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メディアは東電の圧力に屈せず、メルトダウンの危険性を知らせよ [東日本大震災とその影響]

【2011年05月17日】-テレビ局は4月中旬まで震災と原発で大騒ぎだったが、段々減ってきた。震災については大きな出来事がないから当然だが、原発に重要な進展があってもあまり報じなくなった。

 5月12日には東電が第1原発の1号機でメルトダウンが起きていたと発表したが、報道は余りに少なかった。メルトダウンは重大だ。再臨界になって爆発するかも知れないからだ。

 メルトダウンこそ大きく扱うべきなのに、メディアは型通りの報道で終わらせた。これでは日本人にメルトダウンの危険性を伝えることができない。大騒ぎをして不安を煽ってはいけないが、危険性を冷静に報ずべきだ。

 メディアはどうも東電の圧力に負けたようだ。昨日ネット・カフェでたまたま『ブブカ』6月号を手に取ったら、「東電と大手広告代理店が『騒動が落ち着いたら広告をたくさん出すから、報道を控えてくれ』などと囁き、震災自粛のため広告が減っているテレビや新聞は誘惑に屈して、批判を控えている」などと書いてあった。大手広告代理店とは電通や博報堂のことだろう。

 以前からメディアは、広告主の圧力に負けやすいとは聞いていたが、4月中旬から原発ニュースが減っているのもそのためとは思わなかった。

・アイドル雑誌
 『ブブカ』という雑誌は女性アイドルの写真を多く載せていて、他の記事では「台湾の芸能雑誌には、こんな噂も書いてあるそうだ」と話しを膨らませていたが、原発報道に関する記事に誇張や歪曲はなかったので信じてもいいと思う。

 小さな出来事を針小棒大に伝えておいて、本当に危険な時にはあまり報じないメディアは、どうかしている。

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