう。
・怒ってばかりはいられない
韓国が入国を拒否した時は本当に驚いた。一国の政治家を、自国の主張と違うからといって入国させないのは、近代法治国家ではない。韓国も20年くらい前はこんなに偏狭ではなかったはずだが、野蛮国家に成り下がってしまった。
『嫌韓流』という本まで出ていて、韓国に怒っている日本人は多いが、怒ってばかりはいられない。こんな国とどう付き合っていくべきか、考えなくてはならない。
隣家に変わった人が引っ越してきて、怒ってばかりいる人は珍しい。どうやって折り合っていくか考えるのが普通だ。国家の場合も同じだ。韓国や中国にどう対応していくべきか考えるべきだ。
なお稲田朋美議員は女性で、元々弁護士だ。『諸君!』や『正論』に力強い論文を寄稿する、保守派の論客だ。
・引用文献
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2476133/
日米比越で中国を押さえ込もう [中国と朝鮮]
【2011年06月14日に掲載、16日に訂正】-今日毎日新聞を読んでいたら、「ベトナムは13日南シナ海で軍事演習をした」「アメリカとフィリピンは今月下旬同海で合同軍事演習を行う」と書いてあった。どちらの演習も、中国が同海で勢力を広げようとしていることに対抗するためだ。
アメリカ、ベトナム(越南)、フィリピン(比律賓)が共同して、中国を押さえ込むのはいいことだ。日本や韓国も力を合わせて、中国の領土拡張を押さえ込むべきだ。
・参考資料
http://mainichi.jp/select/world/news/20110614ddm007030146000c.html
http://mainichi.jp/select/world/news/20110614ddm007030154000c.html
損害賠償を求める中国は、当たり屋か [中国と朝鮮]
【2010年12月21日に掲載、22日に訂正】-中国は尖閣事件で印象を悪くしたが、中国漁船は18日黄海で韓国警備隊に体当たりした。日本の巡視艇にぶつかったのとそっくりだ。
似ているのはそれだけではない。今回も韓国に損害賠償を求めたのだ。他国の領海で勝手に魚を捕って、注意されたらぶつかって、損害が出たら賠償を求める。わざと交通事故を起こして賠償金を取る当たり屋がいるらしいが、それにそっくりだ。
政府の報道官が堂々とこんな主張をするのだから、中国はどうかしている。気が触れている。近代国家ではない。中世の野蛮国のままだ。韓国政府も中国の無謀な要求は無視するだろうが、世界中の国で中国を追及する必要がある。
今回中国漁民は5人も死んだようなので、さすがに反省するだろう。反省して欲しい。漁船が軍艦にぶつかるのは余りに無謀だ。
北朝鮮は特殊弾薬を使って、被害増大を画策 [中国と朝鮮]
【NMN 2010年11月29日】-北朝鮮は11月23日、韓国の延坪島を攻撃して大きな被害をもたらしたが、特殊弾薬を使っていたことが分かった。その特殊弾薬は「熱圧力弾」と言い、高熱と高圧を発生させることができる。そのため被害が大きくなる。
普通の弾薬は爆発して衝撃と破片を生み出し、人や物を破壊する。だが熱圧力弾はコンクリートなどを突き破ってから、二次爆発を引き起こし、高熱と高圧を生み出す。だから殺傷力が高い。
北朝鮮が今回この特殊弾薬を使ったのは、韓国海兵隊の自走砲や海岸砲を破壊して反撃を防ごうとしたからだろうと、韓国では分析している。
北朝鮮が23日攻撃したのは主に延坪島の軍施設で、韓国軍は大きな被害を受けた。倉庫や油類庫も被爆したたため、民間も車輌を動かせなくなり、避難や復旧が遅れた。緻密で計画的な攻撃だった。
米韓は今日から軍事演習を始めたので、北朝鮮が再度攻撃をする可能性がある。朝鮮半島は緊迫している。
あの海上保安官の名は一色正春 [中国と朝鮮]
【2010年11月23日】-昨日『週刊新潮』(11月25日号)を本屋で立ち読みしたら、尖閣ビデオを流出させた海上保安官の名と顔写真が出ていた。一色正春という名だった。
グーグルで名を検索してみたら、430件ヒットした。『週刊文春』と『週刊現代』も実名を載せたようだ。ネット・メディアもダイアモンド・オンライン、日刊サイゾー、リアル・ライブが先週実名を書いた。大手メディアが名や顔を出さないのは逮捕されていないかららしいが、いつまでも隠しておくのは不自然だ。
・反中でもデモを無視するメディア
一色氏がビデオを流出させたことには批判もあるが、賛成するどころか同氏を讃美する人までいる。
11月14日には有志が神戸で、「11.14 緊急デモ in 神戸」というデモを行った。一色氏を罪に問おうとしていることに抗議し、政府が中国の圧力に屈して漁船船長を釈放したことを批判した。だが大手メディアは扱っていない。
10月10日には、石垣島の島民が「尖閣諸島を守ろう平和行進」をしたが、大手メディアはこれも無視した。10月2日の渋谷のデモも無視したことは有名だが、他のデモも無視した訳だ。
産経も全く駄目だ。10月18日付で、中国内モンゴル自治区の高校生が石垣島を訪れて、文化交流をしたことは書いたが、10日のデモは無視した。本当に保守派なのか疑わしい。
メディア各社は10月16日、田母神俊雄氏らが中国大使館の周りで行ったデモは報じたが、無視したデモもあるのだ。
大手メディアが中国人の反日デモは扱っても、日本人の反中デモを無視するのは、日本のデモは保守派が行うからだろう。まだ共産主義を諦めていない。
・リンク
http://diamond.jp/articles/-/10106
http://www.cyzo.com/2010/11/post_5942.html
http://npn.co.jp/article/detail/60819913/
http://getnews.jp/archives/85173
石垣島のデモ: http://takiguchi-emi.hr-party.jp/index.php?p=&d=blog&c=&type=article&art_id=15
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101018/trd1010181707004-n1.htm
http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/1016-d6e6.html
海上保安官の書いたメモの全文 [中国と朝鮮]
【2010年11月20日に掲載、21日に大幅加筆】-11日のエントリーで、くだんの海上保安官がメモを書いていて、それを読売テレビの山川記者に渡していたことを取り上げたが、「ぼやきくっくり」という有名なブログがそれを文字に起こしていたことを、今日知った。そこから転載させて頂く。
<表面>
これを国家機密とするのであれば、時の政府が自身に都合の悪いことは全て国家機密にしてしまえば、何をやっても許されるのではないでしょうか?
