Z会は経営難に陥っているのか [教育]
【2011年08月30日】-Z会という通信教育の会社がある。大学受験などの通信教育を行っている会社だ。もともと学力増進会と言っていたが、増進会と短くし、通称としてZ会と言っている。
「東大入学者の多くがZ会の通信教育をやっていた」と宣伝している。通学する予備校も経営している。
以前から共同通信に広告を出している。子供は通信社のサイトなど見ないから、見当外れだ。16日などには「勉強法に迷っている方へ」と書いてあって、驚いた。子供に敬語を使うのは奇妙だからだ。受講者が減って経営が危ないのではないか。
そのバナーをクリックして出て来たページには、「キミにはキミの学習法。フリースタイル。ひとりひとりのZ会。」と書いてあった。「君」だから、こっちはまともだ。
自分の学習法が選べるかのように書いてあるから、コースが多いのだろうと思ったが、特にそうではない。中学生向けには「高校受験コース」と「中高一貫コース」があり、高3には「東大志望者向け」「京大志望者向け」「国公立大 私立大志望者向け」の3つあるが、高校1年と2年にはコース1つだけだ。ちょっとインチキだ。
・飛び跳ねる写真
中学向けコースのページに載っていた写真に仰天した。次のものだ。
男子は机の腕で片手で逆立ちをし、一人は宙返りをしている。女子は大股で机の上でジャンプしている。こんなことは体操選手でもできないはずだし、やってはいけない。異様な写真だ。受講生が減っているから、奇妙な写真を載せているのではないか。
おてんばで、がさつな女の子が多いから、子供のことを真剣に考えていたら、いくら潰れそうでもこんな写真は撮らないだろう。
Z会の通信教育が役立つかどうかは疑問だ。高校生向きが中心だが、予備校などに通っていたら、通信教育まで手が回らないはずだ。
本来受験勉強の通信教育は地方に住んでいて、予備校に通えない子供が受講するものだろう。塾などに行けるのなら、通信教育を受講する必要はないし、時間も足りないはずだ。
よく考えずに、できない通信教育に申し込み、使わない参考書を買う子供が多いように思う。
東大や京大に入った生徒が多いのなら、日本人の英語力にも責任があるはずだが、Z会のサイトにそのような責任感は全く感じられない。子供を学校に入れることだけ考えていて、とんでもない。
教育機関というより営利企業だ。「より」を副詞として使ったのも駄目だ。
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