SSブログ

藤井・前財務相の辞任は小沢の意向とは無関係 [政局]

【2010年01月08日】-9月6日付のエントリーに、「藤井・前財務相は高齢だし、大蔵官僚だったから心配だ」などと書いたが、不安が的中してしまった。病気を理由におととい辞任した。先月28日からは検査を受けるために入院していた。後任は菅直人だ。

 体調不良は表向きの理由で、「本当は小沢一郎に嫌われたから」などとテレビは言うが、そうは思わない。予算審議は18日に始まるから、直前に辞任したら政権に大打撃を与えてしまう。そんなことは鳩山も小沢も許さないはずだ。

 藤井と小沢は元々仲がよかった。1993年には一緒に自民党を出て、自由党を結成した。

 だが最近はギクシャクしていたようだ。昨春、西松問題に決着を付けるため小沢に辞任を促してから、疎遠になった。また年末予算案を策定している時には、小沢の横槍によってガソリン税暫定税率の維持を強いられた。

 だがこれくらいのことで辞めたくなるほど、藤井は無責任ではないはずだ。

・他の要因
 テレビはあまり言わないが、国会で野党が藤井氏を追及しそうな問題がある。小沢一郎が自由党の党首だった時、藤井氏は同党の幹事長だった。解党したのに政党交付金を国庫に返納しなかったので、通常国会で説明を求める構えだ。

 予算についてだけでなく政治資金についても追及されそうなのだ。77歳だから、気が重くなり体調が悪化しても仕方がない。

 テレビが藤井辞任を小沢に結び付けるのは、小沢の影響が大きいことが知れ渡っているので、こじつけた面が強いと思う。根も葉もないことは言っても信用してもらえないが、日本人がある程度知っていることと結び付ければ信じる人が出る。メディアの歪曲には気をつけたい。(敬称略)

・参考資料
9月6日付のエントリー :
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-09-06

http://www.j-cast.com/tv/2010/01/06057352.html
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100106-OYT1T01532.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100107/plc1001070318003-n1.htm
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2010010702000083.html 
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/archive/news/20100107ddm005070023000c.html

ブログランキング・にほんブログ村へ

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 2

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。