大連立回避に安堵する [東日本大震災とその影響]
【2011年04月07日】-震災のあと、民主党と自民党が連立政権を作る「大連立」の話しがまた持ち上がった。復興に関する法案を迅速に成立させるために、両党が連立した方がいいというのだ。
大連立を望む声は震災前から民主党にはあったが、4月に入ってから自民党の谷垣総裁らも賛同し始めたので、驚いた。
自民党まで与党に入ってしまったら、野党は公明党や共産党などだけになり、国会で政府を追及する議員が大幅に減ってしまう。法案の不備を正す機会が大きく減る。
復興に関する法案を素早く成立させたいのなら、自民党議員がその度に賛成票を投じればいい。連立政権など組む必要は全くない。
自民党は野党暮らしが辛いので、震災を機に与党に返り咲こうとしたのではないか。
だが反対が強かったためか、5日頃から谷垣総裁も考えを始めた。大連立は実現しない見込みになった。よかった。
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