SSブログ

言葉遣いがメチャクチャな本屋の店員 [*国語]

【2012年03月18日】-私もおととい、勝手なのにか弱いと思われる女子に接した。

 板橋区内である本屋に初めて入った。レジにいるのは25歳くらいの女の子だった。声が大きくて文末をわざとらしく伸ばすので、まずそれで不快になった。

 言葉遣いも悪かった。「こちら、お預かりします」「千円からお預かりします」「お釣りの方をお先に渡します」「レシートのお返しになります」などと、間違い敬語を乱発していた。

 表現が一定していなくて、初めは「カバーをおつけ致しますか」と言っていたが、段々「カバーをご利用になられますか」と言うようになった。(「カバーは、おかけましょうか」と言うべきだ。)

 顔を見ると、前髪を伸ばして目にかけていた。暗闇で見たら、お化けに見えそうで、ちょっと不気味だった。これがかわいいと思っている訳だ。髪型も勘違いしているのだ。

 レジで商業敬語を言う人は多いが、この子のように広まっている異常表現を全部言う者は珍しい。徹底的に勘違いしている。

 本当に不愉快になったし放置しておけないと思って、苦情を申し立てることにした。自分が探していた本がなかったので、余計に機嫌が悪くなった。

・本を探す
 まずこのような言葉遣いを批判している本を探した。指摘することは私の独断でないことと、売り場にある本を読んでいないのは恥ずかしいことを示したかった。

 かんき出版の出した『ビジネス・マナー』などと題する本が、「なります」を否定していた。でも「こちらの」を認め、「させて頂く」の説明を間違えていた。本まで勘違いしているのだから、深刻だ。

 本人に直接言うとショックが大きいし、客の対応ができなくなってしまうので他の店員に言うことにした。店長らしき男はカウンターの中にいるので、私の話すことは女の子に聞かれてしまう。

 そこで本を見せながら、レジから離れた所にいる40代のオバさんのに話しかけた。「なります」「の方」は指摘したが、「千円から」と「カバー」は言い忘れた。

 女の子にも聞こえたようで、レジの方から物音がしなくなった。他の客も緊張した。

・浮遊霊
 この子はこの本屋を辞めるだろう。ショックを受けてアルバイトは一切やめ、家に引き籠もるかも知れない。

 浅はかで勘違いをするが、きっと心も体も弱い。小柄で痩せていた。心がしっかりしているのなら、おかしな言葉遣いは言わないはずだ。

 引き籠もりになったら、病気になって若死にするかも知れない。早死にしたら浮遊霊になって、死後も数十年苦しむだろう。

 女の子や店長を苦しめるために言ったのではないから、そのようなことになったら不本意だし非常に残念だ。

 言葉遣いが悪いのは、この子の責任だけではない。店長やオバさんは気づいていたはずだが、きっと何も言わなかった。学校でも教わらなかった。一番責任があるのは、文科省と教科書会社だ。

 死後苦しむくらいなら、生きているうちに死に物狂いになってでも頑張った方がいい。この世は厳しい修行をする場なのだから。修行しなければ、死んでから後悔する。

 「こちら」や「なります」がどうして奇妙かは以前のエントリーで論じたので、ご存じない方はそれをご覧頂きたい。

http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2008-02-02

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。