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「こち亀」を何度も取り上げるほど、メディアは暇なのか [*マスコミ]

【2010年05月23日】-19日、いわゆる「こち亀」の麗子像が傾いていたことが分かったので、各メディアは取り上げた。先月は、両津勘吉の持つマスカラが取れていたことをニュースにした。だが、どちらもあんなに大きく扱う必要があるだろうか。

 確かに銅像を壊したり曲げたりしてはいけないが、テレビや全国紙が軒並み取り上げるほど重要だとは思わない。

 大事なニュースはほかに幾らでもある。自殺する人は1年間に3万人もいる。その中には、友達にいじめ抜かれて自殺する小中学生も含む。交通事故で亡くなる人は年間5千人くらいいる。毎日、自殺や事故死のニュースを見せられても飽きるし不愉快になるが、銅像の破壊などよりずっと大事なことだ。

・間違えても反省しない
 「こち亀」のことは軽い話題として取り上げるのだろうが、非難が強すぎる。

 4月下旬マスカラが壊された時、「わざとやったに違いない。悪質だ。」などと強く批判した。だが、男性会社員が酔ってふざけていた時壊してしまったと自首してきたので、悪意がないことが分かった。メディアの非難は的外れだった訳だ。

 それなのに今回もまた強く非難した。日本テレビは近所のおばさんにインタビューして、「絶対に許せない」などと放映した。東京新聞は「地元には衝撃が広がる。」と書いた。大袈裟だ。

 今回も故意ではなく、たまたま曲げてしまったとしたら、メディアはまた間違えることになる。1ヶ月前に間違えたのに全く反省していない訳だ。

 何でもかんでも非難するのがいい訳ではない。メディアは尊大だから、ともかく批判する。非難ばかり聞かされると、怒りっぽくなる。

 「こち亀」の像には子供がよじ登って、写真を撮ることもあると各紙が書いた。もしそれが原因なら今回も悪意がないことになるし、曲げた当人は気づいていないかも知れない。

 子供がそんな不作法なことをしているのなら、メディアはそれこそ取り上げるべきだが、扱わない。犯罪ではないからだろう。違法なことは追及するが、道徳に反するだけなら放置する姿勢はおかしい。今回も葛飾区役所は警察に被害届を出したが、子供は指導しないのか。

 「こち亀」の銅像が被害に遭うと、メディアが何度も取り上げるのは、有名だし都心にあるからだろう。田舎の像はもっとひどい破壊をされても、扱わないはずだ。東京中心主義もよくない。

・リンク
http://www.news24.jp/articles/2010/05/20/07159503.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100521/CK2010052102000052.html

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タグ:こち亀
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