計画停電は余りに不合理 [東日本大震災とその影響]
【2011年03月15日に掲載、17日に改正】-計画停電に関しても、東京電力は何を考えているのか分からない。
平日のピーク時は4300万キロワットの需要があるが、現在の供給能力は3100万キロワットで1200万キロワット足りないため、計画的に停電にするそうだ。
まず13日の夜になってから言い出したのが遅すぎる。これでは準備ができない。
次にグループの選び方に問題がある。5つのグループに分けたが、同じグループに東京も神奈川も入っていると煩雑だ。第1グループは栃木県だけ、第2グループは茨城県だけのようにすれば、分かりやすい。
そのグループが固定しているのも問題だ。毎回同じ地域が停電になる。1日2回停電になる場合もある。その地域に住む人達だけ大きな不便を強いられる。グループを増やして、1日1回になるようにすべきだ。また来週からは地域を変えるべきだ。
・鉄道
鉄道の運行にも理解できないことがある。朝から午後4時頃まで運行して、夜は運行しない路線がある。これでは帰宅できない。朝と夜こそ通勤や通学に必要だ。夕方電力が足りないのなら、余裕が出る頃(例えば9時過ぎ)から運行すべきだ。そうすれば通勤客は帰れる。
昼間は間引き運転にすべきだ。昼間車内は空いている。本数が少なくなると不便だが、混雑はしない。
それに、利用者の少ない路線は運休にすべきだ。西武豊島園線や東京メトロの副都心線は利用者が少ないから、運行しなくてもいいと思う。
・その他
どの地域が停電になるか、テレビや新聞が詳しく伝えるべきだ。「東京都練馬区」などだけでは不充分だ。「練馬区~町~番地」とまで書くべきだ。
またテレビは字幕に「停電中」と書いているが、意味がない。停電している地域の人は、テレビを見なくても分かる。不安を煽るだけだ。左翼マスコミはそれを狙っているのか。
電話やインターネットで見るように言うが、都合が悪い。電話で問い合わせると時間がかかる。ウェブ・サイトは見られない人もいるし、うまくダウンロードできないこともある。細かくて煩雑だが、テレビがやるべきだ。
東電は、時間ごとにどれくらい電力を節約すべきか公表すべきだ。関東地方で節約すべき電力が分かれば、それを目標にしてみんなで節約することができる。
一部の人が数時間全く電気が使えないのより、全員が不便になっても全員が節約した方がいい。また夕方計画停電をするのは仕方がないとしても、昼間は全く停電しないで済むよう皆で節約すべきだ。
それに、電力の大口利用者がてんでんバラバラに節電するのは不合理だ。パチンコ屋、スーパーマーケット、百貨店、工場などで営業日や営業時間を話し合って電力を割り振れば、停電の時間を短くできるはずだ。政府がそのような調整をすべきだが、していない。
昨日からのような右往左往したやり方をしばらく続けるのは、ご免こうむりたい。
・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110315-OYT1T00720.htm
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