60数年前の日本がそうだったように・・・・・・
あのとき連戦連敗の様子を国民皆が知っていたら、あれほど戦争が長引いたでしょうか?
今回のビデオは、日本が中国に負けた様子がありありと記録されていた。
もしかしたら、広島、長崎の悲劇も無かったかもしれません。
今日における北方領土問題も無かったかもしれません。
やはり時の為政者の意向によらず、国民が真実を知ることは大切なことではないでしょうか。
もちろん、国家機密というのも必要であると思います。
例えば日米の密約等、本当にその存在が発覚すれば大きく国益が損なわれるようなものがそれにあたると思います。
今回の件で、我が国の国益は損なわれたのでしょうか?
それは、国民ひとりひとりが判断すれば良いことではないでしょうか?
それも、国民ひとりひとりが考えそして判断し行動してほしい。
日本国憲法第15条、国家公務員法第96条
海上保安庁法第2条第1項
┌刑事訴訟法第196条
│刑法125条第2項、刑法第126条第2項(刑法第128条)
│刑法第193条、刑法第104条、刑法第61条
↓
そもそも捜査資料とされる(捜査資料とは?)ビデオテープも
公開する事が何の違反にあたるのか?
・今回被疑者その他の者の名誉を害したのか
・捜査の妨げとなったのか?
・公開しない理由は?
・捜査は事実上終っているのでは?
総理曰く 今ビデオを公開すれば、流失犯の刑が軽くなる?
一見まともなようだが、目茶くちゃな理屈。
意味もないのに隠せば秘密になるのか?
<裏面>
これを機に管理が厳しくなり
本来の仕事に支障をきたすおそれ(間違いない)
組織が1人1人個人を管理する事は不可能である
結局個人の自覚が必要である
管理社会→情報統制
一職員の行動まで大臣・長官が責任を行わねばならないのか
だとすれば、大阪市長(平松さん例えにしてすいません)は一年で何回交代するのですか?
連帯責任論は、責任のなすりつけ合い
監視社会を生む
本件を犯罪行為とするならば
ビデオ画像が機密であるとの証明が必要ではないだろうか
また尖閣は自国の領土と言うのならばなぜ何人も上陸できないのか?
堂々と上陸しモグラの調査保護を行い
船舶の航行安全のために灯台を設置すべき
ビデオ公開が日中関係に影響をあたえると
言うのならばAPEC参加のため中国国家主席が来日するのはなぜ?
むしろ広く日本国民が知るところになったから来日するのでは?
犯罪者の理屈に耳を傾むけるな
と言うのなら
推定無罪?
・山川記者の話し
ブログの「アニ妻ぶろぐ。」と「テレビにだまされないぞぉ」は、山川記者が『ミヤネ屋』で保安官について話したことを文字に起こしている。興味のある方は是非ご覧頂きたい。
・リンク
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid913.html
http://dororon.blog.shinobi.jp/Entry/1088/
http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-88e6-1.html
ビデオ流出で罪に問うのは無理 [中国と朝鮮]
【2010年11月16日】-尖閣ビデオについては守秘義務に違反したと言う専門家もいるが、私は秘密を漏らしたことにはならないと思う。
検事だった若狭勝弁護士も同じ意見だ。テレビで「一部の国会議員はビデオを見ていたし、テレビは議員から聞いてコンピューター・グラフィックスを作っていた。本物のビデオをインターネットで公開しても秘密を漏らしたとは考えにくい。」などと述べた。
中国の漁船が巡視船に衝突したのは、誰もが知っていた。CG も見ていた。日本人は皆何が起きたのか知っていた。だからビデオを YouTube に載せても秘密を漏らしたとは言い切れない。
・例え話
こういう例えを使うと、守秘義務違反を問うことが難しいのがよく分かる。巡視船が火災を起こしたとする。海保長官などがその状況を国会でイラストを使いながら、説明する。野党や一般国民が「イラストでは分かりにくい。写真を出してほしい。」と要求したが、海保が拒む。だが職員が勝手に写真を公表してしまった。
起きたことは誰でも知っている。イラストでも見た。だが写真では見ていない。その時勝手に写真を公表しただけで、守秘義務に違反したと言えるだろうか。
今回のビデオ流出は例えるとこの程度のことだ。処罰するほどのことではない。関係者しか知らないことを公表したのではない。内容は誰もが知っていた。
刑事責任は問えなくても、公務員として責任を負わなくてはならない。海保の内規によって処分を受けるのは当然だ。きっと首だ。懲戒免職だ。
自民党には選挙に出ないかと誘う声もあるくらいだから、活路は開けるだろう。航空幕僚長だった田母神俊雄氏のように、保守派の言論人として活躍するかも知れない。この海上保安官には期待したい気がする。
海上保安官を逮捕していたら、閉塞感が強まったろう [中国と朝鮮]
【2010年11月16日】-例の海上保安官は逮捕されずに、これからも任意の聴取を受けることになった。よかった。
私は「逮捕したら菅内閣の支持率がもっと落ちるだろう」と書いたが、支持率など落ちても構わない。この内閣が終わるのはもう時間の問題だからだ。
また逮捕されたらこの保安官がかわいそうだという気持ちも、逮捕反対の理由としては小さい。覚悟して YouTube に投稿したはずだから、逮捕くらい仕方がない。
うまく書けなかったが、私が逮捕に反対した最大の理由は日本全体に悪い影響を与えることだ。本来政府が公開すべきビデオを義憤を感じて投稿した者が処罰されることになったら、ビデオ公開に賛成している8割くらいの人達は怒る。不正が罷り通り、正義が抑圧されたと感じてしまう。
日本に蔓延している閉塞感も強まってしまう。犯罪や自殺もほんの少し増えたろう。保守派の人間は、「私利私欲からではなく国を思って中国に対抗しようとした人間を処罰するのか」と怒って、デモなどで抗議したかも知れない。
保安官の身より、そのようなことの方が心配だった。そんな事態が避けられたので、本当によかった。
私はてっきり菅や仙谷が支持率の低下を恐れて、逮捕見送りを指示したのかと思ったが、そうではないようだ。仙谷は逮捕見送りに異議を唱えた。警察や検察は法理に基づき、国民感情も考慮して、任意聴取を決めたのだろう。労をねぎらいたい。
・資料
