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犯罪報道の問題点~不正確な初期報道がいつまでも頭に残る [*事件や事故]

【2009年01月22日】-前回のエントリーでは、大事件が起きた時、マスコミ特にテレビは専門家に犯人像を推測させるが、それが多すぎると指摘した。今回は他の問題を考えてみたい。

 先週起きた事件のように犯人が分からない場合、テレビはどんな人物ががやったのかに焦点を当てて、報道(もどき)をする。だが去年の秋葉原事件など犯人が分かっている場合は、どんな人物だったのかを集中的にやる。

 誰でも、どんな人間が凶悪な事件を起こしたのか興味はあるが、それが扇情的に過ぎる。友達や親戚がインタビューに応じて、「親のしつけが厳しかった」などと言うと、どの局もそのテープを何度も流す。そうすると、我々は「だからこんなことをしたのか」と思い込んでしまう。

 だが暫くして裁判が始まると、それが間違いだと分かることもある。友達と言っても10年も付き合いがなければ、記憶があやふやになる。親戚も付き合いが浅ければ、よく知らない。それなのに、テレビは犯人と接触のあった人間のたった一言を何度も放映して、我々の観念を固定してしまう。また警察が断片的にリークした不確かな情報も、何度も放映する。

 事件の直後だから、警察の捜査も進んでいなくて、正確なことが言えないのは仕方がない。だが、マスコミが不正確な話しを訂正することは、まずない。裁判が始まって冒頭陳述や公判で、初めの報道と違うことが分かっても、テレビや新聞はそれを大きくは報道しない。

 そうすると、事件発生直後の不正確な報道がいつまでも我々の頭の中に残り、事件を正しく知ることができないのだ。歴史に残るような大事件を、どんな人物がどんな動機で起こしたのか、正しく理解することができない。

 そうすると、的確な対策を立てることもできない。凶悪犯罪が起きると、マスコミは正確な情報は提供せずに、大騒ぎをする。そうすると我々はいたずらに不安になってしまう。

 左翼マスコミは、それを狙っていると思う。物を知らない日本人を増やし、不安を増大させ、共産主義に傾倒する人間を増やそうと画策しているのだろう。実際、去年から共産党に入党する人が増え、『蟹工船』というプロレタリア文学が売れているそうだ。テレビも新聞も業績が悪化して、衰退の一途を辿っているが、まだ日本破壊の陰謀を続けている。

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