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テレビの震災報道は貧弱で無責任 [東日本大震災とその影響]

【2011年03月17日】-テレビは段々普通の番組を放送するようになってきた。14日から日テレやTBSはコマーシャルを流すようになり、16日午後からフジやテレ朝は普通の番組を放映した。日テレも夜から普通になった。だがコマーシャルは AC ばかりで奇妙だ。

・内容は貧弱
 14日にはようやく記者が地震と津波の被災地に入って、様子を詳しく伝えるようになった。それまでは現地リポートは殆どなかった。

 だが15日になっても震災や原発のことばかりで、他のニュースは殆どやらない。株価など震災と関係のあることだけだ。13日には名古屋市議会選挙があったが、全く取り上げなかった。テレビは17日も被災地や原発のことが中心だ。

 また、地震や津波で亡くなった人の人数を繰り返し言うのも時間を取る。NHK が特に多い。16日午前7時のラジオ・ニュースでも言った。だが、あまり意味はないと思う。これからどんどん増えてしまうからだ。

 テレビの震災報道は時間は長くても、内容は薄い。昨日図書館で毎日新聞を12日付朝刊からざっと読んだら、ずっと詳しかった。

 写真を多数掲載していた。津波に襲われた街の様子は、テレビよりも被害を克明に捉えていた。ビルの屋上に取り残されて救助を待っている人達や、11日の夜電車が止まって徒歩で帰宅する人達も、写真に収めていた。

 新聞は報道だけやる会社で、テレビ局の報道部門が追い付かないのは仕方がないとも言えるが、騒ぐばかりで内容は余りに薄い。

・説明不足
 東電は14日計画停電をしなかったが、テレビはその理由を言わない。予定ばかりで分析や説明をしないのだ。

 Cネットなどによると14日午前6時の電力需要は2623万キロワットで、6時から7時までは2800万キロワットだった。供給は3100万キロワットだから、間に合った訳だ。

 また14日鉄道がかなり運休したのは計画停電のためだろうが、それについても結果を言うだけで説明しない。

 福島第1・第2原発は、東電の発受電電力量の約20%を占める。両者が停止しているから、やり繰りが大変だ。

 東電全体の供給能力は14日の3100万キロワットから増えたようで、今日の日経と時事通信によると3350万キロワットだ。

 3月末にはかなりよくなると、13日頃どこかで読んだ。だが需要を完全に賄えるようになるのは4月末だそうで、その時まで停電騒ぎが続くようだ。

 NHKの教育テレビと衛生第2は、深夜(午前12時から6時まで)の放送をやめることにした。今まで夜中までやる必要はなかった。

・参考資料
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-20085120110317
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011031700726

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タグ:計画停電
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