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101116/plc1011161132008-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101115/crm1011152359030-n1.htm
仙谷官房長官の規制強化に反対する! [中国と朝鮮]
【2010年11月14日】-海保の航海士が尖閣ビデオを YouTube に載せたので、仙谷官房長官は情報管理を強化すると言っている。
国家公務員法は100条で「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。」と定め、109条ではそれに違反した場合「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する」と決めている。この罰則を引き上げるというのだ。
今回のビデオ流出は、政府が公開しなかったから起きた。罰則を強めても、内部告発が減るとは限らない。これも一種の責任転嫁ではないか。何かあると法制度をいじるのは問題だ。
・写真撮影も規制
また仙谷は「国会内の写真撮影も規制したい」と言い出した。自分が9日衆院予算委員会で機密資料を見ていたところを読売新聞に撮られたら、「盗撮」と非難し、撮影の規制を検討し始めたのだ。
国会に極秘資料を持ち込むのはおかしいし、それを撮られたら「盗撮」と表現するのはどうかしている。
仙谷が国会で極秘文書を広げたのは9日が初めてではなく、前日8日の衆院予算委員会でも、法務省などが作った極秘文書を見ていた。これも新聞社のカメラが収めた。
仙谷は元々責任転嫁をする性格なのだろうが、きっとクタクタなのだ。だから極秘文書を国会で開いてしまうし、暴論を口にしてしまうのだと思う。この政権の終わりは近い。
・左翼は規制が大好き
都合が悪くなると、法律を改正して規制を強めようとするのは悪い癖だ。左翼だから自由を尊重するはずだが、実際には規制をしたがる。
左翼は元々そういうものだ。中国や北朝鮮は表向き自由な社会だが、実際には規制で雁字搦(がんじがら)めだ。社会主義や共産主義は人間を異常にする思想なので、なるべく触れないようにするしかない。(敬称略)
・資料
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101108/plc1011082148026-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101113/plc1011130013000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101111/plc1011111748018-n1.htm
憂国の士を追い詰める国に未来はない [中国と朝鮮]
【2010年11月09日】-先週、尖閣事件のビデオが YouTube に流出した時は驚いた。まさかこんなことで衝突場面を見られるとは予想さえしていなかった。
菅内閣はこれでビデオを全面公開するだろうと思った。流出させた人間を突き止め捕らえることもできるが、そんなことをしたら内閣支持率はもっと落ちる。一部出てしまったのだから菅でも諦めて全面公開するだろう。そうすればマスコミは大騒ぎするから、国民も流出させた者の責任など忘れるに違いない。そう漠然と思っていた。私は元々ビデオ公開に賛成だったから、願望を込めてそう思ったのだろう。
だが菅内閣は公開するどころか、流出者を突き止めるべく捜査を始めた。石垣島の海保職員が怪しいので、沖縄県警や福岡高検が捜査に当たっていたが、今日から警視庁と東京地検が捜査を引き継ぐことにした。今日このニュースに接した時、背筋が寒くなった。
なぜ地元の捜査機関でなく東京の捜査機関が当たるのか。なぜ警察と検察が合同で捜査するのか。刑事事件は普通まず警察が捜査して、検察が起訴の是非を検討する。両者が初めから捜査に当たるのは異例だ。
菅首相と仙谷官房長官は、流出者を何としても突き止めて処罰するつもりに違いない。そもそもビデオは事件直後に公開すべきではなかったのか。それを隠した菅や仙谷こそ罪を犯したのではないか。刑事責任は生じなくても、倫理的な大罪を犯した。元々首相らが悪いのにそれは認めずに、流出者に責任を転嫁するのは卑怯だ。
公務員は内閣の指示に反することをしては行けないが、菅内閣の姿勢がどうしても赦せなくて、YouTube に掲載したのではないか。そんな義憤に駆られた人間を捕らえて、日本はよくなるだろうか。
菅や仙谷がビデオの公開を拒否しているのは、中国の機嫌を損ねたくないからのようだ。左翼は日本より中国や韓国の国益を優先させたがるものだが、菅らは今自分達の首を絞めつつある。社会主義にすると日本は突然よくなるという妄想に耽っている連中は、自分の利害も分からないと見える。
菅らは哀れだが、日本は深刻な事態に陥っている。(敬称略)
中国の反日デモは共産党の指示した官製デモ [中国と朝鮮]
【2010年10月19日】-10月16日から3日間、中国では反日デモが起きた。大きな出来事なのに、メディアの扱いはあまり大きくない。
日本でも16日、中国大使館前で尖閣諸島の領有権を主張するデモがあったが、これの扱いはもっと小さい。日本のデモは2日にも渋谷など31ヶ所であった。これは殆ど扱わない。作為がある。
中国のデモを大きく扱わないのは、日中関係が悪化しないように配慮しているとも考えられるが、日本のデモを扱わないのはそう言えない。
日本人にデモをさせたくないのだろう。国内のデモを報じれば、同じようなデモがきっと起きる。反中デモは起きて欲しくないし、日本人に自己主張をさせたくないのだろう。ふやけた日本人を増やして、赤化を成し遂げたいのだ。
・政府が反日デモを指示したか
それも問題だが、中国のデモは政府が黙認しているのか、促しているのか言わないのも問題だ。
16日大規模がデモがあったと聞いて、私は「中国のことだから政府が指示をしたのではないか。2005年の4月もそうだった。」と思った。だが朝日と読売は「若者が行動を起こしたので政府も困惑している」という趣旨のことを書いて、大学生の自主的な行動であると述べた。
だが17日になって産経新聞と時事通信は、「政府系の学生会がデモを組織した。官製デモだ。」と書いた。やはりデモは政府が指示して、学生が集まったのだ。
中国外務省は16日の深夜、「法に基づいて理性的に国を愛する熱情を表現しなければならず、非理性的で法規に違反する行為には賛成しない」と述べたが、「一部の群衆が日本側の一連の誤った言行に義憤を示すことは理解できる」とも言った。前半は建前で後半が本音に違いない。デモは政府が指示していたのだから。
