1年に何回も大学入試をしたら、高校は大混乱 [英語教育]
【2013年04月27日】-大学受験生がTOEFLを何度も受験して一番いい点を大学に提出する制度にも、賛成できない。受験生は1年中、試験に追い回されることになる。
驚いたことに、自民党はTOEFLだけでなく入学試験も年に数回行わせることを目指している。
こうすると生徒の負担が軽くなると思っているのだろうが、実際には重くなるはずだ。年に数回も入試を受けるのは大変だ。1年中、緊張し続けることになる。
入試を高3の春から冬まで数回行うことにすると、高校生は2年の時から入試を意識して勉強しなければならない。生徒によっては高1の終わりで部活を引退するだろう。ゆっくり過ごせるのは1年間だけになる。
子供を思いやって数回受けられる制度を考え出したのだろうが、実際には生徒を疲れさせる。中曽根康弘が国公立大の試験を2度行うようにしてから、子供はさらに受験に振り回されるようになったではないか。
このような浅はかな「改革」をずっとして、教育を悪化させてきたのにまだ学ばない。保守派でなく「破壊派」だ。
自民党はこんな愚策の極みを、夏の参院選の政権公約に盛り込むらしい。こんな制度を誰が喜ぶか。
自民党の幹部は思考力が全くないし、一般の日本人の感覚を全く理解していない。
安倍晋三もこの程度のようだ。