英国女王を名乗る電話に騙され、看護婦自殺 [*事件や事故]
【2012年12月08日】-イギリスではキャサリン妃が妊娠したのでめでたい雰囲気になっていたが、同妃が入院している病院の看護婦さんが自殺したので騒ぎになっている。
オーストラリアのラジオ局のパーソナリティー二人は4日午前5時半、エリザベス女王とチャールズ皇太子に成り済まして、エドワード7世病院に電話をかけた。
受付にいたジャシンサ・サルダナ(Jacintha Saldanha, 46歳)さんが電話を取って、王妃担当の看護婦に取り次いだ。ラジオ局のパーソナリティーはキャサリン妃の様子を聞き出し、ラジオで何十回も流した。女王役は「犬に餌をやらないといけない」などと言って、ふざけた。
この情報漏洩を苦にして、サルダナさんは7日午前9時過ぎ、命を絶ったようだ。
病状を話してしまった看護婦が悩むのは当然だが、電話を取り次いだ人が責任を感じるのはちょっと不思議だ。サルダナさんは大人しくて内向的な性格だったようだ。
王妃はつわりのために入院していた。何とも痛ましいことになった。
・参考資料
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2915584/9961329?ctm_campaign=txt_topics
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121208-OYT1T00375.htm