消費税を上げる前に景気をよくしよう [*経済]
【2012年01月26日】-国会では、消費増税を求める野田首相と解散を求める谷垣総裁が、つばぜり合いを続けている。
野田首相は「年金財政を改善するために消費税を上げたい」と言うが、それは建前だろう。本当は財政赤字が大きいからで、「直接国民のために使う」と言えば、一般国民は納得すると思っているに違いない。首相は何代も前から、このようなことを言ってきた。
年金財政が悪化しているのは、「労働者が減っているからだ」と言うことが多い。掛け金を払う世代が減って、年金を受け取る世代が増えたから、カネが足りないというのだ。
確かにそれが最大の理由だが、不景気も関係あるはずだ。給料が少ないから掛け金を払えない人がいるだろし、業績が悪くて掛け金を払うどころではない企業もあるはずだ。
不景気も年金財政に大きな影を落としているはずだが、それを言う人はいない。増税しても年金財政は改善しないと思うが、例え改善しても不景気のままではまた足りなくなるだろう。
景気をよくすることは、年金を立て直すための根本的な対策のはずだ。与野党は増税と解散で言い争うのではなく、問題の解決を真剣に考えるべきだ。
・参考資料
http://blog.goo.ne.jp/humon007/e/10dd64d816c6eeced7883f32dbf85cfa
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