『情報ステーション』では18日、「中国では貧富の差が大きいから、その不満が日本に向かっている」などと言った。これもよく聞くが的外れの説明だ。中国人は乱暴で勝手放題なのだ。だからヨーカ堂やトヨタ車を破壊するのだ。
マスコミは偏差値虚報のように、それらしいが的外れなことを言って、日本人に嘘を吹き込んでいる。
・朝日は中国のスパイか
朝日は読売に比べて悪質だ。16日付の記事では、「大衆の感情を制御するのは容易ではない」「大衆の自発的な行動を党中央が抑えきれないことを露呈したといえる」と自主性を強調した。
まだデモが起きたばかりで、詳しいことは分からないのに、勝手に「自発的な行動」にしてしまうのだから、冤罪検事のように図々しくて勝手放題だ。
また中国政府がとても苦労しているかのようなことを書いて、日本人に同情させようともした。「愛国教育の影響で反日感情が根強い若者たちが、日本との『戦略的互恵関係』の構築を目指す胡錦濤体制の足元を揺さぶった形だ。」「中国側は薄氷を踏むように対日関係の修復に踏み出していた。」「中国の指導部は世論を見極めながらの難しい対応を迫られる。」と、勝手に中国政府を心配して同情した。
政府がデモを指示したのだから、苦慮する訳はない。勝手に苦労を作り出している。まるで中国のスパイだ。こんな新聞を「日本一」と思っていた一般の日本人も罪深い。
なお、中国は沖縄も日本から奪い取りたいようだ。朝日の記事には「現地から発信された写真には『沖縄を回収、解放せよ』といった過激な横断幕を掲げる若者たちの姿が写っている。」ともある。
泥棒国家に同情してはいけない。どんどん盗まれてしまう。スパイのような新聞は存続してはいけない。日本を潰されてしまう。
・リンク
http://www.asahi.com/international/update/1016/TKY201010160250.html
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100924-728653/news/20101017-OYT1T00192.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101017/chn1010171847005-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101016-OYT1T00742.htm
中国外務省の談話:
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100924-728653/news/20101017-OYT1T00106.htm
菅内閣は独自ルートで中国と交渉していたという情報 [中国と朝鮮]
【2010年10月13日】-菅首相は何もしないから、「有言実行内閣ではなく無為無策内閣だ」と言う人もいるが、見えない所で実行することもあるようだ。
読売新聞の「高橋さん解放、独自の『中国ルート』で働きかけ」(10月10日付)を読んだら、「菅内閣は独自ルートでフジタの高橋さんの解放を働きかけていた」と書いてあった。仙谷官房長官の知人が中国の戴秉国・国務委員と繋がりがあるので、そのルートで中国政府と交渉していたという。
4日の日中首脳会談で菅首相はどうして高橋さんの解放を求めなかったのかと糾弾する人が多いが、それは的外れな訳だ。
・大幅な譲歩
だが、中国に妥協する形で解決したので疑問が残る。首相は1日の所信表明演説で尖閣問題に触れないことにした。ASEM では4日「(尖閣諸島問題では)国際的な世論は日本を支持している」と演説する予定だったが、この部分は削除した。このように中国に配慮したので、開放してくれたというのだ。
軍事機密をビデオに撮ってしまったら、事情を説明してそのテープを差し出すだけで十分だ。3週間も拘束する必要はない。中国のやり方が横暴なのに、日本が中国非難を控えたら、解放してくれた。これでいいのだろうか。
・不勉強
首相は10月9日の夜「(日中関係は)いろんなことが元通りになっていくのかなと思う」と述べたが、これは独自交渉を踏まえていたのだろう。
そうすると、産経の阿比留さんがこのコメントを「脳天気で戦略的思考のかけらもない」と酷評したのも、的外れということになる。阿比留さんは最近、菅内閣に怒ってばかりいて、あまり分析をしない。
読売の書いたことは大事なことだが、他のメディアは殆ど伝えてない。日経も書いたが、会員しか全文が読めない。マスコミはチリの鉱山救出で大騒ぎだが、こっちの方が大事だ。
・引用文献
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101010-OYT1T00025.htm
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1837194/
中国共産党は一党独裁を諦めよ [中国と朝鮮]
【2010年10月11日】-最近、中国の横暴さを示すニュースが続いている。尖閣諸島沖では、海上保安庁の巡視船が中国漁船に領海から出るよう注意したら、衝突してきた。船長が逮捕されたら、フジタの社員を拘束して、仕返しをした。
また今年のノーベル平和賞は、中国の民主活動家の劉暁波氏(54歳)が受賞した。ノーベル委員会は授賞理由として「同氏は中国に基本的人権を根付かせるために、長年にわたり非暴力の手法で戦ってきた」と述べた。
誰もが知っているように、中国政府は言論や結社の自由を保障していない。政府を批判すると投獄されることもある。
今の中国は、横暴さや言論規制が世界に知れ渡る流れの中にあるのだろう。それを認識して改めないと、もっと評判が悪くなる。
だが中国政府は、劉氏受賞のニュースが国民に知られないように報道を規制している。テレビは受賞に関する映像だけ流さない。インターネットのニュース・サイトにも載せない。以前から外国のサイトには繋がらないようにしている。
ノーベル委員会に「言論の自由がない」と批判されたら、その批判を隠すためにまた自由を制限しているのだ。全く反省していない。
だがそれには訳がある。民主活動家がノーベル賞を受賞したことが国民に知れ渡ると、反体制運動が復活するので、中国政府は神経を尖らせているようだ。
一党独裁が根本原因だ。独裁はやめて選挙をすれば、そんな心配は要らなくなる。いつまでも今の状況は続けられない。中国共産党は潔く独裁を諦めて、議会選挙を行うべきだ。
