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「企業と消費者は団結して社会問題に取り組むべきだ」震災を機に倍増 [*経済]

【NMN 2011年08月10日】-株式会社デルフィスと財団法人地球環境財団はエシカル・プロジェクトの一環として、6月末第2回エシカル実態調査を行った。エシカル・プロジェクトとは、人・社会・地球環境を考えて「倫理的に正しい」消費やライフスタイルを目指す運動だ。「エシカル」は英語でethicalと書いて、「倫理的な」を表す。

 前回の調査は2009年12月25日~2010年1月6日に行ったが、今回は東日本大震災から約3ヶ月たった2011年6月27日~30日に実施した。主な結果は以下の通り。

 エシカル・プロジェクトの説明を聞いた上で「興味がある」と答えた人は56.0%だった。性・年代別では60代以上が最も高く、男性は66.0%で女性は68.0%だ。30代では男女とも上昇した。男性は39.0%から42.0%に、女性は60.0%から68.0%に増えた。以前から男性より女性の方が関心が高い。

 「今の時代に合っている」と考える人は79.4%で、エシカル意識が「今後一層増えていく」と答えた人は66.8%だった。

 「そのような活動をしている企業には好感が持てる」と答えた人は73.9%で、「同じような商品であればそのような企業の商品を選びたい」が58.7%と、企業の活動については前回とほぼ同じ高い傾向を示した。

 加えて「そのような活動とビジネスは両立できる」と答えた人は65.7%と前回調査から4.4ポイントも上昇した。社会的課題をビジネスで解決する枠組みに賛同する人が増えたわけだ。

 前回の調査から大きく増えた項目がある。「生活者と企業が一丸となって社会をよくすることに取り組むべきだ」と考える人は77.8%で、震災を機に倍増した。また「寄付型の商品を購入する」は20.3%から32.2%に、「フェアトレードの商品を購入する」は23.8%から30.2%に大きく上昇した。

 商品の価格だけでなく企業の倫理的な面を重視する人が増えているようだ。

調査概要
時期:2011年6月27日~2011年6月30日
地域:全国(都市部・地方部含む)
対象:15歳以上男女1,100名
方法:ウェブ調査

・デルフィス・エシカル・プロジェクト
https://sites.google.com/site/ethicaldelphys/news/2011nian8yue8ri%E3%80%8Cdi2huieshikarushitaidiaozha%E3%80%8Djieguowofabiaoshimashita


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