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「左翼は破壊しないと気が済まない」=バークの名言 [英語教育]

【2011年08月07日】-昨日いつものように産経新聞の阿比留記者のブログを読んでいたら、エドマンド・バークの言葉を引用していた。

《かれらは、なにかを破壊しなければならない。そうでなければ、かれらにとっては、自分たちがなんの目的もなく存在しているようにおもわれるのである》

 バークの『フランス革命の省察』から引用したのだろうと思って、インターネットで原文に当たって、この箇所を探してみた。だが見つからなかった。

 同書はOxford World's Classics に入っている版で読んでいたが、難しいので途中でやめていた。今日以前やめた所から読み始めたら、これの原文と思われる箇所にぶつかった。57頁(1999年の版)に次のようにあった。

  Something they must destoy, or they seem to themselves to exist for no purpose.

 以前読むのをやめた所から読み直したら、探していた箇所がたまたま見つかるとは不思議だ。嬉しくなったので、ブログで取り上げた。

 『フランス革命の省察』の「省察」は分かりにくい言葉だが、Reflectionsの訳だ。「考察」と訳してもいいが、「省察」と訳している。題は全体でReflections On The Revolution In France という。1790年11月に出た本で、フランス革命を批判的に考察している。保守主義はこの本によって始まったと言われている。本として書き始めたのではなく、当時のフランス人に宛てた手紙を出版した。

 阿比留さんは上の箇所を、菅首相の言動が日本を混乱させているという文脈で引用した。

 菅首相は思いつきが更にひどくなっているが、伸子夫人に操られているそうだ。8月1日発売の『週刊現代』には「総理官邸 その中心に伸子夫人」という見出しが付いている。政治の停滞は根が深い。

・参考資料
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2387599/
http://img.zassi.net/mag/WGENDAI/20110813/n01/_SWF_Window.html

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