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言語学の学習歴 [英語学]

【2012年10月14日に掲載、16日に訂正】-最近、言語学の勉強会などで知り合った人達がいるが、私が英語学や言語学のどの分野を勉強してきたかあまり説明していない。その人達はこのブログを読んでいるに違いないなので、今日は言語学の学習歴について書く。

 中学の時から英語が好きだったが、英語の学問的な研究に初めて接したのは高校の時だ。学校の図書館にクセジュ文庫の『英語史』が置いてあって、面白いと思った。

 高2の秋、近くの本屋で『英語語原辞典』を買った。巻末には中島文雄先生が「語原学解説」を書いていて、印欧祖語を知った。東大の言語学科に行きたくなった。高3の時はOEDを見るために区立図書館に時々行った。「見るため」なのは理解できなかったので。

 立教の英文科に入り、第2外国語はフランス語にした。

 2年の時の「英語学概論」で中山先生が、ジェフリー・リーチのA Communicative Grammar of English を薦めてくれた。慶応の西山佑司先生が語用論を教えに来ていて、教科書はリーチのPrinciples of Pragmaticsだった。

 3・4年の時は村田勇三郎先生の機能文法のゼミに出た。イギリスのハリデーが始めた英文法だ。変形文法は2回だけ教えてくれた。

 4年の時は吉野利弘先生の英語史と、松井倫子先生のチョーサーの授業にも出た。慶応から来ていた唐須教光先生には、意味論を教わった。

 大学を出てからはNHKの語学講座を全言語聞いて、Old Englishやラテン語、古典ギリシャ語を独学した。このうちまだ文章が読めるのは英独仏だけだ。

 言語学を学ぶために英語音声学、一般音声学、英語史、変形文法、社会言語学などの英書を読んだ。(音声学が一番多くて、英語史は2番目。)ドイツ語史、フランス語史、ギリシャ語史も1冊ずつ読んだ。

 ここ10年くらいは政治思想の保守主義に重点を置いていて、言語学はあまりやっていない。
 

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iPS報道について読売新聞が反省 [医療]

【2012年10月14日】-iPS細胞に関して症例を捏造した森口尚史(ひさし)は、とうとう嘘をついたと認めた。

 一方、新聞は今まで森口の「研究成果」を何度も記事にしてきたので、慌てているようだ。

 読売、毎日、日経、朝日の各紙が、森口の記事を載せてきた。読売は今日付の記事で、森口の肩書きを5度も「米ハーバード大研究員」と書いたと反省している。肩書きより内容の真偽の方が大事だが、内容についてはまだ検証している段階なのだろう。

 毎日や日経産業新聞は2009年から「C型肝炎治療 iPS細胞活用」「肝がん細胞からiPS細胞」といった見出しで、森口氏の「研究成果」を記事にしてきたそうだ。これも捏造かも知れない。

 今回の騒動のため、新聞が本当かどうか確かめずに記事にしてきたことがはっきりした。理系の人間が新聞社には少ないことも一因かも知れない。

 朝日の記者だった本多勝一は京大の薬学部を出たが、ルポルタージュや左翼記事を中心に書いてきた。

 新聞は今回の件を教訓にして、これからは悪い研究者に騙されなくなるかというと、そんなことはないだろう。数年後にはまた嘘の発表を信じ込んでしまうと思う。

・リンク
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121013-OYT1T01325.htm

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