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保守派は女性宮家を認めよ [皇室]

【2012年10月05日】-政府は女性宮家を検討していると発表した。今の皇室典範では内親王は結婚して皇室を離れることになっているから、女性宮家を作らないと数十年後皇族は悠仁親王の御一家だけになってしまう。

 女性宮家は必要だ。保守派は女性天皇や女系天皇に繋がると反対してきたが、女性天皇などとは切り離して考えるべきだ。

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皇位継承問題(下)碩学までが勘違い [皇室]

【2011年12月02日に掲載、4日に訂正】-小堀氏には「先生」を付け、敬語を使っているように、私は小堀先生には一目置いている。ふだんは見当外れことは書かない。この文章も引用した箇所以外は立派な内容だ。

 小堀先生の文章は落ち着いていて、該博(がいはく)な知識を思わせる。旧仮名遣い(正仮名遣い)で書いているからかも知れないが、風格がある。このような文章を書く論者は他にいない。皇室を崇敬する念も強い。そのような小堀先生が思い込みを書いたので、昨日はショックを受けた。

 なぜ「皇位継承権者がお三方いるから大丈夫だ」などと書くのだろうか。どうしても女系天皇を認めたくないから、自分に「安定している」と言い聞かせているのかも知れない。

 保守論壇の主流派が皇室の危機から目を背け、女性宮家に反対していたら、皇室典範の改正に着手できず、皇室の危機は深まる。皇族の繁栄を願う者が、衰退に手を貸すのは本末転倒だ。

 なお女性天皇と女系天皇は異なる。

・リンク
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111123/imp11112302580000-n1.htm


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皇位継承問題(中)男系派の主張は思い込み [皇室]

【2011年12月02日に掲載、4日に訂正】-私は小林氏の漫画は読むが、男系論者の文章は最近読まないので、「『カルト』は言い過ぎだ。せめて『イデオロギーに凝り固まっている』とでも言うべきだ。」と思っていた。

 だが昨日のエントリーを書きながら、小堀先生が産経新聞の「正論」欄に11月23日付でお書きになった文章を読んで、小林氏が「カルト」と言いたくなる気持ちが分かった。現実を見ていないのだ。

 小堀先生は、宮内庁長官が10月27日「皇位継承に課題がある」と述べたことを取り上げてから、次のようにお書きになっている。

「皇位継承の安定といふ事については、現在、今上天皇の次代以下の世代に皇位継承権者がお三方居(お)られる。その意味で、皇位の将来は実は安定してをり、謂(い)はば問題がない。」

 今の皇族にいらっしゃる男子は皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁親王のたった3人だが、それで安定しているというのだ。とんでもない。

 皇太子殿下の世代は秋篠宮殿下もいらっしゃるから大丈夫だが、その次の世代の男子は悠仁親王お一人だ。何かあったら、天皇陛下がいない事態になる。結婚しても、世継ぎが生まれないかも知れない。

 極めて不安定だ。それなのに「安定している」と言うのだから、妄想に近い。

 なお、この小堀先生の小論が産経に載ったのは11月23日付だから、宮内庁長官が女性宮家の創設を内閣に要請する前のことだ。

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皇位継承問題(上)保守論壇を分裂させる危機 [皇室]

【2011年12月02日に掲載、4日に訂正】-殆どの日本人は知らないが、保守論壇では女系天皇を認めるかどうかで、侃々諤々の論争をしている。

 男系天皇を主張する人達の方が多く、八木秀次、新田均、小堀桂一郎、渡部昇一、西尾幹二、水島総などの各氏だ。

 一方女系を容認するのは、小林よしのり、田中卓、高森明勅などの各氏だ。

 一時は保守派の殆どが「男系にすべし」と思っていたが、小林よしのり氏が漫画で何度も「女系に問題なし」と描いてから、女系を認める人が増えてきた。

・分裂の危機
 この論争は女系を認めるかということだけでなく、保守派を分裂させる兆しを見せている。小林氏が男系を主張する人達を「まるでカルトの信者だ」と、強い言葉で非難しているからだ。

 旧皇族の子孫は誰も「内親王と結婚してもいい」と名乗り出ていないから、八木さんの計画は頓挫するのではないかと小林氏が問い詰めても、男系派は「女系天皇は断じて認めない」と頑ななので、小林氏は「カルト」と難詰しているのだ。

