児童虐待(中)~学校教育を見直せ [*事件や事故]
【2010年05月21日】-メディアは、児童虐待が起きないようにするに「子育てを分担しよう」「近くの人が気づいたら、児童相談所に知らせよう」などと繰り返し呼びかける。産経新聞も最後に「地域で医者や相談所が問題家庭を支えるべきだ」と書いた。
だがそれでは根本的な解決にならない。虐待が起きてから子供を救うことはできるが、虐待をなくすことはできない。虐待の件数さえ減らせない。若い親がどうして虐待するのか原因を解明してから、対策を立てるべきだ。
メディアは虐待の原因として、親の育った家庭を挙げることがある。親も子供の頃虐待を受けていたというのだ。だが学校教育に問題はないのか。
・学校の問題
産経新聞は原因として「望まぬ妊娠や育てにくい子など、親にとって意に沿わない子供であること」とも書いた。いわゆる「できちゃった婚」にならないように学校で教える必要もある。
小中学校でいじめられていた者が親になって、子供に当たることもあるだろう。また学校の時から弱い者をいじめていて、その延長で子供に暴力を振るう者もいるだろう。子供の頃どんな生活を送っていたかも大事だが、報道が掘り下げることはない。
多くの高校生は服装や言葉が乱れているが、心が疲れている証拠だ。(「やばい」は元々犯罪者の言葉だから、多用していたら心が荒む。)あれだけストレスが溜まっていたら、大人になってから何かしでかしても不思議ではない。学校教育にも原因があるはずだが、メディアも役所も考えない。
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