・参考資料
http://nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2010/#
http://mainichi.jp/photo/news/20101009k0000m040010000c.html
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101008/chn1010081824003-n1.htm
10月4日の日中首脳会談は、0点ではないが20点 [中国と朝鮮]
【2010年10月10日】-10月4日、菅首相がアジア欧州会議(ASEM)の会場の廊下で中国の温家宝首相と25分ほど話をしたが、これは大きな批判を招いた。「フジタ社員の解放を求めなかったのに、戦略的互恵関係を確認した」などと言われた。
6日付の新聞は全国紙すべてがこの会談を取り上げ、産経と世界日報は特に強い調子で非難した。
確かに菅は東シナ海ガス田についても抗議しなかったが、それでも会談をしたのだから、ある程度は評価すべきだ。会談を全くしなかったら0点だが、したのだから20点はつくだろう。
自民党の稲田朋美議員は6日国会の代表質問で、この会談に関して首相を糾弾していたが、まるで0点のような言い方だった。20点なのに0点をつけたら、菅もやる気を失うはずだ。
菅直人は主権や国益を守る覚悟が余りに少ないから、酷評したくなる気持ちも分かるが、もう少し抑制して欲しかった。
ちなみに稲田さんは女性で、元々弁護士だ。議員になる前から『諸君!』や『正論』に書いていた。保守主義がちゃんと分かっている数少ない人だ。
左翼は国家を解体したいが、余りに強い言い方をすると、菅でもへそを曲げてしまうと思う。一方、谷垣総裁は強い表現は使わずに、妥当な批判をした。
なお「戦略的互恵関係」など「戦略」の濫用も困る。ASEM という略称は Asia-Europe Meeting の頭文字だ。
・参考資料
毎日新聞「社説:菅首相 『熟議』阻むおざなり答弁」:
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20101007k0000m070125000c.html
漁船事件は中国の横暴さを世界に知らしめた [中国と朝鮮]
【2010年10月02日】-今回の中国漁船の事件では、中国が上手に出て、日本は下手だ。中国漁船が領海侵犯と器物損壊をしたのだから、本来なら日本が上手のはずだ。
中国は様々な圧力をかけてきた。たとえばレア・アースの輸出を止めた。そのため日本は困ったが、中国の企業も困ったはずだ。輸出しなければ金が稼げないからだ。
それなのにメディアは日本の困惑ばかり取り上げ、中国人が政府の規制にため困っていることは報じなかった。
中国がレア・アースの輸出を止めたものだから、日本は他国から輸入することを検討し始めた。中国はこれからレア・アースの輸出が減る。商売より政治を優先させたから、大損するかも知れない。自業自得だ。
世界中の国が中国を反省させるべきだ。共存共栄をする気はなくて、好き勝手にやっていいと思っているのだから、制裁を加えた方がいい。
・靖国批判も言いがかり
今回の漁船衝突事件は、中国がどんな国か日本や世界に知らしめた点ではとてもよい。領海に勝手に侵入して魚を捕り、それを注意されたら巡視船に衝突した。船長が逮捕されたら、様々な圧力をかけて釈放させようとした。とんでもない国だ。
フジタの社員が拘束されたら、検察が慌てて船長を釈放したため、外国の注目も集めた。もし検察がうまく処理していたら、これほどの騒ぎにならず、中国の横暴さは世界に知れ渡らなかった。失敗が成果を生むこともあるから、それを見るようにしたい。
中国が横暴なのは、領土問題だけではない。いわゆる歴史認識についても勝手なことを言ってくる。「日本の政治家は靖国神社に参拝してはならない」と内政干渉をしてくる。
左翼マスコミに影響されている人は中国の言い分に賛成するが、政治家の靖国参拝に問題はない。日本人も外国人も、中国は歴史認識についても横暴なことを、これを機に理解して欲しいものだ。
・産経は頑張れ
中国や朝鮮の勝手な主張については産経新聞が積極的に取り上げるが、まだ漁船事件と歴史認識を絡めては論じていないようだ。不十分だ。
産経を「右翼新聞」などと言う人がいるが、それは他のメディアを中道と見なしているからだ。他のマス・メディアは左に偏りすぎている。産経が中道なのだ。
左翼が産経を敵視するのは仕方がないが、そうでない人はぜひ誤解を解いて欲しい。
日本は対中関係では前から下手だが、数年前から急減したとはいえ中国にまだ ODA を年間40億円も出している。余り不当なことをするのなら一切やめるべきだ。敵に援助するのはどうかしている。
中国が金を貰いながら威張り散らすのは、左翼マスコミや左翼政党が謝罪報道や土下座外交をしてきたからだ。
だが今回は朝日新聞や日本共産党も、中国を非難している。この事件を何とかして日中関係を変える契機にしたいものだ。
・参考資料
http://www.j-cast.com/2010/09/24076675.html?p=all
http://www.j-cast.com/2010/09/28076906.html?p=all
http://www.j-cast.com/2010/10/01077298.html?p=all
衝突ビデオの公開は全員釈放されてからにすべし [中国と朝鮮]
【2010年10月02日】-尖閣事件については昨日辺りから、衝突の模様を映したビデオを公開するかどうか議論になっている。
民主党の参院国対委員長の羽田雄一郎は、昨日10月1日「国益を損なわないように慎重に取り扱う必要がある。まだ一人が拘束されている。」などと述べたので、産経の阿比留さんはブログで怒っている。
羽田は2度も「国益」と言ったが、日本の国益を指しているはずだ。今の状況でビデオを公開することは日本の国益にかなう。中国漁船の悪質さをはっきりさせることになる。
だが中国の国益にはならない。ビデオを見て日本人が怒り外国人も呆れれば、評判はもっと落ちる。だから「国益を損なわないように慎重に取り扱う必要がある」はおかしいな言い方だ。
羽田の言う「国益」は中国の国益かも知れない。政治傾向は分からないが、羽田も左翼だから中国の国益を優先させたいのかも知れない。左翼は中国や朝鮮に行ったことがなくても、日本より優先させる。全く理解できない。