 そのため男系論者は怒って、保守派は分裂しかかっている。

 「カルト」は狭い意味では、金を巻き上げる宗教団体を指すから、男系論者を「カルト信者」と表現するのは、まず言葉の使い方が間違っている。

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男系継承を維持するためにも、女性宮家は必要だ [皇室]

【2011年12月01日】-宮内庁が女性宮家の創設を政府に提案してから、保守派は女系天皇の誕生を警戒して、反対論を唱えている。日本政策研究センターも、11月29日付のメール・マガジンで反対している。

 だが男系を維持するためにも、女性宮家を創設すべきだ。

 男系継承の重要性を言い出した八木秀次さんは、男系を維持するための方策として、内親王のもとに旧宮家の男子が婿入りすることを提案していた。

 終戦直後GHQの方針によって宮家は減ったが、その時民間に下った家から皇室に婿入りすると、皇統を男系で引き継ぐことができるという訳だ。

 今の制度では内親王は成人すると、民間人と結婚して皇籍を離れることになっている。だから女性宮家を作っておかないと、旧皇族の子孫が婿入りする相手がいなくなってしまう。女性宮家は、男系継承を守るためにも必要だ。

・旧宮家の復帰
 旧宮家を皇族に復活させる案もあるが、それは難しいと思う。皇族には制約が多いから、全員が皇族復帰を承知する家族はないだろう。

 また小林よしのり先生が強調していることだが、今のところ皇族復帰を表明した旧宮家の人は現れていない。

 女性宮家を作っておかなければ、皇族は悠仁親王のご一家だけになってしまう。皇室の安泰を願う者が衰退を招いたら、本末転倒だ。

・敬語のできない自称保守
 なお日本政策研究センターは「現在の皇位継承者が皇位にお即きになられた際」「女性皇族が皇統につながる男系の子孫とご結婚されて」と書いた。

 「なられる」は二重敬語だから、「お即きになる」と言うべきだ。

 動詞の前に「ご」をつけたら、後には「になる」を置くのが普通だ。「ご利用になる」のように言う。だが「ご結婚になる」とは言えない。「結婚なさる」が適当だと思う。

 敬語もできないのに「愛国心」を触れ回っているのだから、哀れな保守派だ。残念ながらこの程度なのだ。

 産経も偽保守なので、「皇太子殿下」でなく「皇太子さま」と書いた。

 右も左も愚かだ。日本の衰退は当然の帰結だ。

・リンク
http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=788
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111125/plc11112511290009-n1.htm
http://whisper-voice.tracisum.com/?eid=336

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「皇后さま」はおかしい。「皇后陛下」と言うべきだ。 [皇室]

【2011年10月20日】-本日皇后陛下が77歳のお誕生日をお迎えになったので、報道各社は取り上げたが、偽保守の産経を含めて全社「皇后さま」と言ったようだ。「皇后陛下」が本来の言い方だ。「皇后さま」は気持ち悪い言い方だ。

 私は数ヶ月前「皇后さま」に気がついて驚いたが、今日調べてみたら、何年も前からこう言っていた。

 「皇后陛下」と言わないのも意図的な悪さだろう。皇室を廃止したいから、こんな異様な言い方を作り出したに違いない。敬意を表するような口振りだが、本心では反対のことを考えている。

 漫画家の小林よしのり先生は「『愛子様』もおかしい。『敬宮様』(としのみやさま)とお呼びすべきだ。皇太子殿下や秋篠宮殿下が子供の時は『浩宮様』(ひろのみやさま)『礼宮様』(あやのみやさま)とお呼びしたが、『徳仁様』(なるひとさま)『文仁様』(ふみひとさま)とは言わなかった。」と論じていた。

 言われてみれば確かにそうだ。「敬宮様」がお生まれになった時、「愛子様」には違和感を感じたが、なぜかはっきりとは分からなかった。

 「皇后さま」という言い方は絶対に駄目だ。

・参考資料
http://www.youtube.com/all_comments?v=s1Lr8GB6FMM 
http://ameblo.jp/hidemasahououji/entry-10889346976.html

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