英文が読めないから、英会話ができないのだ [英語教育]
【2013年07月09日】-英語教育の話しに戻る。遠藤議員は朝日新聞の5月1日付にも登場したが、このインタビューを読んだ時も、マスコミの流した俗説を信じ込んでいて、この人の頭にこびりついていると思った。
まず「学校で、英語が話せるようにしましょう」などと言っている。以前から学校の授業だけで英語が話せるようになった人はいたし、10年くらい前から外国人教師を雇って会話に重点を置いているので、英会話のうまい日本人は増えた。それなのにまだ「日本人は英会話ができない」と思い込んでいる。マスコミがそう言い続けてきたからだろう。
また、読解と会話は別物だと思っている。両者は関係がある。ちゃんと読めれば簡単なことは言えるはずで、英会話の全くできない人は英文を読むことも苦手なはずだ。
試験で何とか点が取れるのは、勘で意味を推測しているからだろう。ちゃんと分かって意味を取っているのではないと思う。
マスコミが長い間デタラメを撒き散らしてきたので、英語教育について論理的に考えることができなくなっている。