「フジタの社員がまだ一人拘束されているから、中国を刺激したくない」というのは正当な理由だ。刺激すると、死刑にはしないだろうが、拘束期間を長くしたり刑務所に入れたりするかも知れない。
政府がビデオの公開に慎重だとしても、日本人の安否を心配しているのなら妥当だ。だが中国の国益を考えているのなら不当だ。たぶん後者なので言語道断だ。だがいずれ公開するだろう。
・リンク
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1824816/
小野寺五典議員、政治介入は当然じゃないですか [中国と朝鮮]
【PJニュース 2010年10月01日】30日の国会審議を見て呆れた。自民党の小野寺五典議員は「尖閣事件の捜査に政治介入したのではないか」と政府を追及したからだ。この事件の捜査に政治家が介入するのは当然ではないか。
普通、三権分立の原則から政治は司法に介入してはならない。だが、今回の事件は普通の刑事事件ではない。中国が領有を主張する海域で中国漁船が巡視船にぶつかった事件だ。対処を誤れば尖閣諸島が中国に取られるかも知れないのだ。
だから検察だけで判断するのは荷が重すぎる。政治家や外務省と相談して、中国人船長の処遇を決めたのは当たり前だ。
それなのに小野寺議員は「政治介入したのではないか」と追及した。自民党が政権に復帰した時このような事件が起きたら、政治家は何もせず検察にすべて任せるのだろうか。それが責任ある政治なのか。
政府の介入を批判するのは小野寺議員だけではない。他にもいる。野党は「政治介入をしたのではないか」と追及するのではなく、「検察だけに判断させたのか。それは無責任だ。実際には介入したのなら、どうしてあんなタイミングで釈放したのか。」と論難すべきだった。
政治家や外務省がもっと検察と協議して釈放の時期を見極めれば、圧力に屈したと取られる時に釈放せずに済んだだろう。中国が喜ぶこともなく、日本人もこんなに怒らなかったろう。自民党など野党にはそれが全く分かっていないと見える。政府を追及するのはいいが、追及の仕方が間違っている。
菅首相は「検察の判断」と述べて政治介入を否定したが、認めるべきだ。この場合は政治介入が正しいのだから。
与党も野党も分かっていないし、責任を取ろうとしない。これではますます中国に付け入れられる。
・参考資料
http://mainichi.jp/photo/news/20100930k0000e010041000c.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100930/plc1009301131016-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100925/plc1009250123003-n1.htm
「欲しい物は中国の物」にどう対抗するか [中国と朝鮮]
【2010年09月29日】-中国のやり方には呆れ果てた。国と国の間で島の領有権を巡って対立するのはよくあることだ。自分の方がぶつかったのに、「ぶつかられた」と責任転嫁をする図々しい人間もいる。だが日本に謝罪と賠償を求めたのには驚いた。ヤクザでもここまで言わないだろう。
28日には「日本は誠実な対応をして欲しい」と言い出した。違法なことをしていた連中がこんなことを言うのだから、呆れ果てる。
中国政府に正義の観念は全くないと見える。力でもぎ取ればいいと思っているのだろう。そう考えると、チベットやウイグルを支配しているのも頷ける。「欲しい物は中国の物」という考え方で外交をしている。
ただし、これは中国政府が外国に対して取るやり方で、個々の中国人はこんなに図々しくない。日本に来ている中国人と何度も話したことがあるが、こんなに勝手なことを言われたことはない。だが日本人に比べたら図々しいことは確かだ。
・日本人の対応
日本国内では、元々中国の方が悪いのに政府の不手際を責める声の方が強い。仙谷官房長官や検察庁は外務省とも相談せずに釈放を決め、とんでもないが、一番悪いのは中国政府と漁民だ。それを忘れて日本政府ばかり責めるのは的外れだ。
また、もし船長に実刑を下して刑務所に入れたら、中国も対抗してフジタの社員を刑務所に入れただろう。そうなったら、日本人の怒りは今程度では済まない。大半の日本人が、日本政府にも中国共産党にも怒り狂ったろう。そこまで考えると、今の日本人は船長の釈放に怒り過ぎていると思う。
・違法操業と領土奪取
また観念的なレベルで怒っているのも問題だ。中国に屈したという感情に囚われていて、これからどんな実害が出るか心配して怒っている訳ではない。
尖閣諸島の近くでは今でも中国船が違法操業をしているが、それが増えそうだと、石垣島の漁民は心配している。また中国は漁船の保護と監視という名目で漁船監視船を派遣しているが、実効支配を目指しているに違いない。
船長一人の釈放は小さな問題だ。中国は今までよりも日本領海内の魚を捕り、尖閣諸島を奪い取ろうと画策している。それに対抗するにはどうしたらいいか考えるべきか。
・参考資料
読売新聞「尖閣特集」:
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100924-728653/index.htm
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100924-728653/news/20100927-OYT1T01088.htm
中国人船長は素早く起訴して強制送還にすべきだった [中国と朝鮮]
【PJニュース 2010年09月29日】中国人船長を釈放したことに怒っている人が多いが、どうすればよかったのか言う人は殆どいない。政府を批判する人達は、他の事件のように起訴して裁判にかけるべきだったと思っているのだろうか。
普通に裁判をしたら2ヶ月はかかっただろう。船長を17日間勾留しただけで、中国はあんなに圧力をかけてきたのだから、判決まで2ヶ月もかけたら、何をしてきたか分からない。
中国の抗議が過熱する前に、特例として素早く起訴して、執行猶予付きの有罪判決を下し、強制送還にすればよかったと思う。そうすれば日本人を拘束されて、慌てて処分保留として釈放することにはならなかったはずだ。
もし船長に実刑を下して刑務所に入れたら、中国も対抗してフジタの社員を刑務所に入れただろう。そうなったら、日本人の感情は今程度では済まない。大半の日本人が、日本政府にも中国共産党にも怒り狂ったはずだ。そこまで考えると、今の日本人は船長の釈放に怒り過ぎていると思う。
・自白偏重の弊害
