もらえる年金が少なくても、若い人は恵まれている [*経済]
【2012年01月26日】-年金に関する報道では大抵「若い人は払った分の年金をもらえない」と言うが、これは問題だ。こんなことを言うから、若い人は余計に掛け金を払わなくなる。それなのに、左翼メディアはしつこく不満を煽る。
最近では毎日新聞が1月21日付で、内閣府の経済社会総合研究所が行った試算を根拠にして、「若い世代ほど受益より負担が大きくなる」と書いた。
明治末期から昭和20年まで日本は戦争をしていたので、その頃の人は苦労が多かった。ガスや水道などのインフラストラクチャーも未整備で、昭和40年頃になってやっと整った。
今の30歳以下の人は、子供の頃から恵まれている。それを考え合わせたら、もらえる年金が少ないと不満を漏らすことはない。先人に感謝するためにも掛け金を払うべきだ。
・リンク
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120121ddm008020015000c.html
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis290/e_dis281.html
消費税を上げる前に景気をよくしよう [*経済]
【2012年01月26日】-国会では、消費増税を求める野田首相と解散を求める谷垣総裁が、つばぜり合いを続けている。
野田首相は「年金財政を改善するために消費税を上げたい」と言うが、それは建前だろう。本当は財政赤字が大きいからで、「直接国民のために使う」と言えば、一般国民は納得すると思っているに違いない。首相は何代も前から、このようなことを言ってきた。
年金財政が悪化しているのは、「労働者が減っているからだ」と言うことが多い。掛け金を払う世代が減って、年金を受け取る世代が増えたから、カネが足りないというのだ。
確かにそれが最大の理由だが、不景気も関係あるはずだ。給料が少ないから掛け金を払えない人がいるだろし、業績が悪くて掛け金を払うどころではない企業もあるはずだ。
不景気も年金財政に大きな影を落としているはずだが、それを言う人はいない。増税しても年金財政は改善しないと思うが、例え改善しても不景気のままではまた足りなくなるだろう。
景気をよくすることは、年金を立て直すための根本的な対策のはずだ。与野党は増税と解散で言い争うのではなく、問題の解決を真剣に考えるべきだ。
・参考資料
http://blog.goo.ne.jp/humon007/e/10dd64d816c6eeced7883f32dbf85cfa