今こそ拉致問題を解決しよう [海外情勢]
【2011年12月19日】-私は金正日の死去を待っていた。金正日が亡くなれば、拉致問題が進展するだろうと思ってきたからだ。
労働党政権が続いたとしても、総書記が交代すれば政府の考え方も変わって、拉致した日本人を返すかも知れない。
またクーデターなどが起きて国家体制が変われば、拉致した日本人を留めておく必要はなくなる。
だから金正日が死んだ時が、拉致された人を取り戻すチャンスだろうと期待していたのだ。
とうとうそのチャンスが到来した。日本政府は情勢を分析して、北朝鮮に交渉を持ちかけるべきだ。
北朝鮮は今日の午前中、ミサイルを発射 [中国と朝鮮]
【2011年12月19日に掲載、20日に訂正】-北朝鮮軍はもう行動を起こした。今日の午前中、日本海に向けてミサイルを発射したのだ。短距離ミサイルの発射実験だという。
だが読売新聞は韓国政府筋の話しとして、「ミサイル実験は金正日の死去と関係ないようだ」と報じた。そうだといい。
あまり恐怖におののいてもいけない。読売の別の記事によると、金正日の妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)(65歳)と、その夫の張成沢(チャン・ソンテク)(65歳)が、金正恩(27歳)を支える態勢が出来ている。
叔父と叔母に助けてもらえれば、金正恩も何とかやっていけるだろう。そうなら近いうちに大きな変化はないはずだ。
金敬姫が死ぬまでに正恩が労働党や軍を掌握できれば、北朝鮮の体制はあまり変わらないはずだ。だがそれに失敗したら、きっと軍に追い出されるだろう。
北朝鮮が本当に危ないのは、金敬姫が死んでからのような気がする。(敬称略)
・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899562/news/20111219-OYT1T01075.htm
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899562/news/20111219-OYT1T00643.htm
日韓は北朝鮮の暴発に備えよ [中国と朝鮮]
【2011年12月19日】-野田首相は韓国の李大統領に「日韓の賠償問題は解決済みだ」と説明し、慰安婦像の撤去も要望したので、安堵していたら、北朝鮮の金正日が死んだ。外国のメディアもこれから数日、これで持ち切りだろう。だが死んだばかりなので、大した情報は出ないと思う。
金正日は数年前から体調が悪いのでそろそろ危ないかと思っていたが、意外と早く逝った。三男の正恩がうまく権力を引き継げば混乱しないが、失敗するとクーデターなどが起きるだろう。
正恩が失脚しても、軍が権力を掌握できれば、そこで混乱は終わる。だが軍も国内をうまく治められない場合、韓国や日本に攻撃を仕掛けてくるかも知れない。そうなったら大変だ。
韓国は従軍慰安婦という作り話で日本を揺さぶるのはやめて、日本と共に北朝鮮の攻撃に備えるべきだ。