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菅首相、党執行部からは小沢派を排除 [政局]

【NMN 2010年09月22日】-菅首相は内閣改造で小沢一郎氏を支持した議員も数人入閣させましたが、党の役員人事では小沢系を完全に排除しました。

 まず大臣では、小沢グループではないけれど代表選で小沢氏に投票した議員を3人、入閣させました。21日に決まった副大臣や政務官の人事では、小沢グループや小沢支持派の議員を8名起用しました。

 副大臣は22人で、政務官は26人います。首相支持派からは新たに24人登用したので、小沢派を冷遇したことは明らかです。

 党の執行部からは小沢派を完全に排除しました。幹事長の岡田克也氏は反小沢として有名です。筆頭副幹事長の長妻昭氏、国会対策委員長の鉢呂吉雄氏、国対委員長代理の牧野聖修氏も、首相支持派です。

 倫理委員長になった江田五月氏や、常任幹事会議長で衆院政治倫理審査会長でもある土肥隆一氏も首相派なので、所属議員の処分を決める役職を首相派が押さえました。

 小沢氏が強制起訴となった場合には、江田氏らが処分を決めます。野党が証人喚問を求めてきた時には、国対が対応を協議します。小沢氏の処遇は、首相派が決めることになったようです。


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