9月7日に逮捕してから17日間も勾留していたのは、船長が容疑を認めなかったからだろう。今回は衝突の様子を映したビデオ・テープがあるのだから、船長の自白がなくても有罪に持ち込めたはずだ。
以前から「日本の捜査機関は自白を偏重する」と言われているが、その弊害が出てしまった。郵便不正事件のフロッピーディスク改竄について、最高検が前特捜部長をしつこく聴取しているのも、何とか自白させようとしているからではないかと思う。自白偏重を見直す必要がある。
政府の弱腰を非難する人は多いが、捜査のあり方まで考える人はいない。政治が貧弱なのは、言論が貧困だからでもあるだろう。
自らの罪を日本人になすり付ける中国人 [中国と朝鮮]
【2010年09月26日】-海保の巡視船にわざと衝突させた漁船の船長は24日の深夜、釈放されて帰国した。
怒っている人が多いが、今回の釈放自体は大して重大でないと思う。容疑は公務執行妨害で比較的軽い。中国に弱みを見せてしまったのが問題だ。圧力をかければ日本はすぐ屈すると思われて、これからはもっと大きなことを仕掛けてくるに違いない。
日本は他にも被害を受けていた。神戸フィルム・オフィスのウェブ・サイトが中国のサイバー・アタックを受けて、中国語に書き換えられた。外国と対抗することになると、中国は政府と民間が一体になって掛かってくるから恐ろしい。
日本政府も弱腰だが、経済界も視野が狭くて困る。東証の社長などは船長の釈放を歓迎した。船長を処分保留で釈放して今回はこれで収まったが、弱腰であることが分かったから、中国はもっと強硬になるだろう。経済人はそれが分からないと見える。目先のことしか考えていない。浅はかだ。
読売新聞は9月25日付の記事で、「船長を処罰せずに釈放したので、尖閣諸島付近ではこれから領海侵犯や違法操業が増えるだろう」と書いている。深刻だ。
・中国人は幼稚
最近幾つも nice! をくれた hachikin45 さんは22日のエントリーで、CRI(China Radio International)の記事に、論評を加えている。記事の内容は実に腹立たしいものだが、中国人の思考法がよく出ているようだ。概略次のように書いた。
「日本側の主な目的は、釣魚島とその周辺の島の主権、またこの海域の実効支配と法律の執行権があることを明らかにすることであり、もう一つの目的は今後の中日関係を処理するに当たって先例を作ることだ。」
「中国脅威論を作り、日米軍事同盟をさらに強化する目的もある。」「アメリカと日本の戦略的協調関係に注意しなければならない。アメリカは日本が中国に対し強硬な立場を取ることを支持しているので、日本の中国に対する態度だけではなくアメリカの意向も気にかけなければならない。」
「日本の強硬派は釣魚島事件を利用して民族感情を煽り、自衛隊の力を南西部に移して中国と対抗することによって、いわゆる『新防衛計画』を構築しようとしている。釣魚島は局地的な問題に見えがが、将来の日本の対中戦略及び軍事戦略、ひいては日米の今後10~30年間の中国に対する戦略的態度を示唆しています。」
日本を責めているが、中国に当てはまることばかりだ。中国こそ尖閣諸島を実効支配しようとしているし、先例を作ろうとしている。また民族感情を煽って、軍備増強を目指している。
日米同盟をとても気にしているようで、警戒感をあらわにしている。
幼稚なのだと思う。いたずらをした子供が、大人と顔を合わせただけで「いたずらなんかしていないよ」と言うのに似ている。敵を非難しながら自らの意図や懸念をはっきり言ってしまうのだ。こんな連中とうまく付き合うには、どうしたらいいのだろうか。
・参考資料
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100925ddm008040078000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100925-OYT1T00573.htm
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/21/163s164260.htm
(改題)中国人船長の釈放は将来に禍根を残す [中国と朝鮮]
【2010年09月24日】-那覇地検は今日24日の午後、中国人の船長を処分保留として釈放すると発表した。まだ拘置所にいるが、近いうちに釈放されるという。
フジタの社員が4人も中国で拘束されたから政府は慌ててしまい、検察庁に釈放するよう求めたのではないか。なんて弱腰なのか。
民主党の内部や共産党からは抗議の声が上がっている。
今回の中国のやり方は常軌を逸している。事の発端は漁船が海上保安庁の巡視船に衝突したことだが、中国は全く反省せず猛烈な抗議をしてきた。日本側には非がないのに、即時釈放を求め、様々な圧力をかけてきた。レア・アースの輸出を禁止し、スマップの上海公演や日本食品フェスティバルを中止させた。中国国民には、日本に観光に行かないよう呼びかけたようだ。
戦前、日本と中国が交戦に至った時も、このような状況ではなかったのか。漢民族が仕掛けてきたことなのに、全く反省せず、すべて日本のせいにしてきたのかも知れない。漢民族は80年前から変わっていないのだろう。
・中国になめられる
ここで弱腰になってしまって、これからどうなるだろう。中国はもっと図に乗って勝手なことをしてくるのではないか。フジタの社員のことも心配だが、こんなに早々と釈放を決めずに、中国に「日本は簡単に折れない」と思わせる必要があったのではないか。
船長を起訴して、執行猶予つきの有罪判決を下してから、中国に帰すことにした方がよかったと思う。そうすると時間がかかるのなら、略式起訴で罰金刑を下すことにすれば数日で済んだはずだ。
日本人が拘束されたらすぐ釈放するのでは、先が思いやられる。中国に弱みを見せてはならない。もっとつけ込まれる。
前原外相は中国の野望を叩きつぶせ [中国と朝鮮]
【2010年09月19日】-内閣改造について前回織り込めなかったことを書く。
厚労相の細川律夫(67歳)と国交相の馬淵澄夫(50歳)は、副大臣から大臣に昇格した。副大臣としてしっかりやったと評価されたのだろう。副大臣は担当省庁のことが分かっているから、官僚も一から教えなくて済む。馬淵は代表選で菅を支持して票を取りまとめたので、それも評価されたのだと思う。
長妻昭が厚労相を解任されたのは、役人に厳しくしすぎたからのようだ。東京新聞は9月18日付の記事に「『もし留任したら暴動が起きる』(同省幹部)とささやかれるほど省内では不人気だった。」と書いた。
