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日経役員がオリンパスに天下り [*マスコミ]

【2011年10月28日】-J-CAST で高橋洋一教授の書いた文章を読んでいたら、「日経新聞の幹部がオリンパスの社外重役になっている」と書いてあったので、びっくりした。新聞社の幹部が役人のように天下りをしている訳だ。

 朝日新聞でも管理職になった者は大抵、子会社や孫会社に天下りをしてから引退するようだが、新聞社の幹部が一般企業に再就職するのは聞いたことがなかった。

 オリンパスの有価証券報告書をサイトで探して見たら、確かに「来間(くるま)紘」が社外取締役として載っていて、「平成16年3月、日経専務取締役」などと書いてあった。

 オリンパスが来間を受け入れたのは、何かの時に批判を和らげてもらうためだろう。幹部を受け入れておけば、後輩はきついことを書きにくい。

 これでは日経に、役人の天下りや渡りを批判する資格はない。報道の自由を主張する資格もない。金によって報道を歪めているからだ。企業情報を流す情報会社に成り下がってしまったのか。

 日経はきっと今回のオリンパスの騒動に関しても、手加減をして腰の引けた報道をしているだろう。

・金儲け
 オリンパスは投資助言会社に600億円くらいを払ったが、その金は社長だった菊川剛の個人会社に流れたのではないか。そのような裏取引がなければ、600億円も払わないだろう。私利私欲がひどい。

 日経などがオリンパスの巨額支払いに気づいて計画の段階で報じていたら、支払いはやめてこのような騒動にならなかったはずだ。報道機関は天下り先を探すより、不正を見つけるべきだ。

 日経もオリンパスも、金儲けに目がくらんでいる。安直な金儲けで自分は潤っても、日本全体は駄目になってしまう。日本が駄目になれば、自分も長期的には損をする。カルマの法則によっても苦しむ。

 新聞社も企業も志を取り戻せ。

・参考資料
http://www.j-cast.com/2011/10/27111382.html?p=all
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/data/annual/pdf/annual143PB5.pdf

http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/archive/news/20111026ddm005070072000c.html

http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE1E7EAE5E4E6E5E2E0E7E3E2E0E2E3E38297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D

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