メディアは放射能対策をもっと放送せよ [東日本大震災とその影響]
【2011年03月13日】-昨日の最後のエントリーで、「原発事故のあとは外出しない方がいい」と書いたのは、何年も前にテレビなどでそう聞いた覚えがあるからだ。
記憶が定かでないからインターネットで調べたら、産経がチェーン・メールに警告する記事を載せていたので、余計に自信がなくなった。
プロ猫という方がブログで放射能対策を取り上げ、自宅待機を勧めていた。
http://blogs.yahoo.co.jp/proneko5/19262411.html
だが情報源はオウム真理教のサイトだったので、信じていいのか考え込んだ。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/sinzinrui/doc/kaku.html
・文化放送
深夜ラジオの文化放送を聞いていたら、午前2時頃専門家の話しとして「近くの人は、外出したり窓を開けたりするのはやめた方がいい」と言っていた。オウムの言うことも間違いではないのだ。
文化放送はまた「病院から学校に避難していた人二人が校庭で被爆した」とも言っていた。外にいては行けない。どうかしている。
今日の午後テレビでは「原発の近くにいた人が15人被爆した」とも「160人が被爆した」とも言っていた。
日テレでも今日午後1時半、専門家を呼んで被爆対策を説明した。「濡れたタオルで口や鼻を覆う」「帰宅したら服を外で脱ぎ、シャワーを浴びる」「汚染された農作物は食べない」などと話していた。
・対策
今の日本に一番必要な情報は、被爆を防ぐための方法だ。
女川原発で通常より高い放射線を測定したが、同原発で漏れたのではなく福島第1原発から流れて来たのだろうという。両地点は120キロ離れている。120キロ先でも、放射線量が高まったのだ。
それなのにメディアは被爆を防ぐための方法をあまり言わない。NHK は死者数をしつこく連呼している。
政府も対策を言わない。枝野官房長官は今日の午後、福島第1原発の3号機からも放射性物質を放出したと発表したが、「測定値は1500マイクロ・シーベルトだから、そんなに高くない」と強調していた。放出量は少なくても、体の弱い人には影響があるはずだ。「少ない」ことを強調するのではなく、近くの人はどうしたらいいか言うべきだ。
ブロガーとして有名な「きっこさん」は分かっていて、放射能に注意を呼びかけている。
http://twitter.com/kikko_no_blog
メディアも政府も大騒ぎだが、大事なことをあまり言わない。いつものことだが。
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