はっきり言うと嫌われたのだ。だがどんなことをして嫌われたのか具体例は一切ないから、不十分だ。「ミスター年金」もこの程度で、期待外れだった。長妻は改造内閣では首相補佐官になった。
外相になった前原誠司は対中強硬派だから、ちょっと期待している。中国は最近したい放題なので、はっきり言うべきだ。中国は東アジア全体を支配下に入れようと企んでいるようなので、韓国やカンボジアなどとも協力して対抗すべきだ。
党人事では、枝野幸男が幹事長から幹事長代理に降格になった。降格は珍しい。よほど評価が低かった訳だ。確かに枝野は幹事長になってから目立ったことは何もしてない。
枝野は弁護士だし、10年くらい前から政策面で活躍していたが、考え方が幼稚なような気がする。鼻声も嫌いだ。蓮舫も話し方が不愉快だ。民主党の40代議員はまだ心許ない。(敬称略)
・資料
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010091802000037.html?ref=rank
(改題)金賢姫も朝鮮労働党の被害者 [中国と朝鮮]
【2010年07月23日】-金賢姫女史(48歳)は午後3時半、帰国した。今日になったら、自民党や公明党は「政府が女史を招いたことはパフォーマンスだ」などと非難し始めた。
政府が点数稼ぎを狙ったことは確かだが、野党が本当に問題だと思うのなら、招待が決まった時や来日した時に批判するはずだ。それは失礼だと思ったのかも知れないが、離日する日になって言い出すのは遅い。自民党などの非難にもパフォーマンスの面がある。
(「パフォーマンス」という言葉に元々悪いニュアンスはないに、メディアや政治家は「人気取りの行為」といった意味合いで使うから、困る。)
横田めぐみさんに関して金女史は「猫が好きで何匹も飼っていた」「面白い言い方をしてみんなを笑わせていた」と話したそうで、お母さんは「新潟にいた頃と同じだ」と嬉しそうだった。
横田さんと田口八重子さんとは面識があるから実のあることが言えるが、他の被拉者とは会ったこともないから、「亡くなっていません」と家族を励ますことしかできなかった。
日本にいる間、ずっと被拉者の家族を元気づけていた。日本で否定的なことは言えない。呼んでもらったのだし、歓迎してくれるのは日本だけだからだ。
韓国では「人殺し」と言われて、普通の生活はできない。北朝鮮では裏切り者と見なされ、いつ暗殺されてもおかしくない。今回の来日で政府が厳重な警備を敷いたのも、日本で暗殺されたら大変だからだ。
韓国でも北朝鮮でも嫌われているが、日本の被拉者の家族は金女史を歓迎した。自分達と同じように、女史も朝鮮労働党の被害者だと思っているからだろう。同じような境遇にいるという訳だ。
拉致問題の解決を強く願う。
・資料
http://www.j-cast.com/tv/2010/07/22071592.html
http://www.j-cast.com/tv/2010/07/21071478.html
横田めぐみさん達はまだ帰って来られない [中国と朝鮮]
【2010年07月21日】-昨日から大韓航空機を爆破した金賢姫が来日しているので、テレビの扱いが大きい。
拉致問題が解決するように日本政府がわざわざわ招いたそうだ。だが金さんから数十年前の被拉者の様子を聞いても、被拉者の解放にはつながらない。
(「拉致被害者」は奇妙な言い方なので、「被拉者」と書くことにする。「拉致された」は「被拉」で表せるはずだ。韓国では「被拉者」と言っている。)
被拉者の家族は、北朝鮮でどうしていたのか様子が聞けて嬉しいし、「きっと帰って来る」と言ってもらえれば喜ぶが、そうやっても北朝鮮が被拉者を解放することにはつながらない。
横田めぐみさん達には一国も早く帰って来て欲しいが、現実は厳しい。何か名案はないものか。
・資料
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100720-OYT1T01082.htm
北朝鮮は7月4日ミサイルを発射して、独立記念日のアメリカを揺さぶるつもりか [中国と朝鮮]
【2009年07月02日】-2週間くらい前、テレビ・ニュースで「北朝鮮は7月4日にミサイルを発射するようだ」と聞いて、驚いた。7月4日はアメリカの独立記念日だからだ。今日も、日経や読売がそんな記事を載せた。
そういえば、北朝鮮は2006年10月9日、安倍首相が訪韓している時に核実験を行った。今年の5月25日にもミサイルを発射したが、これは朝鮮総連の結成日だと最近知った。今日の夕方にもミサイルを2発発射した。
外国を威嚇したり、関係する日を記念したりするために、兵器実験をする国は恐ろしい。前から北朝鮮はどうかしていると思っていたが、今回改めてそう感じた。
ちなみに、朝鮮総連は在日朝鮮人からなる組織だ。韓国人が入っている組織は民団(在日本大韓民国民団)と言う。日本に住んでいる朝鮮民族で、北朝鮮に国籍のある人は殆どが総連に属し、韓国に国籍のある人は殆どが民団に属しているそうだ。一口に日本に住んでいる朝鮮民族と言っても、国籍によって入る組織が異なる訳だ。総連と民団の対立もあるから、在日コリアンは大変だ。総連の幹部は北朝鮮の国会議員でもあるから、つながりは深い。実質的に在日大使館だ。
・強制連行は嘘
日本にいる朝鮮民族の人は、日本が朝鮮半島を支配していた時に、強制的に連れて来られたと言われているが、それは嘘らしい。意志に反して来日した人もいるが、その人達は大東亜戦争が終わってから、大抵帰国したそうだ。強制連行説は、左翼が日本を貶めるために誇張した話のようだ。
私は韓国に2度行ったことがあるが、おじさんに「戦前日本に行ったら、とても親切にしてもらった。ずっと日本人にお礼を言いたいと思っていた」などと言われたことがある。日本は朝鮮を統治している間、悪いこともしたろうが、決してそれだけでないことは確かだ。
よく「日本は朝鮮などを植民地支配した」と言うが、普通強国が弱小国を植民地にした場合、その国から収奪する。だが日本は朝鮮や台湾から収奪はしなかった。だから植民地支配と言うのは不適切だ。
それにしても北朝鮮は危険だ。自民党もメディアも、衆院選挙のことで持ち切りだが、国防を考えるべきだ。予算を増やさなくても、法令だけでも整備して、いざという時に自衛隊がしっかり活動できるようにしておくべきだ。
また北朝鮮が妄動を起こすと、在日朝鮮人に嫌がらせをする輩が出るが、それは駄目だ。特に子供に害を加えるのは、卑怯だ。誇りのある人間は、そんなことをしないはずだ。