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田中康夫の落選は惜しい-小政党の良さを考えよう [政局]

【2012年12月18日】-おととい投票があったばかりだが、政治はどんどん動いている。民主党は次の代表を選ぶ準備を進め、自民党の安倍総裁は次期首相という前提で経団連会長らと会談した。

 今回の衆院選の特徴は、小政党が議席を減らしたことだ。

 新党日本からは代表の田中康夫氏のみが立候補したが、落選した。改選前、国民新党には二人の議員がいて、新党大地には3人の議員がいたが、当選者はどちらも一人だけだ。社民党は5議席から2議席に減らした。

 小さな政党は注目を集めないので苦戦する傾向にあるが、大政党にはない良さがある。主張がはっきりしているのだ。大政党ではどんな政策にも賛成する議員と反対する議員がいて、はっきりした政策を打ち出しにくい。だが、小政党は人数が少ないので、旗幟を鮮明にすることができる。

 また今回田中氏は「原発廃炉こそ新しい公共事業」とユニークな視点を打ち出したが、これも小政党の良さだ。

 このように小政党の存在意義は大きいのだが、殆どの日本人は深く考えずに流れで判断するので、小政党にあまり投票しない。

 閣僚が8人も落選したのも今回の特徴だ。日本未来の党は9議席しか獲得できなかったが、みんなの党は8人から18人に倍増させた。

 日本維新の会は54議席を得たが、橋下と石原の意見が合わずにそのうち分裂するだろう。たとえ分裂しても、両派は日本全体を考えて主張を展開してくれるとありがたい。

・参考資料
http://www.asahi.com/politics/update/1216/TKY201212160066.html
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/?ref=recc

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タグ:小政党 良さ
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