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野田内閣(下)-玄葉に外相が務まるか [政策]

【2011年09月06日】-他の人も言っていることだが、玄葉氏が外相を務められるか心配だ。他の大臣はその省庁の管轄することを数ヶ月勉強すれば何とかこなせるが、外務大臣はそうは行かないからだ。必要なことを学ぶのに数年かかるだろう。付け焼き刃では間に合わない。

 外交では相手国によって、言うことを変えなくてはならない。中国や北朝鮮のように日本に敵対的な国には、怒らせないようにしながら、日本の立場を主張する。一方、アメリカや他の先進国とは協調しながら国益を追求する。またアフリカ諸国やアラブ圏には、援助と助言を行う。中国などに関して一言口を滑らせると、国益を大きく損なう。細心の注意が必要だ。

 また宗教事情も難しい。世界に日本のような仏教国は少ない。キリスト教やイスラム教の国の方が多い。宗教を理解していないと、的外れなことを言ってしまうことがある。パレスチナの紛争を理解するには、ユダヤ教に加えて歴史も必要だ。

 私が『タイム』や『ニューズウィーク』を読みながら国際情勢を勉強して、一通り理解するのに10年くらいかかった。数ヶ月のにわか勉強では決して追い付かない。

 だから外相には大抵、経産大臣などを務めて外交交渉にも当たったことのあるベテラン政治家を登用してきた。2度目の入閣で外相というのは珍しい。玄葉は優秀なようだが、務まるだろうか。

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