SSブログ

TPPに参加したら日本はきっと衰退 [*経済]

【2011年10月12日】-TTP(環太平洋経済連携協定)は、日本にとって難題だ。加われば農業がおかしくなるし、加わらなければ製造業が損をする。どっちに転んでも厳しいのだ。

 TPPに参加すれば、日本に入ってくる外国製品にかけている関税を廃止するから、輸入品の値段が徐々に下がり、農業は特に打撃を被る。

 一方加わらなければ、日本が輸出する工業製品だけ他国で関税をかけられて、製造業は売り上げが落ちる。アメリカの要求を拒否することにもなるので、日米関係も悪化する。加わっても加わらなくても、日本にとって厳しい状況になると思う。

・大規模農家は無理
 読売や産経の社説は「農家には厳しいが、担い手の平均年齢は高く、展望が見えないから、これを機に大規模農家を増やすといい」と書いている。野田政権も、TPPに参加する意向のようだ。

 大規模農家ができればいいが、日本の政府や農協が今の零細農家をまとめて、大規模農家を作っていけるだろうか。今までも農地集約の必要性が叫ばれてきたが、休耕地は増える一方ではないのか。

 日本の政治家や役人は弥縫策はダラダラ続けるが、必要なことを思い切ってやることができない。与党や政府は学力低下や女高生のミニスカートに対して何もしていない。五日制で破壊はしたが、立て直しはできないのだ。農水省も同じだと思う。

 農産物の輸入が増えて農家の家計が苦しくなったら、政府は補助金を増やして農家を助けるだろうが、大規模農家は増やせず、農地は荒れて、財政赤字だけ増えそうな気がする。

 改革を成し遂げられず、衰退していくのが日本の特徴だ。TPPはその傾向を強めてしまうと思う。そうでなければいいのだが。

 なおTPPは Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement の略だ。

・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111005-OYT1T01444.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111009/plc11100903030001-n1.htm
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/archive/news/20111012ddm005070160000c.html
 

ブログランキング・にほんブログ村へ

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。