ジェフリー・リーチの講演の感想 [英語学]
【2012年10月09日】-昨日はジェフリー・リーチの講演に行った。感想を一言で言うと、あまり面白くなかった。
演題は「近年の英文法研究における成果」だが、40年くらい前から出た体系的な英文書5冊を比較した。そのうち3冊にリーチ自身が関わったので、自分の経歴から話し始めた。
文法書については色々考えてきたのに、あまり面白いと思わなかった。原因を考えたら、例文を挙げずに抽象的論評だから興味がわかなかったように思う。また早口でマイクの具合がよくなかったので、分かりにくかった。
だが「口語と文語の違いは、表現の頻度の違いだ」「ハドルストンのThe Cambridge Grammar of the English Languageは他の4冊とは違って、言語一般の特性から始めて英文法を説明しようとしている」など重要な指摘をしていた。行った甲斐はあった。
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