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靖国反対論に根拠なし [神道とスピリチュアリズム]

【2009年08月17日】-今日は靖国神社について考えてみたい。閣僚や国会議員が参拝すると内外から批判が起きるが、その批判は妥当だろうか。

 これもイデオロギー対立で、左翼が反対して、それに保守派が反論している。左翼は靖国参拝にも、革命を起こすために反対しているはずだ。外国も怒らせて、外圧で日本政府を倒そうとしている。教科書問題でもそうだ。結論を先に書けば、靖国神社に問題はないし、国会議員も一般国民も参拝すべきだ。

・戦争を肯定する気はない
 靖国神社は戦前、対外戦争の象徴だったので、参拝すると軍国主義や侵略を肯定することになると左翼は言う。だが、参拝する人達は戦没者を弔いたいのであり、戦争を肯定している訳ではない。

 そもそも大東亜戦争(太平洋戦争)を「侵略戦争」の一言で片付けるのは無理だ。あの戦争はそんなに単純ではない。またたとえ侵略したとしても、我が国の戦死者を慰霊顕彰することは必要だ。

 「戦争を美化することになる」と言う輩もいるが、とんでもない言い掛かりだ。なぜ戦死者を慰霊することが、戦争の美化になるのか。誰でも戦争の悲惨さは知っている。参拝者は、戦争を素晴らしいとは思っていない。左翼は恥を知らないので、荒唐無稽な言い掛かりをつける。

 国会議員、特に首相が参拝すると、外国人が批判する。だが批判する外国人は、中国人と南北朝鮮人だけだ。中国人にはアメリカや東南アジアの華僑も含む。中国と朝鮮の人達だけが反対するのに、左翼メディアは「アジア各国で抗議の声が上がっている」などと言う。中立的な報道ではなく政治運動だから、平然と誇張する。

 また、日本人が日本の戦没者をどう慰霊するかは、外国にとやかく言われることではない。外国が日本国内のことに口出しするのは内政干渉だ。近代社会では、外国の内政に干渉しないのが原則だ。戦争の原因になるからだ。戦争を非難する連中が、戦争につながり兼ねないことを言うのだから矛盾している。

・東京裁判はいい加減
 中国や朝鮮の人達も、戦後ずっと政治家の靖国参拝に反対してきた訳ではない。1978年10月17日、いわゆるA級戦犯を合祀したことが分かったら、朝日新聞が記事にして両国の人達を怒らせたのだ。靖国反対論は、朝日など日本のメディアが作り出したデタラメだ。

 東京裁判でA級戦犯と言われた人達が実際にひどいことをしたかというと、そんなことはない。対米開戦に反対した大臣までA級にした。東京裁判は事後法で日本人を裁いたし、審理の仕方も杜撰だった。そんな裁判で有罪判決を受けたから、無条件で悪人のように言うのは余りに主体性がない。

 政府が武道館で主催する戦没者追悼式では、いわゆるA級戦犯も慰霊するはずだが、天皇皇后両陛下が出席しても誰も異を唱えない。

 また甲子園でも毎年8月15日正午に、戦死者を思って黙祷するようだ。今年は確かにした。これにも異論は出ない。夏の高校野球の主催者は朝日新聞社だ。朝日も追悼の必要性が分かっているし、靖国以外では「A級戦犯を除け」とは言わないのだ。

 だから、14人のA級戦犯を理由にして靖国参拝に反対する論に根拠はない。「靖国から A級を除いたら、中国などはB級やC級も除くよう要求してくるだろう。最後には靖国の廃止を求めるだろう。」という見方がある。だからA級を除くことには反対だ。新施設にも反対だ。中国が日本を責めるのは国内の不満をそらすためだから、要求を容れても無駄だ。

・軍国主義復活ではない
 左翼は「政治家が靖国神社に参拝して、軍国主義の雰囲気を広め、また近隣諸国に戦争を仕掛けようとしている」とも言う。これほど荒唐無稽な言い掛かりは他にない。

 日本がこれから他国に戦争を仕掛ける訳はない。外国に軍隊を送る理由はない。昭和初期はブロック経済のため貿易が自由にできなかったが、今は貿易に障害はない。今は逆に、戦争をすると貿易のできる国が減り、経済が打撃をこうむる。また日本は食料とエネルギーの自給率が低いから、戦争をするのは難しい。する理由もないし、したくてもできない。

 左翼は「政教分離の原則に反する」とも批判するが、これも言い掛かりだ。もし政治家の神社参拝を禁じるべきなのなら、葬式にも出られないことになる。国葬を営むこともできない。政教分離の原則は、政府が特定の宗教と特別なつながりを作ることを禁じるだけで、神社参拝や葬式参列まで禁止する訳ではないはずだ。

 靖国反対論には、言い掛かりやこじつけが多い。靖国批判に根拠はない。日本人は気にせずに参拝すべきだ。

・他に追悼施設はない
 政治家が参拝したがるのは、日本遺族会が求めていることも一因だ。遺族会は自民党の有力な支持母体だ。支持者に求められたら、むげには断れない。だがメディアはこんな事情は言わない。政治家の倫理観の問題として、靖国参拝を批判する。

 大東亜戦争に従軍した兵士達は「死んだら靖国で会おう」と言い合いながら戦地に赴いたのだから、靖国神社で追悼するのが一番いいのだ。反対する人達は誰のための慰霊か忘れている。

 政府の命令で戦地に赴き戦死した者を、国会議員が弔うのは当然だ。特に総理大臣は参拝する義務があるくらいだ。

 靖国問題は過去をどう見るか、戦死者をどうするかだけの問題ではない。未来にも関わることだ。戦死しても国家が弔ってくれないのなら、自衛隊員は思い切って戦わないだろう。左翼が閣僚の参拝を妨害すると、国防にも支障が出る。このことに気づいている人は少ない。

 民主党の鳩山代表は先日、国立の追悼施設の建設を検討する旨を発表した。そんな施設ができると、靖国神社の地位が相対的に下がってしまうので、反対だ。

 靖国神社には主に左翼が言い掛かりをつけるが、問題は全くないので、政治家も一般国民も参拝しよう。

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